駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  014801 / 近世文学研究Ⅱ
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  水曜日 1時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  近衞 典子(コノエ ノリコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 上田秋成は『雨月物語』や『春雨物語』といった読本の作者として知られていますが、実は和歌の名手でもあり、俳諧などにおいてもその技量を発揮しました。
本科目では、秋成の和歌・俳諧を中心として読解していきます。前期は秋成晩年の和歌・和文集『藤簍冊子(つづらぶみ)』を取り上げます。秋成の古稀を祝して出版された作品で、風変りなタイトルは、秋成が折々に書いた作品を小さな手箱「つづら」に入れていたところから付けられました。この中から和歌紀行『秋山記』を中心に読解していきます。
後期は、同じ旅行を題材としつつも俳諧紀行として綴った『去年の枝折』を読みます。江戸の人々の旅行とはどのようなものであったのか、なぜこれらの紀行文に『源氏物語』論や芭蕉批判が書き込まれているのか、などについても研究していきます。
必要に応じて、博物館や寺社見学、歌舞伎鑑賞などのフィールドワークを行うことがあります。
 到達目標(ねらい) 個人的な体験を執筆の契機としている秋成の作品を理解するためには、秋成の生涯を知る必要があります。また、単に秋成の作品を読み味わうだけでなく、文学史的な位置づけを模索することが重要です。本講座では、次の点を到達目標とします。
1、秋成の略歴を知り、文芸を中心とした秋成の交友関係を的確に把握する。
2、秋成の和歌・和文、俳諧の作品内容を正確に読解する。
3、作品中に表れた秋成の物語論を深く理解する。
4、秋成作品の和歌史・俳諧史における位置付けを理解する。
本科目は文学部国文学科の学位授与方針5「専門分野の知識・技能の活用力」に深く関連します。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス
準備学習
(予習・復習等)
近世文学についての予備知識を自主的に学んでおく。 120分
第 2 回
授業の計画・内容 秋成の略歴(1)誕生~『雨月物語』成立
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 3 回
授業の計画・内容 秋成の略歴(2)『雨月物語』刊行前後~『癇癖談』執筆
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 4 回
授業の計画・内容 秋成の略歴(3)京都移住後~死去
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 5 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』作品解説(1)序文読解
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 6 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』作品解説(2)出版の背景
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 7 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(1)秋成の和歌を読む(その1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 8 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(2)秋成の和歌を読む(その2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 9 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(3)『秋山記』を読む(その1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 10 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(4)『秋山記』を読む(その2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 11 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(5)『秋山記』を読む(その3)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 12 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(6)『秋山記』を読む(その4)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 13 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(7)『秋山記』研究(その1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 14 回
授業の計画・内容 『藤簍冊子』鑑賞(8)『秋山記』研究(その2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 15 回
授業の計画・内容 前期まとめ
準備学習
(予習・復習等)
前期作品に対する自らの知見を整理しておくこと。レポートを作成・提出。 240分
第 16 回
授業の計画・内容 和歌・連歌・俳諧の流れ(1)
準備学習
(予習・復習等)
前回配付した課題を提出。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 17 回
授業の計画・内容 和歌・連歌・俳諧の流れ(2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 18 回
授業の計画・内容 『去年の枝折』を読む(1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 19 回
授業の計画・内容 『去年の枝折』を読む(2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 20 回
授業の計画・内容 『去年の枝折』を読む(3)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 21 回
授業の計画・内容 『去年の枝折』を読む(4)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 22 回
授業の計画・内容 『去年の枝折』を読む(5)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 23 回
授業の計画・内容 秋成の芭蕉批判(1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 24 回
授業の計画・内容 秋成の芭蕉批判(2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 25 回
授業の計画・内容 秋成の俳諧を読む(1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 26 回
授業の計画・内容 秋成の俳諧を読む(2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 27 回
授業の計画・内容 『秋山記』と『去年の枝折』(1)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 28 回
授業の計画・内容 『秋山記』と『去年の枝折』(2)
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。当日配付資料を翌週までに読解する。 240分
第 29 回
授業の計画・内容 秋成にとっての創作とは何か
準備学習
(予習・復習等)
前回の課題を確認。後期の作品について自らの知見をまとめる。 240分
第 30 回
授業の計画・内容 1年間の振り返り
準備学習
(予習・復習等)
レポート作成・提出。 240分
 履修上の留意点等 取り上げる作品により、必要に応じて演習形式で行うことがあります。また、近世文化への理解を深めるため、学外研修(フィールドワークや博物館見学など)を行うことがあります。
 成績評価の方法
試験
50 % レポート
小テスト
50 % 平常点




授業への取り組み姿勢、レポート等で総合的に評価します。
 教科書/テキスト
教科書は使用しません。必要に応じて、教材を配付する予定です。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
高田衛『完本 上田秋成年譜考説』(ぺりかん社、2013年)、『近世歌文集 下』(新日本古典文学大系68、岩波書店、1997年)。その他、必要に応じて、授業中に適宜指示します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 作品に即して解説するだけでなく、近世期の庶民の生活習慣や倫理観、年中行事など、より幅広く近世文学への理解を深めるような話題を提供したい。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 本科目では、和歌・俳諧の解釈や論文読解において事前に課題を提示、各自が意見をまとめてきた上で、それに基づいてグループワークを行う形式を取り入れています。必要に応じて、歌舞伎・浄瑠璃鑑賞や浮世絵の鑑賞、文学探査などを実施する場合もあります。