駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  047111 / 日本文化史 047112 / 日本文化史
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  金曜日 3時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  菅野 洋介(カンノ ヨウスケ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  日本文化の特徴について、各時代の歴史展開に留意しつつ、宗教・民俗・思想のあり方を中心に講義する。また、これまでの各時代における日本文化の認識のあり方にも留意したい。それに関連し、各地に残る伝説や伝承の意味を追求する視角も重視する。
 到達目標(ねらい)  各時代の日本文化の展開について概括的に取り上げ、その上で多様な視角から日本文化を示すことができるようにする。本講義のキーワードは、宗教・伝統・習俗である。なお、本科目は、歴史学科の学位授与方DP1・2に該当します。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 日本文化史と歴史学~江戸時代の由緒書を題材に~
準備学習
(予習・復習等)
日本の古代史から現代史までの歴史的展開を確認しておく。復習として、講義で取り上げた由緒書の内容から文化のもつ意義を展望できるようにする。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 日本列島の自然環境と東アジア世界
準備学習
(予習・復習等)
日本列島の基本的な地理を確認しておく。東アジアにおける日本のおかれた歴史的環境について、内容を復習する。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 仏教伝来と国分寺の伝来~「古代東国の道」を探る~
準備学習
(予習・復習等)
仏教伝来時期の朝鮮半島に関する歴史を確認しておく。各地の国分寺のおかれた場所を復習しつつ、その拠点性を示せるようにする。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 山岳信仰と修験道の世界①~熊野信仰を中心に~
準備学習
(予習・復習等)
熊野山や大峰山の地理的特徴を確認しておく。熊野信仰のもつ歴史的意義について概括的に理解できたかを復習する。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 山岳信仰と修験道の世界②~出羽三山を中心に~
準備学習
(予習・復習等)
前回の熊野信仰の広がりを確認する。羽黒山の地理的特徴を確認しておく。熊野信仰と羽黒信仰の競合性について復習しつつ、修験道のもつ文化史的意義を復習する。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 中世都市鎌倉をめぐる文化事情
準備学習
(予習・復習等)
鎌倉時代の基本的な政治史の推移を予習しておく。鎌倉を一度訪れておくのも重要になる。復習として、現在の鎌倉の景観を歴史的見地から説明できるようにする。また本学の禅文化歴史博物館の見学をすることが望ましい。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 禅文化と禅宗の地域展開①
準備学習
(予習・復習等)
室町幕府と京都五山の関係について確認しておく。五山と林下の性格を確認し、それぞれの特徴について復習する。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 禅文化と禅宗の地域展開②
準備学習
(予習・復習等)
前回の講義を再度確認し、曹洞宗の地域展開を取り上げる。再度内容を理解した上で、本学の禅文化歴史博物館の展示内容を復習する。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 京都町衆と一向宗・法華宗
準備学習
(予習・復習等)
平安京以来の京都の歴史的な流れを確認しておく。戦国期の宗教(一向宗や真宗)の影響について復習する。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 板碑と石造物
準備学習
(予習・復習等)
各地の博物館に展示されている石造物を見学するなど、関心を高めておく。関東に多く残る板碑の特徴、その他、特徴的な石造物の性格について示せるようにする。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 キリスト教の流入と統一政権
準備学習
(予習・復習等)
キリスト教の日本への流入の歴史的な経緯を確認しておく。特に、キリシタン大名について注目しておく。復習では、信長・秀吉・家康のキリスト教への対応、伴天連追放令の意義についておこなう。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 徳川家康の宗教観と江戸幕府の宗教政策
準備学習
(予習・復習等)
徳川家康の人物像について予習しておく。講義をへて秀吉や家康神格化について復習し、江戸幕府と宗教の基本的な構図を示せるようにする。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 円空仏と人々の世界観
準備学習
(予習・復習等)
円空について概説書などで予習しておく。円空の特徴的な作風を確認し、その人物像を示せるようにする。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 寛永文化と天皇・朝廷
準備学習
(予習・復習等)
後水尾天皇の動向について辞典などで予習しておく。特に、京都における文化展開について、中世までの経緯を把握しっつ、近世以降への理解が広がっているかを復習する。 60分
第 15 回
授業の計画・内容 本阿弥光悦の研究(前期のまとめをかねる)
準備学習
(予習・復習等)
本阿弥光悦について概説書などで予習しておく。刀剣鑑定の問題を中心に光悦の動向を復習する。前期最終の講義となるので、これまでの講義内容の経緯をふまえて、本阿弥光悦の位置づけが可能となるように復習する。 90分
第 16 回
授業の計画・内容 水戸光圀の動向と歴史認識
準備学習
(予習・復習等)
一般的な水戸光圀の歴史的説明を概説書で確認しておく。復習では、水戸光圀の動向から、その後の歴史的展開が展望できるように内容を整理する。 60分
第 17 回
授業の計画・内容 松尾芭蕉と在村文化の展開
準備学習
(予習・復習等)
一般的な松尾芭蕉の歴史的説明を概説書で確認しておく。復習では、松尾芭蕉が各地に与えた影響を整理しておく。また俳諧が隆盛した歴史的意義を整理しておく。 60分
第 18 回
授業の計画・内容 万葉の顕彰と近世社会
準備学習
(予習・復習等)
万葉集の性格について概説書等で確認しておく。復習では、万葉を顕彰する江戸時代の動向について示せるようにする。 60分
第 19 回
授業の計画・内容 唱導文芸の世界観と怪異学
準備学習
(予習・復習等)
唱導の意味について辞典等で確認しておく。復習として、妖怪や幽霊にまつわる資料や作品について、様々な視点がえられているようにする。 60分
第 20 回
授業の計画・内容 江戸の都市文化①~浮世絵・鳥瞰図・富くじを中心に~
準備学習
(予習・復習等)
文化文政期の基本的な特徴について辞典等で確認しておく。復習では、江戸時代の政治と文化の関係について概括的に示せるようにする。 60分
第 21 回
授業の計画・内容 江戸の都市文化②~出版・園芸・歌舞伎を中心に~
準備学習
(予習・復習等)
第20回目の講義内容を確認しておく。復習も同様に前回の講義とあわせて、江戸時代の政治と文化の関係について概括的に説明できるようにする。 60分
第 22 回
授業の計画・内容 災害文化史と龍・鯰
準備学習
(予習・復習等)
どのような歴史的な災害があったか、概説書などで確認する。復習では、災害文化をめぐる龍から鯰への転換という経緯について説明できるようにする。 60分
第 23 回
授業の計画・内容 義経伝説と海防問題
準備学習
(予習・復習等)
江戸幕府の海防政策について確認しておく。復習として、海防問題の顕在化に伴う義経伝説の形成を関連づけて示せるようにする。 60分
第 24 回
授業の計画・内容 横浜開港と海外文化の流入
準備学習
(予習・復習等)
横浜開港の経緯について確認しておく。復習として、開港以降の横浜の整備及びその文化的拠点性について示せるようにする。 60分
第 25 回
授業の計画・内容 天皇陵をめぐる認識と19世紀の文化事情
準備学習
(予習・復習等)
蒲生君平について辞典などで確認しておく。復習として、幕末から明治における天皇陵整備の社会的動向の特質を示せるようにする。 60分
第 26 回
授業の計画・内容 江戸懐古と旧幕臣の動向
準備学習
(予習・復習等)
江戸を題材とした文学作品を掲げられるようにする。復習として、懐古的な言説と関連した「明るい江戸」像の相対化を示せるようにする。 60分
第 27 回
授業の計画・内容 近代国家と国宝・重要文化財指定
準備学習
(予習・復習等)
国宝や文化財指定に伴う法律を確認しておく。復習として、現状の国宝や文化財が、いかに社会とかかわるかについて、歴史的視角から説明できるようにする。 60分
第 28 回
授業の計画・内容 柳宗悦をめぐる人々
準備学習
(予習・復習等)
柳田邦男、折口信夫、柳宗悦の人物像について辞典で調べておく。復習として、民芸運動の展開について示せるようにする。 60分
第 29 回
授業の計画・内容 近代の生活文化と民具
準備学習
(予習・復習等)
米づくりと年中行事のあり方について確認しておく。復習として、米作りや食に関わる歴史性について示せるようにする。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 まとめ
準備学習
(予習・復習等)
一年間の講義内容が概括的に理解できたかを確認しておく。復習として、様々な視角から日本文化の特質を説明できるようにする。 60分
 履修上の留意点等 前期の講義内容の理解度をみる上で、夏季休暇中にレポートを実施する。レポートの課題は、初回の講義で指示する。
 成績評価の方法
80 % 試験
10 % レポート
小テスト
10 % 平常点





 教科書/テキスト
特に指定はない。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
尾藤正英『日本文化の歴史』(岩波書店、2000年)。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 昨年度の反省をふまえ、レポート内容を変更した。また、配布プリントについても再検討をして講義をすすめていきます。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目