駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  056801 / 博物館資料論
 開講年度・期  2020年 前期  開講曜日・時限  水曜日 6時限
 単位数  2
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  小泉 雅弘(コイズミ マサヒロ)
 副担当教員氏名(カナ)  太田 喜美子(オオタ キミコ)
 藤野 一之(フジノ カズユキ)
 授業概要  博物館資料の概念や考え方(1次資料と2次資料、意義、種類など)を明示し、多様な資料の収集・整理・活用について、その具体的方法を学ぶ。そして、博物館における調査研究活動の意義と内容、研究成果の還元方法を考える。また、講義では必要に応じて記録映像を上映し、博物館資料に関する理解を深める。
 なお、本講義は、15回の内、2回を班ごとで課題に取り組んだ成果についてプレゼンテーションを実施し、あわせてレポートの提出を義務づける。
 到達目標(ねらい)  博物館の資料にはどのようなものがあるのか。博物館資料の意義・種類・資料化の過程を理解し、あわせて資料収集・整理等に関する知識・技術を習得する。また、博物館の調査研究活動に対する理解を深め、博物館資料を活用していくための基礎的能力を養う。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 ガイダンス―授業の内容とねらい、班編成―
準備学習
(予習・復習等)
博物館概論で学習した博物館資料とは何かについて復習しておく。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 文化財保護の歴史と文化財保護法
準備学習
(予習・復習等)
文化財保護の歴史について認識し、文化財保護法が制定された意義について理解する。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 文化財行政の実践例と資料の概念
準備学習
(予習・復習等)
文化財行政の具体的な実践例を学び、資料の概念とその活用方法について理解を深める。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理①―民俗資料―
準備学習
(予習・復習等)
多様な民俗資料のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。  60分
第 5 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理②―工芸品・工芸技術―
準備学習
(予習・復習等)
工芸品・工芸技術のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理③―民俗(伝統)芸能―
準備学習
(予習・復習等)
民俗(伝統)芸能のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する 60分
第 7 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理④―建造(建築)物―
準備学習
(予習・復習等)
建造(建築)物の資料のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理⑤―埋蔵文化財―
準備学習
(予習・復習等)
埋蔵文化財のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理⑥―石造物―
準備学習
(予習・復習等)
石造物のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理⑦―仏像彫刻・墨跡・絵画・古写真―
準備学習
(予習・復習等)
仏像彫刻・墨跡・絵画・古写真のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 資料の収集と整理⑧―古文書―
準備学習
(予習・復習等)
古文書のあり方と性質、調査・収集・整理の方法について理解する。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 班別発表会①
準備学習
(予習・復習等)
課題発表の準備を行い、ディスカッションの内容を確認する。 120分
第 13 回
授業の計画・内容 班別発表会②
準備学習
(予習・復習等)
課題発表の準備を行い、ディスカッションの内容を確認する。 120分
第 14 回
授業の計画・内容 博物館資料の目録化・公開・活用と地域還元
準備学習
(予習・復習等)
博物館資料の活用方法について学習する。 60分
第 15 回
授業の計画・内容 まとめ
準備学習
(予習・復習等)
これまでの授業内容を確認する。 90分
 履修上の留意点等 日頃から多くの博物館・資料館を見学すること。1回目の授業には必ず出席すること。正当な理由のない遅刻や途中退室は成績評価に影響する。
 成績評価の方法
試験
レポート
小テスト
平常点
100 %
総合的評価



プレゼンテーション、レポート、授業態度などによって総合的に評価する。
 教科書/テキスト
教科書は指定しないが、下記の文献を参照すること。また、必要に応じてプリントを配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
(財)日本博物館協会編『博物館関係法令集』  小泉雅弘『下町の学芸員奮闘記―文化財行政と生涯学習の最前線―』(文芸社) その他、適宜紹介する。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について この科目は、「学生による授業アンケート」の対象外科目。
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