駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  038701 / 地域計画論A
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  月曜日 2時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  山口 太郎(ヤマグチ タロウ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 地域計画のうち各論として,景観まちづくりに焦点を当て,景観を読み解くために必要な都市計画理論や景観行政の系譜を紹介したのち,いくつかの景観まちづくり実践例を説明する。
この授業は講義形式で行う。授業の理解度と発展学習を全4回のレポートで確認する。授業内容をその都度理解し,それぞれのレポートに対応していくことが求められる。
歴史的町並みや都市景観,まちづくりに強い関心を持つ学生を求める。
 到達目標(ねらい) この授業の到達目標は,地域計画の一分野である景観計画を通じて,①都市計画についての基本知識を習得すること,②各自治体による景観計画の実態を知ること,③各地の景観まちづくりなどから地域の人々の対応の多様性を知ることで,受講生が地域への分析能力と人々への多様な対応力を身につけることである。
なお,地理学科のディプロマポリシーのうち,(DP3)「地域の文化や環境の調査に必要な知識と分析能力を身につけていること」と,(DP5)「専門知識を生かして,地域の課題を解決する実践力を修得していること」,ならびに,政治学科のディプロマポリシーのうち,(DP5)「専門知識と技能を生かし,論理的に思考し,分析し,問題の解決に取り組むこと」に深く関連している。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 各種地域計画としての景観計画
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート1作成
90分
第 2 回
授業の計画・内容 景観の都市計画理論(1)用途地域,建蔽・容積率など
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート1作成
90分
第 3 回
授業の計画・内容 景観の都市計画理論(2)総合設計制度など
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート1作成
90分
第 4 回
授業の計画・内容 景観の都市計画理論(3)建築協定・地区計画など
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート1作成
90分
第 5 回
授業の計画・内容 景観行政の系譜
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート2作成
90分
第 6 回
授業の計画・内容 景観保全・形成の法体制
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート2作成
90分
第 7 回
授業の計画・内容 景観計画(1)世田谷区の風景計画精読
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート3作成
90分
第 8 回
授業の計画・内容 景観計画(2)眺望景観・夜間景観・屋外広告物など
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート3作成
90分
第 9 回
授業の計画・内容 景観まちづくりの事例(1)世田谷区成城の景観形成
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート3作成
90分
第 10 回
授業の計画・内容 観まちづくりの事例(2)横浜市の都市デザイン行政
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート3作成
90分
第 11 回
授業の計画・内容 景観まちづくりの事例(3)函館市の住民運動
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート4作成
90分
第 12 回
授業の計画・内容 景観まちづくりの事例(4)富山県高岡市の重伝建選定過程
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート4作成
90分
第 13 回
授業の計画・内容 景観まちづくりの事例(5)広島県福山市鞆の浦の景観問題
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート4作成
90分
第 14 回
授業の計画・内容 景観まちづくりの事例(6)世界遺産白川郷の景観保全
準備学習
(予習・復習等)
・予習シート実施(対象地域や基本用語確認)
・プリント精読と関連事項確認
・レポート4作成
90分
第 15 回
授業の計画・内容 【課題授業】景観計画や景観まちづくりの検討
準備学習
(予習・復習等)
・レポート1~4作成 240分
 履修上の留意点等 応用的側面の強い科目であるので,都市に関する科目を既に履修していることが望ましい。
この授業は地理学科と政治学科に開講されているが,担当者は地理学を専門とする。そのため,地域現象に対する見方,分析等を検討することが講義の中心となる。
 成績評価の方法
試験
85 % レポート
小テスト
15 % 平常点




レポートは全4回。レポート1:都市計画に関する書籍の書評,レポート2:伝建地区と文化的景観について,レポート3:景観計画について,レポート4:景観まちづくりについて。それぞれ授業とのリンクを必須条件とする。提出期限に遅れたレポートは大幅に減点する。
なお,履修者数や理解度の状況に合わせて,評価配分を多少変更することがある。その場合,授業中に随時連絡する。
 教科書/テキスト
特に定めない。プリントを配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
内山久雄監修・佐々木葉著2015.『ゼロから学ぶ土木の基本 景観とデザイン』オーム社.
東京大学都市デザイン研究室編2015.『図説 都市空間の構想力』学芸出版社.
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 昨年度の授業アンケートでは,関心・意欲は平均値以上だが,理解度が平均値以下の結果であった。軽重付け等で理解しやすくなるよう,工夫する。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目