駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  022811 / 国語科教育法Ⅰ
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  土曜日 5時限
 単位数  4
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  森 大徳(モリ ヒロノリ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  高校国語科における教育、及び、学習過程のイメージを学習指導要領に基づき理解し、それらを授業において実践する力を身につけるため、教育現場で用いられている様々な教材に即しつつ授業を行う。
 またこれまで提案、実践されてきた多種多様な授業方法、指導理論を講義・紹介する。併せて、教材研究の方法についても取り上げる。そして受講学生が具体的な授業場面を想定した授業指導案を作成し、模擬授業実技を行い、自身での評価、及び、学生間の相互評価等の振り返りを行う。特に、新学習指導要領の全面実施に対応できる力を身に付けることに留意した授業を行う。
 国語科教育の方法に完成型はない。常によりよい授業とはどういうものかを模索し続ける姿勢が受講学生には求められる。授業態度が受身にならないことを望む。
 到達目標(ねらい)  国語という教科が担う役割を、高等学校の授業内容を通して理解・認識することを本授業のテーマとする。
 また、教育実習を見据えて授業指導案を作成し、実際に授業を行うための基礎力を身につけることを到達目標とする。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 国語科教育とは(1)現行学習指導要領理解する
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 国語科教育とは(2)新学習指導要領の改訂の方向性を理解する
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 各科目の理解と具体的な教材(1)国語総合
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 各科目の理解と具体的な教材(2)現代文A・B
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 各科目の理解と具体的な教材(3)古典A・B
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 各科目の理解と具体的な教材(4)国語表現
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 学習活動の実際と具体的な指導理論(1)話すこと・聞くこと
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 学習活動の実際と具体的な指導理論(2)書くこと
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 学習活動の実際と具体的な指導理論(3)読むこと
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 学習活動の実際と具体的な指導理論(4)伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 評価についての考え方の変遷と、それらに対する理解
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 指導計画・授業指導案の作成(1)教材選定・学習目標・教材観・生徒観等
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 指導計画・授業指導案の作成(2)授業計画・授業展開・板書等
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 指導計画・授業指導案の作成(3)主体的・対話的学びと評価方法との関連
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 15 回
授業の計画・内容 読書指導、及びITの活用法
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 16 回
授業の計画・内容 現代文の教材研究と授業指導案作成(1)説明文・記録文
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 17 回
授業の計画・内容 現代文の教材研究と授業指導案作成(2)小説・随筆
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 18 回
授業の計画・内容 現代文の教材研究と授業指導案作成(3)韻文
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 19 回
授業の計画・内容 現代文の模擬授業(1)評論
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 20 回
授業の計画・内容 現代文の模擬授業(2)小説
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 21 回
授業の計画・内容 古典の教材研究と授業指導案作成(1)古文―国語総合―
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 22 回
授業の計画・内容 古典の教材研究と授業指導案作成(2)古文―古典A・B―
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 23 回
授業の計画・内容 古典の教材研究と授業指導案作成(3)漢文―国語総合―
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 24 回
授業の計画・内容 古典の教材研究と授業指導案作成(4)漢文―古典A・B
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 25 回
授業の計画・内容 古典の模擬授業(1)古文
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 26 回
授業の計画・内容 古典の模擬授業(2)漢文
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 27 回
授業の計画・内容 国語表現の教材研究と授業指導案作成
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 28 回
授業の計画・内容 国語表現の模擬授業
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 29 回
授業の計画・内容 アクティブ・ラーニング、及び、コミュニケーション力育成について
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 言語文化と異文化理解、及び、他教科との連携について
準備学習
(予習・復習等)
授業時に指示する。 60分
 履修上の留意点等  日本文学史全般に関わる知識、各時代の文芸思潮、文芸理念、また古典文法など、高等学校で学習した内容について復習しておくこと。
 なお、本授業は教育実習校に、教育実習に行くことを前提とした授業である。教育実習生にふさわしい授業マナーをわきまえること。
 成績評価の方法
20 % 試験
20 % レポート
10 % 小テスト
10 % 平常点
40 %
授業指導案作成、及び模擬授業の内容



評価の中心は授業指導案と、それに基づく模擬授業の内容である。
試験では国語教育全般に関わる基礎知識を問う。
小テストは授業ごとの課題に即して行う。
レポートは、国語教育に関する書籍に関わるものである。
 教科書/テキスト
・高等学校学習指導要領(平成30年3月告知 文部科学省)
・評価規準の作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料 高等学校 国語
(平成24年7月 国立教育政策研究所教育課程研究センター)

また以下の中学校の国語科指導要領関係の書籍も参考にする。
・中学校学習指導要領(平成29年3月告知 文部科学省)
・中学校学習指導要領解説 国語編(平成29年6月 文部科学省)
・中学校学習指導要領(平成20年3月 文部科学省)
・中学校学習指導要領解説 国語編(平成20年7月 文部科学省)
⇒文部科学省『中学校学習指導要領解説 国語編』
(東洋館出版社 265円 978-4491033037)
・中学校学習指導要領比較対象表(平成29年3月公示 文部科学省)
評価基準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料 中学校国語(平成23年11月 国立教育政策研究所教育課程研究センター)
・幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(平成28年12月21日答申 中央教育審議会)

以上のほか、毎授業、プリントを配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
町田守弘編『実践国語科教育法-第3版』(学文社)
そのほかの参考書については、授業ごとに示す。 
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 2020年度より本授業を担当する。
授業内容や方法に関する学生の感想や意見は、随時受け付ける。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目