駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  097041 / 起業論
 開講年度・期  2017年 後期  開講曜日・時限  月曜日 2時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  長山 宗広(ナガヤマ ムネヒロ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  1990年代以降、日本では廃業率が開業率を上回り、経済のダイナミズムが失われてきている。国別にみると、日本の新規開業率(2001~2004年)が3.5%であるのに対し、アメリカとイギリスの新規開業率は10%前後となっている。日本の起業活動(アントレプレナーシップ)の水準は、OECD加盟国の中で「最下位」に甘んじることもしばしばである。
 大量生産・工業化時代の大企業体制はもはや限界にある。ポスト工業化・知識経済時代における日本経済の成長戦略にはアントレプレナーシップが重要なポイントになる。特に、日本の地方都市では、企業誘致による外来型開発に限界が見える中、地域における新規開業企業の増大・創業支援が重要な課題となっている。
 こうした問題意識のもと、本講義では、「起業・創業・新規開業」に関する学術的研究を概説する。さらには、ビジネスプラン(事業計画書)作成の演習などを交えた実践的学習をすすめていく。
 到達目標(ねらい)  アントレプレナー教育(起業学習)を通じて、産業界のニーズに対応したイノベーション創出力・就業力を習得することを目標に置く。
 まずは、「なぜ、日本で起業活動が活発でないのか」という問いに対し、時間軸と空間軸の視点から分析し、その答えを導き出せるようにする。
 次に、「では、日本で起業活動を活発にするための課題解決策とは何か」という問いに対し、比較制度論的アプローチから分析し、その答えを導き出せるようにする。
 その上で、起業家のケーススタディやビジネスプラン作成の演習を積み、自らがイノベーションを創出する能力(新規事業の創出能力)を習得する。
 授業スケジュール
第 1 回 前期(ベンチャー論)のサマリー
起業論のガイダンス
第 2 回 起業、起業家、アントレプレナーシップとは
第 3 回 日本の起業家・起業活動の実態
第 4 回 アメリカ(シリコンバレー)の起業家・起業活動の実態
第 5 回 中国(中関村)の起業家・起業活動の実態
第 6 回 社会的起業家(ソーシャル・アントレプレナー)、コミュニティビジネス
第 7 回 起業経験者からの学び
第 8 回 起業活動の出発点
(事業機会の発見、ビジネス・アイデアの創出)
第 9 回 ビジネスモデルの構築
(SWOT分析)
第 10 回 競争戦略
(ポジショニング分析)
第 11 回 マーケティング戦略
第 12 回 アクションプランの策定
第 13 回 資金調達・計数計画の策定
第 14 回 組織・人材
第 15 回 理解度の確認(「ビジネスプラン」のレポート)
 準備学習 「経営学」の内容は基礎知識として重要である。復習をしておくこと。
「ビジネスプランの作成」など実践的学習に主体的に参加するため、「起業・創業・新規開業」関連のテレビ・新聞・雑誌などメディアに目を通す習慣をつけること。
 履修上の留意点等 「ベンチャー論」を併せて履修することが望ましい。
なるべく学生が主体的に取り組む参加型の授業としたいので、積極的に臨むこと。
 成績評価の方法
50 % 試験
30 % レポート
小テスト
20 % 平常点




試験は持ち込み一切不可。
起業のビジネスプラン(レポート)。
毎回の授業後に、理解度確認のための「やりとり」を実施する(平常点)。
 教科書/テキスト 使用しない。 適宜、プリントと資料を配布する。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
長山宗広『日本的スピンオフ・ベンチャー創出論』同友館 4,536円 978-4496048623
百田義治編『経営学を学ぼう』中央経済社 3,024円 978-4502698606
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 学生による授業アンケート(FDの一環)のほか、毎回の授業後のリアクション・メモを踏まえて、学生の理解度を都度確認しながら、丁寧な授業を行うように努めたい。
 関連リンク 授業内容の一部はイエスタデイで公開する。