駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  127301 / 環境政策
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  月曜日 4時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  横田 匡紀(ヨコタ マサトシ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  環境問題は現代世界の将来にかかわります。従って環境政策は将来の世代の生活にかかわる選択をする営みといえましょう。この講義では、多様化、複雑化、グローバル化している環境問題の状況を踏まえて、環境政策のメカニズムを理解していきます。日本、世界各国、国際社会における環境政策の具体例に言及しながら、行政の視点、企業の視点、市民の視点が交錯する諸相を明らかにします。前期は「グローバリゼーションと環境問題への対応」と題して、環境政策がグローバルな性質を持つことを理解します。後期は「持続可能な社会のガバナンス」と題して環境問題に対応する社会のあり方を考えます。
 到達目標(ねらい) 1.環境問題へのアプローチの多様性を具体例に基づきながら理解できるように努める。
2.環境問題に対応する社会の現状と展望に関して、環境政策の具体例に基づきながら理解できるように努める。
3.上記の目標について、講義内容を踏まえて、自分にとって身近な問題として主体的に考えることができるように努める。
4.社会における多様な情報を論理的に分析し、問題の発見、さらにはその解決に貢献しうる能力、社会及び自然環境に対して客観的判断をもとに責任ある態度を育成できるように努める。
5.政治学の視点から環境問題を理解できるように努める。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 イントロダクション:講義内容の全体像、成績評価法、履修上の注意点の説明
準備学習
(予習・復習等)
シラバスをよく読み、疑問点を確認する 240分
第 2 回
授業の計画・内容 環境政策総論1:環境政策とは何か、環境政策のアクター、政策過程
準備学習
(予習・復習等)
環境政策総論1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 3 回
授業の計画・内容 環境政策総論2:環境政策の手段
準備学習
(予習・復習等)
環境政策総論2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 4 回
授業の計画・内容 環境政策総論3:環境政策の諸原則
準備学習
(予習・復習等)
環境政策総論3の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 5 回
授業の計画・内容 環境政策総論4:環境政策の特徴(統合的環境政策、科学の役割など)
準備学習
(予習・復習等)
環境政策総論4の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 6 回
授業の計画・内容 グローバルな環境政策の展開1:国連人間環境会議、持続可能な発展
準備学習
(予習・復習等)
グローバルな環境政策の展開1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 7 回
授業の計画・内容 グローバルな環境政策の展開2:地球サミット、ヨハネスブルク・サミット
準備学習
(予習・復習等)
グローバルな環境政策の展開2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 8 回
授業の計画・内容 グローバルな環境政策の展開3:リオ+20、グリーン経済、世界環境機関、SDGs
準備学習
(予習・復習等)
グローバルな環境政策の展開3の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 9 回
授業の計画・内容 グローバルな環境政策の展開4:地球環境政策の到達点と課題
準備学習
(予習・復習等)
グローバルな環境政策の展開4の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 10 回
授業の計画・内容 環境政策の新しい課題1:生物多様性をめぐる政策動向
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の新しい課題1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 11 回
授業の計画・内容 環境政策の新しい課題2:オゾン層保護をめぐる政策動向
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の新しい課題2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 12 回
授業の計画・内容 環境政策の新しい課題3:環境安全保障、紛争と環境破壊、気候安全保障
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の新しい課題3の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 13 回
授業の計画・内容 環境政策の新しい課題4:ジェンダーと環境
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の新しい課題4の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 14 回
授業の計画・内容 環境政策の新しい課題5:サスティナブル・シティ
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の新しい課題5の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 15 回
授業の計画・内容 環境政策と政治学:環境問題をめぐる政治学の議論動向、環境政治理論
準備学習
(予習・復習等)
環境政策と政治学の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 16 回
授業の計画・内容 持続可能な社会のガバナンス:環境ガバナンスとは何か、環境政策と市民社会
準備学習
(予習・復習等)
持続可能な社会のガバナンスの講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 17 回
授業の計画・内容 日本の環境政策1:公害問題への対応
準備学習
(予習・復習等)
日本の環境政策1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 18 回
授業の計画・内容 日本の環境政策2:生活環境問題、環境アセスメント
準備学習
(予習・復習等)
日本の環境政策2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 19 回
授業の計画・内容 日本の環境政策3:環境基本法、環境基本計画
準備学習
(予習・復習等)
日本の環境政策3の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 20 回
授業の計画・内容 日本の環境政策4:循環型社会、自然共生社会
準備学習
(予習・復習等)
日本の環境政策4の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 21 回
授業の計画・内容 日本の環境政策5:エネルギーと環境をめぐる政策動向
準備学習
(予習・復習等)
日本の環境政策5の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 22 回
授業の計画・内容 EUの環境政策1:EU環境政策のメカニズム、歴史的展開
準備学習
(予習・復習等)
EUの環境政策1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 23 回
授業の計画・内容 EUの環境政策2:EU環境政策の現状、規範パワー、マルチレベルガバナンス
準備学習
(予習・復習等)
EUの環境政策2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 24 回
授業の計画・内容 アジアの環境ガバナンス:ASEANでの取り組み、煙霧、EANET、PM2.5
準備学習
(予習・復習等)
アジアの環境ガバナンスの講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 25 回
授業の計画・内容 アメリカの環境政策:自然保護、環境正義、地球環境・エネルギー政策、オバマ政権とトランプ政権
準備学習
(予習・復習等)
アメリカの環境政策の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 26 回
授業の計画・内容 脱炭素社会に向けて1:気候変動政策とは何か
準備学習
(予習・復習等)
脱炭素社会に向けて1の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 27 回
授業の計画・内容 脱炭素社会に向けて2:気候変動政策の歴史的展開、京都議定書
準備学習
(予習・復習等)
脱炭素社会に向けて2の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 28 回
授業の計画・内容 脱炭素社会に向けて3:気候変動をめぐる国際交渉の到達点、パリ協定、トランプ政権の影響
準備学習
(予習・復習等)
脱炭素社会に向けて3の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 29 回
授業の計画・内容 脱炭素社会に向けて4:各国、各アクター(企業、地方自治体など)の取り組み
準備学習
(予習・復習等)
脱炭素社会に向けて4の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
第 30 回
授業の計画・内容 環境政策の展望:将来像、シナリオアプローチ
準備学習
(予習・復習等)
環境政策の展望の講義内容で理解した点、疑問点を確認する 240分
 履修上の留意点等 *講義中は私語厳禁とする。
*受講生の関心や授業の進行度に応じて優先順位を変更したり、トピックを選別することがある。
*時事問題を随時とりあげる予定である。
*新聞記事やビデオなどを多用し、理解の深化に努める予定である。
 成績評価の方法
100 % 試験
レポート
小テスト
平常点




*レポートなどの提出を前提とし、試験の結果で評価する。
*講義への参加、講義内容にかかわる準備学習、講義への積極的な取り組みが反映されるよう配慮する。
*レポートや試験答案の評価の際には、講義で言及した重要な概念について、具体例と関連づけながら理解しているか、自分にとって身近な問題として考え、理解して記述しているか否かを重視する。
 教科書/テキスト
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
東京商工会議所編『eco検定環境社会検定試験公式テキスト : 持続可能な社会をわたしたちの手で(改訂7版)』日本能率協会マネジメントセンター
環境経済・政策学会編『環境経済・政策学事典』丸善出版
高橋洋『エネルギー政策論』岩波書店
倉坂秀史『環境政策論(第3版)』信山社
大沼あゆみほか編集『シリーズ環境政策の新地平(全8巻)』岩波書店
植田和弘・大塚直『環境と社会 新訂』放送大学教育振興会
小西雅子『地球温暖化は解決できるのか』岩波ジュニア新書
ナオミ・クライン『これがすべてを変える 上・下』岩波書店
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 学生のペースを考えて講義の進度や内容を調整すること
板書や配布資料を工夫すること
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目