駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  040401 / 水文学実習
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  火曜日 2時限
 単位数  1
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  鈴木 秀和(スズキ ヒデカズ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 地域の水文環境を理解するために必要となる基礎的調査項目と、その方法について学習する。また、実際のフィールドワークや水質分析を通して、様々な測器の使用方法や、そこで得られたデータの解析手法などについて学ぶことで、水文調査を行うための基本的な知識の修得を目指す。
 到達目標(ねらい) 河川や地下水・湧水など陸水の測水調査を通して、水循環や水収支を考慮した水文環境の一端を明らかにする。フィールドワークによる水量や水質調査及び採水試料の分析実験に重点をおき、水文環境調査技術の習得を目標とする。
「卒業論文」や「調査法」の授業に伴うフィールドワークの基礎を修得してほしい。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス(授業のねらいや進め方について)
準備学習
(予習・復習等)
配布プリントを用いた事後学習 60分
第 2 回
授業の計画・内容 水文・水質環境調査の基礎(1) 調査項目とその手法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 3 回
授業の計画・内容 水文・水質環境調査の基礎(2) 調査機器とその使用方法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 4 回
授業の計画・内容 降水量の測定および推定方法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 5 回
授業の計画・内容 河川・湧水の流量および地下水位の観測方法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 6 回
授業の計画・内容 採水および水質分析方法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 7 回
授業の計画・内容 調査計画の立案
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 8 回
授業の計画・内容 調査地域および調査計画の立案
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 9 回
授業の計画・内容 河川や湧水を対象にした野外実習および観測データの整理
準備学習
(予習・復習等)
別日に実施する野外実習(360分) 360分
第 10 回
授業の計画・内容 イオンクロマトグラフによる一般水質分析およびそのデータ整理
準備学習
(予習・復習等)
別日に実施する分析作業(360分) 360分
第 11 回
授業の計画・内容 野外調査および水質分析結果の整理方法
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 12 回
授業の計画・内容 水文・水質データの図化と解析方法(1)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 13 回
授業の計画・内容 水文・水質データの図化と解析方法(2)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 14 回
授業の計画・内容 水文・水質データの図化と解析方法(3)
準備学習
(予習・復習等)
配付資料を用いた事前学習(20分)
復習課題への取り組み(40分)
60分
第 15 回
授業の計画・内容 調査結果の報告と総合討論
準備学習
(予習・復習等)
調査および分析結果に関するレポートの作成(120分) 120分
 履修上の留意点等 フィールドワーク、実験室での試料分析は原則として週末に行うので、授業時間以外にもかなりの時間を必要とする。
 成績評価の方法
試験
60 % レポート
小テスト
40 % 平常点




授業中の発表・発言と、野外調査および分析作業へ取り組む姿勢などを基礎点(40%)とし、提出物の成果(60%)と合わせて評価する。
 教科書/テキスト
授業時間にプリントを配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
新井 正『水環境調査の基礎』改訂版 古今書院
日本地下水学会編『名水を科学する』、『続・名水を科学する』、『新・名水を科学する』(いずれも技報堂出版)
武田育郎『水と水質環境の基礎知識』オーム社
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 前年度「学生による授業アンケート」にて、「この科目の授業内容についてよく理解できていますか。」項目において、他の設問に比べ平均が低かった。そこで、資料の提示方法を工夫するとともに、少人数という特性を活かし、より詳細に時間をかけ丁寧に受講生からの質問に対応するよう心がけるつもりです。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 ディスカション、グループワーク、体験・調査学習、プレゼンテーション(個人・グループによる発表)、フィールドワーク。