駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  036901 / 人文地理学概説 036902 / 人文地理学概説
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  金曜日 5時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  今井 理雄(イマイ ミチオ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 地理学を構成する要素のひとつである「人文地理学」について,基礎的な知識と考え方について,通年の講義を通して習得します.とくに地理学の研究において一般的な「系統地理学」の視点から地域を捉え,考えることを目的とします.
本講義は,歴史学科の専門科目のほか,教職課程に対する開講科目としての性格を含んでいますが,「地理」に関する中学・高校の各学習指導要領においても,この「地域を分析し考える力」の養成を重視しています.おそらく多くの学生がイメージするであろう「”地名・物産を暗記する”地理」とは大きく異なりますので,注意が必要です.
本講義では,「地理学」を考えるために必要な知識をふまえたうえで,人文地理学および地域社会を捉えるうえで重要な「地域のつながり」と「持続可能な地域社会」をキーワードに,人文地理学の視点を,年間を通して整理していきます.
 到達目標(ねらい) 地理学を学び,また教える目的として,地域を的確に把握し,空間的な関係性をふまえつつ分析することが求められています.単純に暗記するための知識の羅列ではなく,課題を見出し,理論的な思考力を培うことを意識して講義を進めます.
「地域社会を的確に捉え考える力」の養成はさることながら,教職に就くかどうかに関わらず,社会で活用できるであろう「物事の本質を見極め考える力」が習得できることを念頭に置きます.
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 オリエンテーション―「地理学」を学ぶにあたって
準備学習
(予習・復習等)
シラバスの確認/ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 2 回
授業の計画・内容 「地理学」とは何か?―「系統地理学と地誌学」「自然地理学と人文地理学」
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 3 回
授業の計画・内容 「人文地理学」と「系統地理学」
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 4 回
授業の計画・内容 地域の捉え方・考え方(1)―「地域」とは何か?
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 5 回
授業の計画・内容 地域の捉え方・考え方(2)―「等質地域」と「機能地域」
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 6 回
授業の計画・内容 地図と地理学
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
第 7 回
授業の計画・内容 都市地理学(1)―都市とは何か?
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 8 回
授業の計画・内容 都市地理学(2)―都市の形成と発展・都心と郊外・日本の都市システム
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 9 回
授業の計画・内容 都市地理学(3)―移動と流動・まちの変化
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 10 回
授業の計画・内容 都市地理学(4)―現代の都市で生じる課題
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 11 回
授業の計画・内容 人口地理学・社会地理学―人口問題と少子高齢化
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 12 回
授業の計画・内容 まちづくりと地理学(1)―中心市街地空洞化と活性化
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 13 回
授業の計画・内容 まちづくりと地理学(2)―都市政策とコンパクトシティ
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 14 回
授業の計画・内容 地域を調査し考える(1)―地図とフィールドワーク
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 15 回
授業の計画・内容 地域を調査し考える(2)―地域調査の方法(夏季レポートについて)
準備学習
(予習・復習等)
地域調査の具体的計画を考える 60分
第 16 回
授業の計画・内容 夏季レポート・プレゼンテーション
準備学習
(予習・復習等)
地域調査にもとづく発表の準備 60分
第 17 回
授業の計画・内容 身近な地域を調査し考える―東京と世田谷(1)
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 18 回
授業の計画・内容 身近な地域を調査し考える―東京と世田谷(2)
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 19 回
授業の計画・内容 「地域のつながり」を考える―経済・交通・流通・移動と現代の社会システム
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 20 回
授業の計画・内容 交通地理学(1)・歴史地理学―交通の発達と歴史・変化
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 21 回
授業の計画・内容 交通地理学(2)―現在の交通を捉える視点と考え方
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 22 回
授業の計画・内容 交通地理学(3)―都市地域のモビリティ
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 23 回
授業の計画・内容 交通地理学(4)―中山間地域のモビリティ
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 24 回
授業の計画・内容 交通地理学(5)・社会地理学―地域コミュニティと人のつながり
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 25 回
授業の計画・内容 地図と空間認識と情報―ヒトの移動をサポートするもの
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 26 回
授業の計画・内容 経済地理学(1)―産業・経済と地域社会
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 27 回
授業の計画・内容 経済地理学(2)―流通とサービスの展開
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 28 回
授業の計画・内容 景観と観光・コンテンツツーリズム
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/地名等の確認 60分
第 29 回
授業の計画・内容 ディスカッション―持続可能な地域社会とは?
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出/自らの考えを整理 60分
第 30 回
授業の計画・内容 総括―地理学は社会の役に立つか?
準備学習
(予習・復習等)
ノートの整理・確認/疑問点の抽出 60分
 履修上の留意点等 本講義は原則,高校における「地理」未履修を前提に進めます.受講者が「地理」および「地理学」に関する知識を有しないことを念頭に内容を構成しますので,留意のこと.
授業スケジュールは概ねの目安です.受講者の理解や関心,社会情勢などによって,またアクティブラーニングの実施などによって,スケジュールの変更など,柔軟に対応しますので,予めご承知おき下さい.
授業は基本的に,板書と口頭での解説を中心とした講義形式です.必要に応じて,補助的な配布資料(図表など),写真や映像などを用います.履修上,各自「ノートの作成」が重要です.板書する事項のみならず,口頭で解説する内容についても,適宜メモすることが不可欠です.話を聞きながら,要点を捉え,内容を整理してまとめる技術は,社会において欠かせないスキルであると考えます.この点を十分留意の上,履修して下さい.
なお,年度末に行う定期試験は,全て論述式です.一問一答形式の設問は一切ありません.
授業への参加はもちろん必須ですが,やむを得ず欠席する場合には,レポート等の提出を求めることがあります.
詳細は初回オリエンテーションにて説明します.
 成績評価の方法
50 % 試験
25 % レポート
小テスト
25 % 平常点




年度末に実施する定期試験と夏季レポート(授業内にて指示します),ならびに年間通じて授業内にて実施するミニレポートやディスカッションへの参加をもとに評価します.
 教科書/テキスト
何らかの地図帳(中学・高校で使用したものや市販のもので可)を必ず用意すること.本講義の趣旨からすると,最低限,日本の地方区分別図版が掲載されていることが望ましい.
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
稲垣稜『都市の人文地理学』古今書院 ¥2,420(税込)ISBN:978-4-7722-5325-3
今和泉隆行『「地図感覚」から都市を読み解く―新しい地図の読み方』晶文社 ¥2,090(税込)ISBN:978-4-7949-7073-2

この他にも,講義において適宜紹介していきます.
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 昨年度担当の「人文地理学概説」は受講者が少数であったため,授業アンケート非対象科目でした.
本コマコードの「人文地理学概説」は,本年度から新規担当となります.
受講者とコミュニケーションを取り,意見を適宜踏まえつつ進めます.
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 夏季レポートのプレゼンテーションは,各自に簡単な発表と質疑応答をしてもらいます.また受講者数によっては,簡単な巡検,地域調査などのフィールドワークや,製図などの実習,図書館での資料検索(地域調査)実習,あるいは特定のテーマにもとづいたディスカッションといった,アクティブラーニングを行うことがあります.