駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  007101 / 宗教教育 007102 / 宗教教育
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  月曜日 2時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  永井 俊道(ナガイ トシミチ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 用語「宗教教育」の教授概念には現今、宗教一般知識教育、宗教的情操教育、宗派信仰教育、対宗教安全教育、宗教的寛容教育の五つがあり、多くの場合、先入観的に、いずれか一つの義で解釈し、他は棄却してしまっているという傾向が重大問題としてある。当事態を解説・講義する。当事態の史的背景にある宗教教育改革を企図する対日米国占領政策のねらいに、米国流の宗教教育施策があったこと、また、日本国憲法20条の規定不備や昭和22年3月31日公布・施行の教育基本法9条の補完規定の不徹底に起因する事後の紆余曲折事態が宗教教育論を迷走させた経緯、さらに新「教育基本法」の改正点について講義をする。その上で、あらためて「宗教の定義」の諸相を概観する。 本講義は、決して、ある特定の宗教・宗派を価値ありとして判定して促進したり、または、価値なしと判定してそれを抑制したりするというような内容・方法を専らに考える 、とかくありがちないわゆる宗派信仰への導入をのみ考える狭義の宗教教育を構想する講義ではない。端的には自覚的寛容の態度育成の方途を構想する。種々の宗教と称されている現象事例を取り上げる。具体的には、身振り・ 音声・文字等の各教材、マルチメディア等を用いて、現代社会における宗教と関わる様々な題材を取り上げ、宗教教育との関連について考える。
 到達目標(ねらい) 用語「宗教」の定義の諸相について、用語「宗教教育」の5つの教授概念について、とも に、客観的に概説できるようになる。現代社会における宗教と関わる様々な問題について、 宗教教育との関わりについて考えられるようになる。宗教教育論議を、政策論議・法律論議 すなわち法的思考に傾斜させないで、教育的思考で、国公私立の全てに適用されている改正 教育基本法第15条規定の具現化を構想できるようになる。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 はじめに 年間授業方針→適宜、時宜を得て順序変更あり レポート・課題(前期課題・後期課題・休講課題)について予告します ①「宗教教育」の序説とし て、日常生活で何気なく、歌ったり、聞いたりして いる「うた」を意識的に対象化して、そこから宗教的意味を考える(「千の風になって」、「アンパンマンのマーチ」など)。様々な身の回りのものに焦点をあて、宗教教育を論じていく端緒にしていく。 ②また、「アンパンマンのマーチ」の歌詞にも注目し、宗教教育の、内容論として、方法論として示唆している点について考察していく端緒とする。 ③教育の場面(家庭教育・学校教育・地域社会の教育)・親の信仰と 未成年者の信仰 (家庭教育における宗教教育論議)について考える。
教育観の分類 : 「開発主義か − 注入主義か」 メダカの学校型 - すずめの学校型 「本覚−始覚」 少年僧道元の疑問(疑団)。比叡山では、「本来本法性、天然自性身」(人間は生まれながらに仏性を有しているから、その身そのままで仏となれる) ならば「それでは何故、過去現在未来の諸仏は殊更に発心し修行する必要があるのであろうか」という疑問、 修証 一等、只管打坐について。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
「宗教教育」・「宗派教育」について、これまでの自分が理解していたことやイメージをまとめる。また、本時のガイダンスを受けて感じた「宗教教育」について内容やイメージの違いについてまとめる。YeStudyに提出する。
60分
第 2 回
授業の計画・内容 「宗教教育」について考える(1)
①用語「宗教教育」をいかなる意味でとらえているのかを意識的に対象化する。 ②『広辞苑』での「宗教教育」の定義について。③用語「宗教教育」の教授概念を5類型で考える。さらに6類型目を想定するか 否かについて。④宗教的情操教育の成立基盤をめぐる対立的2見解。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通して、「宗教教育」がどのように分類されてきたのかまとめておく。授業内で発表する。
(復習課題)
宗教的情操教育の成立基盤の2つの見解について、それぞれの意見感想をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 3 回
授業の計画・内容 宗教教育について考える(2)
法的思考(legal mind)から教育的思考(educational mind)へ (米国国内事情、 大日本帝国憲法と教育勅語 、マッカーサーと日本国憲法、 日本国憲法と同第20条文言「宗教教育」問題 、日本国憲法と(旧)教育基本法における文言「特 定の宗教における宗教教育」問題) 、日本国内で自殺したイラン人に対する行政の葬送儀礼対応問題(禁忌の火葬措置) 、日本の役人は他国の宗教規範に対応出来る知識・理解、態度、技能の習得が課題、 新教育基本法における文言「特定の宗教のための宗教教育」及び第15条規定 新教育基本法における旧態依然の問題などについて考える。
日本国憲法・教育基本法・初期社会科学習指導要領の相互補完関係、旧教育基本法第9条立法制定審議の推移相 、旧教育基本法第8条立法制定審議の推移相
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配布の資料に目を通し、戦後の宗教教育に関する問題点について、自分の意見をまとめる。授業内に発表する。
60分
第 4 回
授業の計画・内容 宗教教育について考える(3)
「宗教の様々な分類」 「宗教の定義集」 「聖と俗」・「超越的関心」・「究極的関心」 いわゆる真の終戦(独立)後の宗教の定義の変遷考 …終戦後刊行の『広辞苑』各版にみる定義「宗教」の変移考… あなた(受講生)の「宗教」 の定義を考えてみよう。 あなたの「宗教の定義」は。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、宗教教育の定義がどのように変遷してきたかまとめる。授業内に発表する。
(復習課題)
本時の授業を受けて、あなたは「宗教教育」をどのように定義するかまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 5 回
授業の計画・内容 現代日本人の神仏観
明治維新を境にした神仏習合と神仏分離は、日本人にどのような影響を与えたのか。日本人は「本当に無宗教なのか」、現代の日本人は神仏を信じているのではないのかについて考える。
明治時代の宗教教育(神仏分離令・廃仏毀釈・教導職設置・キリスト教の広まり と明治政府の対応)、 江戸時代以前の宗教教育と明治維新後の宗教教育に関して考える。特に、神仏分離令が、その後の日本の宗教的な考え方にどのように関わっていったのか考える。
明治時代の宗教教育(宗教教育の禁止時期における宗教教育をめぐる論争) 明治政府の政策と宗教教育に対する政策との関わりについて考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、明治政府による宗教政策と宗教教育の流れについてまとめる。
60分
第 6 回
授業の計画・内容 大正時代から第二次世界大戦終了期の宗教教育(宗教的情操の涵養をめぐる論爭):宗教的情操の涵養をめぐる戦前の宗教教育議論について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、日本人が「無宗教だ」といわれることについて、どのように考えるか意見をまとめる。
(復習課題)
本時の学習内容から、神仏習合と神仏分離が日本人の宗教観に及ぼした影響についてまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 7 回
授業の計画・内容 戦後教育と宗教教育・宗教教育と宗教科教育、 戦後教育の中で宗教教育・宗教科教育はどのように捉えられるべきか、学習指導要領(小学校・中学校)の内容と比較しながら考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、戦後の学校教育における宗教と教育の関係について自分の考えをまとめる。授業の中の討議で発表する。
60分
第 8 回
授業の計画・内容 「中学校社会」と「特別の教科 道徳」について((1)
『中学校学習指導要領 社会編』・『中学校学習指導要領 特別の教科 道徳』から宗教教育と関わる部分について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の中学校社会科と特別の教科道徳の『学習指導要領(部分)』に目を通し、宗教と関連する部分にチェックを入れ、宗教との関連性について説明できるようにする。授業内に発表する。
60分
第 9 回
授業の計画・内容 「中学校社会」と「特別の教科 道徳」について(2)
『中学校学習指導要領 社会編』・『中学校学習指導要領 特別の教科 道徳』から宗教教育と関わる部分について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
本時の授業を受けて、中学社会と特別の教科道徳の学習指導要領の内容と宗教との関連について、具体的にどのように考えたかまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 10 回
授業の計画・内容 『宗門往来』を講読(1)
江戸時代の人々の仏教に対する考え方を探る。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
事前に分担を決めて配布した『朱門往来』を、Wordファイルに活字に起こし、内容について説明できるようにする。活字にしたWordファイルは、YeStudyに提出する。授業内で、ファイルを元に各自説明する。
120分
第 11 回
授業の計画・内容 『宗門往来』を講(2)
江戸時代の人々の仏教に対する考え方を探る。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
前回・本時の授業を通して、『宗教往来』には具体的にどのような内容が書かれているのか、また、この本は何のために書かれたのかについてまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 12 回
授業の計画・内容 伝統行事と宗教教育
七夕やお盆など日本の伝統行事を教材に、宗教教育の原点について考える。また、具体的に現代で復活した伝統行事について映像を通して考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
自分の住んでいる地域で行われている(かつて行われていた)伝統行事についてまとめ、YeStudyに提出する。授業内で紹介する。
60分
第 13 回
授業の計画・内容 訳語としての「宗教」と「religion」について考える。あわせて、『広辞苑』に見られる「宗教」・「宗教教育」の定義の変遷から、日本における「宗教教育」に対する考え方を見直す。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時に配付した資料に目を通し、「宗教」という語句を3つの事典で引いて内容を比較しする。
60分
第 14 回
授業の計画・内容 お墓と葬送儀礼(1)
お墓と墓石の違いは何か、お墓の歴史と日本人の死生観について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
現代社会では、お墓についてどのようなことに関心がもたれているか、5つあげてそれぞれに自分の意見・感想をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 15 回
授業の計画・内容 お墓と葬送儀礼(2)
現代社会におけるお墓や遺骨の問題に対する考え方の変化と、宗教教育について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時に配付した資料をよく読み込んでおく。
(復習課題)
事前に提出したお墓についての関心事の中から、1つを取上げ、授業内容に照らしてどのように解決したら良いか意見をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 16 回
授業の計画・内容 「死生学」の観点から「死」について考える(1)
『学習指導要領』に見られる死に関する記述、死生学と臨床死生学、死をめぐる現代社会の問題点などについて考える。また、死の医療化と囲い込み、1人称・2人称・3人称の死などから、「死」とはどのようなものか見つめる。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
死について考えた場合、「自分の死」・「身内や知人の死」・「知らない人の死」ではどのように感じ方が違うと思うかまとめる。授業内で発表する。
60分
第 17 回
授業の計画・内容 「死生学の観点から「死」について考える(2)
人にとって「死」とは何か、宗教教育や道徳教育で「死」をどのように扱うのか、日本人の他界観と仏教や神道と他界観について考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
授業内容をもとに、「穏やかな死」を迎えるためにはどのようなことが大切か、意見や感想をまとめYeStudyに提出する。
60分
第 18 回
授業の計画・内容 デス・エデュケーションとその実践
日本人の地獄観(1)
まず、日本人の地獄のイメージとなった『往生要集』に描かれた地獄について考え、その後の地獄観の変化と日本人の宗教観についても考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、自分の持っている地獄のイメージをまとめる。授業の中で発表する。
60分
第 19 回
授業の計画・内容 日本人の地獄観(2)
地獄観が日本の地域社会における教育や家庭教育において、日本人の宗教教育と道徳教育にどのような意味を持っていたかについて考える。
『檀林九相図』は何のために描かれたのか考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
本時の学習を通して、『檀林九相図』についての感想や意見をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 20 回
授業の計画・内容 医療現場のターミナル・ケア等 お迎え現象(慣れ親しんだ日常性の家庭などで、親しい故人が現れて、安心→ あの世に対する不安・恐怖が軽減・解消され →安らかな最期・臨死) 団塊の世代の大量退職→老齢社会→さらぬわかれ・死 への社会的対応 脳死(温かい死)、心肺停止(冷たい死) 臓器移植(輸血を含 む)、輸血拒否事例など。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、延命治療についての問題や解決法について、意見や感想をまとめる。授業中の討議で発表する。
60分
第 21 回
授業の計画・内容 ターミナルケアの現場から宗教との関わりを考える。キュプラー・ロスの『死の瞬間』・医療現場における「ビハーラ」という考え方や実践例について宗教という視点で考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
キュブラー・ロスについて調べ、特に死を受け入れるプロセスとはどのようなものなのか、意見と感想をまとめる。授業中に発表する。
60分
第 22 回
授業の計画・内容 自殺予防
2006年に自殺対策基本法が制定され、自殺予防が社会全体で取り組むべき課題とされた。自殺予防のために採られている対策の現状、予防の基本概念、対策の原則について解説し、自殺予防に宗教はどのように関わるべきか考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、現代社会における自殺者の動向と特徴についてまとめる。授業内で発表する。
60分
第 23 回
授業の計画・内容 いじめの問題を宗教教育でどのように取り扱うか 。絵本『わたしの妹』を題材に実際の授業を考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時に配付した資料に目を通し、現在のいじめに対してどのように考えるか、意見や感想をまとめる。合わせて、絵本『わたしの妹』の全文を読んで、「なぜ、いじめは残酷な問題なのか」意見をまとめる。授業内の討議で発表する。
60分
第 24 回
授業の計画・内容 東日本大震災を通して宗教教育について考える。 東日本大震災後の宗教界の動きと復興に向けた動きの中で、宗教者が被災した人々とどのように関わっていくべきか考える。あわせて、「寺院消滅」などといわれる社会で、寺院・神社など伝統的宗教は地域社会においてどのような役割を果たすべきか考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、東日本大震災後の日本では宗教との関わりがどのように変化したのか意見をまとめる。また、地域と寺院の関係はどうあるべきかについても、意見をまとめておく。授業中の討議で発表する。
60分
第 25 回
授業の計画・内容 死生観と宗教・マスメディアと死生・マンガと死生死生観に関する人々の問いに答えることは、宗教の重要な役割である。これまでの宗教が、どのようなメッセージを発信して、人々の死生観を支えてきたか考える。現代の世界において、地域や文化によって宗教に対する人々の態度には大きな違いがある。宗教と死生観の関連性について考え、生命倫理に関する諸問題と宗教徒の関わりについても考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
身の回りの漫画を題材に、宗教教育的な側面から何をどのように教えたいかまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 26 回
授業の計画・内容 生命倫理と宗教教育(1)
クローン技術・遺伝子治療から出生前診断、脳死と臓器移植など、生命倫理に関わる問題に、宗教や宗教教育はどのように関わることができるのか考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、医療技術の進歩が新たにどのような苦しみを生み出したか、意見や感想をまとめておおく。授業中の討議で発表する。
60分
第 27 回
授業の計画・内容 生命倫理と宗教教育(2)
遺伝子治療から出生前診断、脳死と臓器移植など医療技術の進歩により、現代社会では人工中絶や尊厳死・安楽死など、生命倫理に関わる新たな問題が発生した。これらの問題とどのように関わっていかなければならないか考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
本時の授業をもとに、医療の進歩と「人間機械論」的な考え方と宗教的な考え方はどのように関わっていくべきか意見や感想をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
第 28 回
授業の計画・内容 文学作品にみる日本人の死生観
『平家物語』、『方丈記』、『徒然草』や井原西鶴・近松門左衛門らの作品の登場人物をもとに、作品と宗教の関わり、それぞれの時代の宗教観・他界観・死生観との関わりについて考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
資料として配付した文学作品の文章(部分)を読み、当時の宗教観・死生観・他界観・歴史観などを反映していると思われる部分を3~5箇所記して、その理由をまとめ、YeStudyに提出する。
90分
第 29 回
授業の計画・内容 宗教と社会活動(1)
明治維新以降の宗教と社会活動について、キリスト教の影響を受けながら、日本の宗教界もどのように関わってきたのか考える。その中で、「教化」活動を通した仏教界の社会教育のようすについて、宗教教育の側面から考える。
準備学習
(予習・復習等)
(予習課題)
前時配付の資料に目を通し、明治以降の日本ではどのような形で宗教が社会事業に関わってきたかまとめる。授業内で発表する。
60分
第 30 回
授業の計画・内容 宗教と社会活動(2)
明治維新以降の宗教と社会活動について、キリスト教の影響を受けながら、日本の宗教界もどのように関わってきたのか考える。その中で、「教化」活動を通した仏教界の社会教育のようすについて、宗教教育の側面から考える。
準備学習
(予習・復習等)
(復習課題)
本時の授業をもとに、現代社会において宗教はどのように社会活動に関わっていかなければならないか意見や感想をまとめ、YeStudyに提出する。
60分
 履修上の留意点等 日頃から、宗教や宗教教育に関する新聞記事をスクラップするなど、日常生活の中での出来事に注意するようにこころがけること。授業内に意見や考えを書いてもらったり、発表してもらうので、学生が主体的・積極的に取り組むことを望む。
 成績評価の方法
試験
50 % レポート
小テスト
10 % 平常点
20 %
予習・復習課題及び課題授業の提出物
20 %
授業後のリアクションぺーパーや休講の課題の提出物など。


前期・後期に1回ずつ、授業内容に合わせてレポートを課す。適宜、授業に関して予習や復習課題・休講課題・授業内でのリアクションパーパーなども課す。予習・復習・休講の課題およびリアクションパーパーは、授業にフィードバックして授業中の討論材料にも利用する予定。
 教科書/テキスト
特になし。適宜、授業中にプリントを配布するので、プリント整理用のノートもしくはファ イルを準備すること(A4サイズ)。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
『中学校学習指導要領』・『高等学校学習指導要領』の総則編・社会編・特別の教科道徳については、図書館やインターネット上で確認すること。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 年間の授業を通して、お墓の歴史や死生観・宗教観・他界観について様々な視点から考える機会となった。あるいは、「死」というものについて身近な問題として考えるきっかけとなったというような意見が寄せられた。本年度も、後期の授業では、シラバスにあるように、現代社会の具体的事象について、宗教学・宗教教育の視点から考える授業を行っていきたい。
授業内容に関連した映像を見る機会をできるだけ設けたが、この点については具体的で理解につながったという意見が多くあったので、本年度も映像を活用していきたい。また、授業アンケートでは、授業配付資料が授業の理解に役立ったという意見が多かったので、本年度も精査した資料と授業プリントを準備したい。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目 当科目は中学・高等学校の宗教科・社会科・地歴公民科の実務経験を有する教員による授業科目です。
 アクティブラーニング型の授業科目