駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  049911 / 東洋史特講Ⅴ
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  木曜日 2時限
 単位数  4
 付記  ◎予・〔アジア諸民族史〕
 主担当教員氏名(カナ)  小澤 一郎(オザワ イチロウ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 この授業では、広義の中央ユーラシア世界のうち、西南部の歴史を通史的に扱う。ホラーサーン、ホラズム、マーワラーアンナフルという3つの歴史的地理区分を包含するこの地域は、現在は中央アジア5共和国とイラン・アフガニスタンという国民国家に分割され、ともすれば「紛争」や「権威主義的体制」といったようなマイナスイメージで語られることが多いが、近代以前にはある程度の一体性を有する地域として共通の歴史的経験を積み、時には世界の歴史を動かす中核となってきた。この地域の歴史を学ぶことは、欧米中心の歴史観を覆し、新たな歴史観を構築していく上で有益な試みとなる。
授業の前半ではこの地域を特徴づける様々な地理的・歴史的前提について触れた後、モンゴル帝国の進出から18世紀中ごろまでの歴史的展開を、広義の中央ユーラシア世界や周辺地域とのかかわりにも目を配りながら把握する。そして後半では、近代の到来と列強の進出とともに同地域がイラン・アフガニスタン、そして中央アジア5か国という国民国家の間で分割され、現代に直結する諸状況が形成されていく過程を学ぶ。また、各時代の地域内を巡る経済活動などの域内交流にも可能な限り触れる。
 到達目標(ねらい) 中央ユーラシア西南部歴史が国家単位に分割された歴史としてでなく、周辺世界とのかかわりを保ちながら一つのまとまりとして展開していったことを理解し、国民国家史観を乗り越えたより広い視野で歴史を捉える力を養うとともに、当該地域が歴史上で有した中心性について学ぶことで、欧米中心の歴史観の超越を試みる。また長期的スパンでの歴史的展開を捉えることにより、現代西アジア・南アジア・中央アジア情勢、ひいては現代世界のありようを歴史的観点から捉える視点を身に着ける。これらの目標は文学部の学位授与方針2「幅広い教養、多様性の理解と尊重」にかかわる。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス
準備学習
(予習・復習等)
【予習】シラバスを読んでおく。
【復習】中央ユーラシア西南部の歴史を学ぶ意義について考えてみる。
60分
第 2 回
授業の計画・内容 中央ユーラシア世界をめぐる様々な地域区分
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 中央ユーラシア西南部の基礎1:遊牧民の世界
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 中央ユーラシア西南部の基礎2:定住民の世界
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 イスラーム化以前の中央ユーラシア西南部
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 中央ユーラシア西南部のイスラーム化
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 テュルク系の人々の進出
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 モンゴル帝国の征服と統治
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 ティムール帝国の征服と統治
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 ティムール帝国後の中央ユーラシア西南部
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 サファヴィー朝とシャイバーニー朝
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 ナーデル・シャーの活動
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 近代への助走:アフガニスタンと中央アジア三王朝の成立
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 近世中央ユーラシア西南部を巡る域内交流
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 15 回
授業の計画・内容 理解度確認テスト
準備学習
(予習・復習等)
【予習】前期の内容を総復習し、理解度確認テストに備える。 90分
第 16 回
授業の計画・内容 近現代中央ユーラシア西南部の歴史を巡る諸問題
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 17 回
授業の計画・内容 ガージャール朝の成立とその意義
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 18 回
授業の計画・内容 中央アジア「三ハン国」の展開
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 19 回
授業の計画・内容 「グレート・ゲーム」:イギリスとロシアの角逐
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 20 回
授業の計画・内容 ヘラート問題:近代中央ユーラシア西南部の歴史の一コマ
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 21 回
授業の計画・内容 近代中央ユーラシア西南部における奴隷交易
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 22 回
授業の計画・内容 ロシアの中央アジア征服と国境画定
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 23 回
授業の計画・内容 ロシアによる中央アジア地域の植民地統治
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 24 回
授業の計画・内容 イランとアフガニスタンの近代化
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 25 回
授業の計画・内容 近代中央ユーラシア西南部におけるイスラームの新展開
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 26 回
授業の計画・内容 20世紀初頭の中央ユーラシア西南部
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 27 回
授業の計画・内容 ソ連の中央アジア支配
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 28 回
授業の計画・内容 20世紀のイラン・アフガニスタン
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 29 回
授業の計画・内容 現代の中央アジア諸国
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業内容を復習するとともに、提示された参考文献を読んで理解を深める。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 授業全体のまとめ
準備学習
(予習・復習等)
【復習】授業の内容を総復習するとともに、レポート提出に備える。 120分
 履修上の留意点等 この授業では聞き慣れない人名・地名や出来事を多く扱うことになるが、そうした情報の奥にある国民国家史観の超越や「地域」の捉え方、過去と現在のつながりといったテーマは他地域の歴史を学ぶ際にも必須になる。この地域に関心のある人はもちろんのことであるが、直接関心のない人も、自分の考え方・視点を「鍛える」意味でぜひ参加してみていただきたい。
準備学習では基本的に予習は必須としないが、高校世界史教科書などで中央ユーラシアの歴史の概要を復習しておくと理解が容易になる。毎回の授業内容の復習はしっかりと行うこと。
 成績評価の方法
40 % 試験
40 % レポート
小テスト
平常点
20 %
コメントシート



前学期末に実施する理解度確認テストと後期最終講義時に提出するレポート、および毎回の授業で回収するコメントシートによって判断する。理解度確認テストは授業の際に配布するプリント・自作のノート類持ち込み可の論述式とし、細かい知識ではなく歴史的展開の把握ができているか、歴史を捉える視点が養えているかを評価する。レポートに関しては12月頃の授業で告知する。
 教科書/テキスト
特に定めない
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
小松久男編『中央ユーラシア史』(世界各国史4)、山川出版社、2000年。
永田雄三編『イラン・トルコ』(世界各国史9・西アジア史2)、山川出版社、2002年。
小松久男ほか編『中央ユーラシアを知る事典』、平凡社、2005年。
そのほか、毎回の授業の際に指定する。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 視聴覚教材をできる限り使用する。
授業内でも適宜復習の時間を取り、理解を助ける。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目