駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  116001 / 裁判法
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  土曜日 2時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  間渕 清史(マブチ キヨシ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  学生諸君は、民事手続法については3年次以降に本格的に学習することとなりますが、裁判制度ないし司法制度一般に対する基本的理解を欠いたまま、いきなり高度な手続法理論を教授されるならば、手続法アレルギーという宿痾を引き起こすこととなります。そのような仕儀に立ち至らないようにするためには、民事手続法本論を学ぶ前にその周辺領域を中心とした基礎的学習をしておく必要があります。そのため、この講義では、主として民事手続制度全般を概観し、かつその周辺領域について講じることとします。その意味で民事手続法の入門編を担う科目です。なお、刑事訴訟法および行政事件訴訟法の基礎的部分についても適宜触れられればと考えています。授業スケジュールは一応の予定であり、適宜変更することもあります。
 到達目標(ねらい)  裁判制度に関する基本的事項について修得し、手続法本論を学習するための基礎を固めます。
 授業スケジュール
第 1 回 導入
第 2 回 裁判所紹介
第 3 回 民事裁判の概要
第 4 回 法律相談
第 5 回 調停手続・仲裁手続
第 6 回 少額訴訟・支払督促・非訟事件
第 7 回 民事保全
第 8 回 仮差押え
第 9 回 仮処分
第 10 回 弁護士への委任
第 11 回 訴えの提起
第 12 回 管轄・移送
第 13 回 攻撃防御の準備
第 14 回 文書提出命令
第 15 回 訴えの併合
第 16 回 共同訴訟
第 17 回 訴訟参加
第 18 回 訴訟承継
第 19 回 争点整理
第 20 回 司法試験制度・司法修習制度
第 21 回 弁護士業務
第 22 回 和解
第 23 回 証拠収集
第 24 回 証拠調べ
第 25 回 裁判官
第 26 回 裁判
第 27 回 判決・上訴
第 28 回 強制執行
第 29 回 不動産執行・動産執行・債権執行
第 30 回 再審、その他(以上は、授業(課題授業を含む)の回数が30回の場合)
 履修上の留意点等  他の受講生の迷惑ないし授業進行の支障となるため、授業中の携帯電話(スマートフォン、iPhone等)の使用、録音、録画および写真撮影は禁止します。
 成績評価の方法
90 % 試験
3 % レポート
3 % 小テスト
4 % 平常点




 主として論述式試験の結果に依拠して評価する予定です。日常の授業参加態度および受講者の提出物の内容等も評価の対象となることがあります(レポート・小テストは実施した場合のみ評価の対象となります。実施しなかった場合には、その分の配点は試験点または平常点に算入されます)。講義に積極的に参加した人が有利になるようにしたいと考えています。
 教科書/テキスト
山本和彦『よくわかる民事裁判- 平凡吉訴訟日記〔第三版〕』〈有斐閣選書〉2019年
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
その都度指示します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について パワーポイントの字が読みにくい人および教員の声が聞きづらい人は、教室の最前列の席等に移動して下さい。状況は飛躍的に改善するでしょう。
また、パワーポイントの使用については、状況に応じ適切に対応することとします。
 関連リンク
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