駒澤大学 シラバス照会
履修コード/科目名称 | 058501 / 行政法 | ||
---|---|---|---|
開講年度・期 | 2020年 通年 | 開講曜日・時限 | 水曜日 3時限 |
単位数 | 4 | ||
付記 | ◎予 | ||
主担当教員氏名(カナ) | 宮尾 亮甫(ミヤオ リヨウスケ) | ||
副担当教員氏名(カナ) |
授業概要 | 民法や刑法と比べたとき、行政法と聞いて皆さんは具体的なイメージを想起することは難しいのではないでしょうか?ところで、『シン・ゴジラ』という映画を見たことがあるでしょうか。その冒頭シーンでは、ゴジラに対して自衛隊出動の要否について細かい議論を行なっています。何故そのような議論をするのでしょうか?実は、その背景には行政法の基本的な原理が見え隠れしています。その他にも、2019年の台風19号による水害への対処やそれに起因する被害の救済、あるいは、新型コロナウィルスの発生に伴う強制入院措置などを理解するためにも行政法の知識が必要です。こうしてみると、行政法という分野が意外にも身近に感じられるのではないでしょうか? 行政法は、これらの現象の背後にある、行政活動とそれを担う組織、その活動の是正の仕組みを、法的に把握・分析し、問題を発見し、解決するための枠組みを考察することを任務とします。本講義は、社会保障、都市計画、警察、租税、環境などの分野を例に、その基礎となる法的仕組みと行政活動の是正手段について学習します。また、法学初学者向けに、法律学とはいかなる分野であるのかについての見識も深めます。よって、社会の仕組みを突き詰めて考えてみたい学生、抽象的理念ではなく具体的な政策に即して物事を考えてみたい学生、法的思考を身につけい学生であれば、公務員志望者はもとより、民間企業、芸術家などを目指す学生にもオススメの科目です。これらの目的のために、本講義では、行政法に関するものや法的思考を養成するための課題を多く扱います(隔週で予習課題を課すことがあります)。この学習により、社会現象を鳥瞰する能力、法的に物事を考える力が身につくでしょう。法律初学者にも一から丁寧に授業を進めていきますので、怖気付く必要ありません。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
到達目標(ねらい) | 本講義では、行政に関わる様々な法律を対象にし、その背後にある法的仕組みについて学習(行政法総論)することを主軸にしながら、行政活動を是正する仕組み(行政救済法)についても扱います。また、行政法に限らず、法律学の伝統的な任務は、ある社会問題に対して、法令をどのように解釈して(読んで)、当該問題を解決するのか、ということにあります。そのため、実際に裁判で問題となった例や現在進行している社会問題に対して、どういった法律をどのように解釈してその問題を解決できるかということを学習します。 他方、法令の解釈のみならず、ある社会問題に対して、どのような法制度が存在すればよいのか(立法論)についても検討します。これによって、行政法総論という分野で扱われる内容(行政法の基本原理や多様な行政活動の仕組み)を学習すると同時に、それらが実際の社会においてどのように活用されるのか、社会で生じている紛争を適切に解決するにはどうしたらよいのかなどについて、自らの頭でバランスよく問題を考える力(リーガルマインド)を獲得することを目指します。また、講義では、法律学の分野とは一見無関係な事柄に関する様々な情報提供をします(通称:「雑談」)。というのも、一見無関係な事柄かもしれないが、実際には根深いところで法律学と関係していたり、あるいは、皆さんが専門とする社会福祉、心理学、社会学と密接に関係しているかもしれません。これにより、ある問題を解決するには、一つのアプローチのみならず、複数のアプローチがあり得、それらが協働し得るのだ、という複眼思考を滋養します。これ以外にも、公務員試験、宅建、行政書士試験など各種の資格試験で問われる行政法関連の法令・法制度についても学習します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業スケジュール |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
履修上の留意点等 | ⑴レジュメ・資料をc-learningに事前にアップするので、学生は各自必ず印刷の上持参すること。 ⑵授業計画は変更する場合があります。 ⑶講義で取り上げる法律はリンク記載の法令ウェブサイトで必ず確認すること。 ⑷学生から、行政法は難しいと言われますが、そうした学生の大半は、復習をしていないか、予習をしていないことが多いです。よって、分からないことは分かるまで調べる、あるいは、教員に質問すること。質問し易い、フレンドリーさを担当教員はきっと備えているはずです。 ⑸本講義では隔週で予習課題を出す。よって、課された問いや配布資料をしっかり読み授業に望むこと。基本的には指定された教科書を読むことであるので、がんばって取り組むように。 ⑺積極的参加が求められる。 ⑻就活、病気等で欠席すること自体問題ないが(自己責任の範疇)、課題が免除されるわけではない(提出放棄という選択は可能) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績評価の方法 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教科書/テキスト |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参考書![]() |
⑴導入本(判例集も含む) ・高橋滋他編『行政法Visual Materials』(有斐閣、2014年) ・大橋真由美他『行政法判例50!』(有斐閣、2017年) ⑵入門書・基本書 ・深澤龍一郎ほか『公共政策を学ぶための行政法入門』(法律文化社、2018年) ・北村喜宣『自治体行政法入門』(ぎょうせい、2018年) ・大橋洋一『現代行政過程論 第3版』(有斐閣、2016年) ・大橋洋一『現代行政救済論 第2版』(有斐閣、2015年) ・藤田宙靖『行政法入門 第7版』(有斐閣、2016年) ・宇賀克也他編『ジュリスト増刊・行政法の争点』(新・法律学争点シリーズ8、有斐閣、2014年) ⑶判例集 ・大橋洋一他編『行政法判例集1 総論・組織法』(有斐閣、2013年) ・大橋洋一他編『行政法判例集2 救済法』(有斐閣、2012年) ・宇賀克也他編『別冊ジュリスト 行政判例百選①、②』(有斐閣、2017年) 詳細は初回授業時に説明します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について | 2019年度のアンケートにおいては、「わかりやすい授業だった」などの肯定的な意見が多かったため、特に改善することはないと思われます。強いて言えば、レジュメの量が多いことでしょうか。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
関連リンク | <現行法令及び法令沿革を調べるためのウェブサイト> ①電子政府総合窓口(e-Gov): http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0100/ ②日本法令索引:http://hourei.ndl.go.jp/SearchSys/ |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
実務経験がある教員による授業科目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アクティブラーニング型の授業科目 |