駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  016801 / 東洋思想史 016802 / 東洋思想史 016803 / 東洋思想史
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  水曜日 2時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  末木 恭彦(スエキ ヤスヒコ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 東アジアの思想の大きな流れである儒学は、東アジア諸地域の哲学、倫理、宗教に大きな影響を与えている。その儒学を基本テキスト(経書)の概要・理解史に依って理解しようと試みる。なお、その手がかりとして、江戸時代の学問入門書(読書案内)である荻生徂徠『経子史要覧』を用いる。今年度は、儒学の周辺を為す史の部分を中心に中国古典の世界を紹介する。
 到達目標(ねらい) 儒学を始めとする中国古典の世界に一定の理解を得、東アジア諸地域の哲学・倫理・宗教理解の基礎となる知識を得る事を目的とする。なお、本科目は、駒澤大学学位授与方針のDP2に関連する。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス
準備学習
(予習・復習等)
興味の有る人は儒学史の概略を調べておく。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 (始めに徂徠の偏向を知るため彼の伝記を語っておく。)
荻生徂徠について(1)初期の活動
準備学習
(予習・復習等)
荻生徂徠について調べておく。
復習ノートはしっかりと作る。
疑問点は事典や解説書で調べておく。
60分
第 3 回
授業の計画・内容 荻生徂徠について(2)後期の活動
準備学習
(予習・復習等)
第2回と同じ 60分
第 4 回
授業の計画・内容 荻生徂徠について(3)徂徠学
準備学習
(予習・復習等)
第3回と同じ 60分
第 5 回
授業の計画・内容 經子史要覧に就いて
準備学習
(予習・復習等)
經子史要覧をぱらぱらと捲って見ておく。
復習ノートを作る。
疑問点は事典や参考書で調べておく。
60分
第 6 回
授業の計画・内容 (今年は史部を中心とするので『經子史要覧』下史総論から読む)
『經子史要覧』下史総論を読む(1)史書の形態
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 7 回
授業の計画・内容 史総論をめぐって(2)史を読むの六事
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 8 回
授業の計画・内容 史総論をめぐって(3)史を見るには必ず志を見るべし
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 9 回
授業の計画・内容 史総論を巡って(4)朱子通鑑綱目
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 10 回
授業の計画・内容 史総論を巡って(5)史記百三十巻・漢書百十八巻
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 11 回
授業の計画・内容 史総論をめぐって(6)日本上古中古の事
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史総論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 12 回
授業の計画・内容 左傳(1)春秋の三傅
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下左傳の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 13 回
授業の計画・内容 左傳(2)春秋を学ぶ意義
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下左傳の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 14 回
授業の計画・内容 左傳(3)子夏の門人公羊高
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下左傳の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 15 回
授業の計画・内容 前期の理解度の調査
準備学習
(予習・復習等)
前期の講義内容を総復習しておく 60分
第 16 回
授業の計画・内容 左傳(4)林堯叟之注
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下左傳の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 17 回
授業の計画・内容 左傳(5)左氏傅は魯の左史の作
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下左傳の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 18 回
授業の計画・内容 國語(1)國語の編作
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下國語の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 19 回
授業の計画・内容 國語(2)韋昭注
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下國語の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 20 回
授業の計画・内容 國語(3)廩人
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下國語の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 21 回
授業の計画・内容 史記(1)史記の制
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史記の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 22 回
授業の計画・内容 史記(2)先に八書を熟読す
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史記の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 23 回
授業の計画・内容 史記(3)史記・漢書とて難しきものにてはなし
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史記の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 24 回
授業の計画・内容 漢書
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下漢書の項を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べて
おく。
60分
第 25 回
授業の計画・内容 史要覧後論(1)歴史書
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史要覧後論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 26 回
授業の計画・内容 史要覧後論(2)歴世の事知るべし
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史要覧後論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 27 回
授業の計画・内容 史要覧後論(3)漢以前の書
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史要覧後論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 28 回
授業の計画・内容 史要覧後論(4)古学絶えんとす
準備学習
(予習・復習等)
『經子史要覧』下史要覧後論を読んでおく。
復習ノートを作る。疑問点は事典・参考書で調べておく。
60分
第 29 回
授業の計画・内容 一年間の講義のまとめ
準備学習
(予習・復習等)
一年間の講議を復習しておく。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 後期の理解度調査
準備学習
(予習・復習等)
リポートを課す。詳しくは授業中に発表する。 360分
 履修上の留意点等 この授業は準備より復習に力を注いでほしい。話は、同じ時代のことを並列して語ることになる。その点が理解できないと全体が見えてこない。この点に注意してノートを整理すること。
 成績評価の方法
試験
80 % レポート
小テスト
20 % 平常点





 教科書/テキスト
『経子史要覧』(複写版を配る)
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
関口順『儒学のかたち』(東大出版会)ISBN978-4-13-013041-7
土田健次郎『儒教入門』(東大出版会)ISBN978-4-13-013150-6
礪波護・岸本美緒・杉山正明編『中国歴史研究入門』ISBN978-4-8158-0527-2
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 授業の目的をつかみにくいようである。履修上の留意点に記した點に注意して復習ノートを作れば、理解が進むはずである。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 講義中に適宜「問題」或いは「課題」を出しそれについて議論をして貰う時間を取る。