駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  038201 / 自然地理学入門
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  木曜日 2時限
 単位数  4
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  江口 卓(エグチ タカシ)
 副担当教員氏名(カナ)  小野 映介(オノ エイスケ)
 鈴木 重雄(スズキ シゲオ)
 鈴木 秀和(スズキ ヒデカズ)
 田中 靖(タナカ ヤスシ)
 平井 幸弘(ヒライ ユキヒロ)
 授業概要 自然地理学ではどのような視点から自然をとらえていくのかを,自然地理学の諸分野を通して概観し,地理学におけるものの見方について学ぶ。そのために本講義では,地域環境研究専攻所属の教員により,それぞれの専門の立場からリレー式で講義する。
 到達目標(ねらい) 高校まで学んできた知識と,大学での専門科目において必要となる知識を結びつける,基盤的知識の習得を目標とする。具体的な例をあげると,自然地理学にはどのような研究分野があり,どのような成果や考え方があるのかを事例をあげながら説明できるようになることが重要な到達目標の一つである。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス/気候変化と自然環境の変化(江口 卓)
準備学習
(予習・復習等)
講義前にシラバスで授業の内容と進め方を確認 60分
第 2 回
授業の計画・内容 氷期の気候変化(江口 卓)
準備学習
(予習・復習等)
配布資料をもとに授業内容を復習 60分
第 3 回
授業の計画・内容 後氷期の気候変化(江口 卓)
準備学習
(予習・復習等)
配布資料をもとに授業内容を復習 60分
第 4 回
授業の計画・内容 大気に関する環境問題―地球温暖化を中心に(江口 卓)
準備学習
(予習・復習等)
配布資料をもとに授業内容を復習 60分
第 5 回
授業の計画・内容 地球温暖化の予測と影響(江口 卓)
準備学習
(予習・復習等)
前回までの講義内容をまとめ、復習する 90分
第 6 回
授業の計画・内容 気候変動と海面変化(田中 靖)
準備学習
(予習・復習等)
第1~5回講義の復習 60分
第 7 回
授業の計画・内容 海面変化と東京の地形(田中 靖)
準備学習
(予習・復習等)
第6回講義配布資料の精読 60分
第 8 回
授業の計画・内容 東京の地形と土地条件・土地利用(田中 靖)
準備学習
(予習・復習等)
第7回講義配布資料の精読 60分
第 9 回
授業の計画・内容 山地の地形とプレートテクトニクス(田中 靖)
準備学習
(予習・復習等)
第8回講義配布資料の精読・読図 60分
第 10 回
授業の計画・内容 地理情報システム(田中 靖)
準備学習
(予習・復習等)
第6~9回講義内容の振り返り・試験勉強 90分
第 11 回
授業の計画・内容 自然災害を知る・防ぐ、ハザードマップ(平井幸弘)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料による復習と、授業で提示したキーワードを使って授業の概要の作成 60分
第 12 回
授業の計画・内容 日本の火山と火山災害(平井幸弘)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料による復習と、授業で提示したキーワードを使って授業の概要の作成 60分
第 13 回
授業の計画・内容 内陸活断層と地震災害、地盤液状化(平井幸弘)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料による復習と、授業で提示したキーワードを使って授業の概要の作成 60分
第 14 回
授業の計画・内容 海溝型地震と津波災害(平井幸弘)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料による復習と、授業で提示したキーワードを使って授業の概要の作成 60分
第 15 回
授業の計画・内容 近年の洪水と土砂災害(平井幸弘)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料による復習と、授業で提示したキーワードを使って授業の概要の作成 60分
第 16 回
授業の計画・内容 後氷期における自然環境と人類の拡散(小野映介)
準備学習
(予習・復習等)
第11~15回講義の復習 60分
第 17 回
授業の計画・内容 考古遺跡からみた自然環境の変遷(小野映介)
準備学習
(予習・復習等)
第16回講義配布資料の精読 60分
第 18 回
授業の計画・内容 古文書・古絵図からみた自然災害(小野映介)
準備学習
(予習・復習等)
第17回講義配布資料の精読 60分
第 19 回
授業の計画・内容 沖積平野の地形発達史と土地利用変遷(小野映介)
準備学習
(予習・復習等)
18回講義配布資料の精読 60分
第 20 回
授業の計画・内容 地形の人為的改変の歴史と現状(小野映介)
準備学習
(予習・復習等)
第16~19回講義内容の振り返り・試験勉強 90分
第 21 回
授業の計画・内容 地球上の水のあり方と水文循環(鈴木秀和)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事後学習 60分
第 22 回
授業の計画・内容 世界の水問題(鈴木秀和)
準備学習
(予習・復習等)
課題への取り組み 60分
第 23 回
授業の計画・内容 地下水とその利用(鈴木秀和)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事後学習 60分
第 24 回
授業の計画・内容 河川と湖沼の水環境(鈴木秀和)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事後学習 60分
第 25 回
授業の計画・内容 水資源の開発と保全(鈴木秀和)
準備学習
(予習・復習等)
小テストに向けた事前学習 90分
第 26 回
授業の計画・内容 生物多様性の地理学(鈴木重雄)
準備学習
(予習・復習等)
高校の生物基礎、生物の教科書を通じて生物多様性の内容を復習する。 60分
第 27 回
授業の計画・内容 世界の植生(鈴木重雄)
準備学習
(予習・復習等)
第26回の配付資料をもとに復習する。 60分
第 28 回
授業の計画・内容 土壌の形成と分布(鈴木重雄)
準備学習
(予習・復習等)
第27回の配付資料をもとに復習する。 60分
第 29 回
授業の計画・内容 生態系の攪乱と遷移(鈴木重雄)
準備学習
(予習・復習等)
第28回の配付資料をもとに復習する。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 里山の自然史(鈴木重雄)
準備学習
(予習・復習等)
第26回~第29回の配付資料をもとに復習する。 90分
 履修上の留意点等 この科目は,地理学科一年次生の必修科目である。
30回の授業の内の数回は課題授業として実施する。詳細は、授業中に説明する。
 成績評価の方法
試験
レポート
小テスト
20 % 平常点
80 %
担当者ごとに授業内で行うレポートまたは小テスト



・担当者ごとに本学の成績評価基準に基づいて素点を算出し,その平均点で評価する。
・定期試験は行わない。
 教科書/テキスト
特になし。各担当者が,資料としてプリントを配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
・吉田英嗣『はじめての自然地理学 第2版』,古今書院
・水野一晴『自然のしくみがわかる地理学入門』,ベレ出版
・酒井治孝『地球学入門 第2版』,東海大学出版会
・大山正雄・大矢雅彦 著 『大学テキスト 自然地理学 上・下巻』,古今書院
・松岡憲知・田中博・杉田倫明・村山祐司 ほか編 『地球環境学』,古今書院
・地学団体研究会編 新版地学教育講座⑩『地球の水圏-海洋と陸水』,東海大学出版会
・シリーズ『自然景観の読み方』全12冊,岩波書店
・シリーズ『自然環境とのつきあい方』全7冊,岩波書店
・小池一之ほか編『自然地理学事典』,朝倉書店
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 前年度「学生による授業アンケート」未実施(授業アンケート対象外科目)。一年生であるので,高校までの地理の学習環境に差があり,地理に関する基礎知識にもばらつきがある。そのため,個々の学生の授業の理解度を注視しながら全体として地理学の基礎的能力が向上するように授業を進めていく予定である。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目