駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  128201 / 比較政治学
 開講年度・期  2019年 通年  開講曜日・時限  金曜日 2時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  三竹 直哉(ミタケ ナオヤ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 一方通行の講義は行わず、学生のグループ作業や教え合いを中心に据え、映像をもとにしたディスカッションを多く取り入れた、今風に言えばアクティブ・ラーニングに徹した授業を、着任以来一貫して提供しています。インプットは事前にすませ教室ではアウトプット(表現)を重視する、これも今風に言えば反転授業スタイルの授業活動を楽しく行っています。

比較政治学は、いろいろな国や地域の事例を比較して、政治現象の因果関係の解明を目指す分野です。この授業ではその一端に触れてもらうとともに、少しでも実際に因果関係を考えることを経験してもらいます。

YeStudyに過去に履修した学生さんたとの振り返りやアドバイスを載せますので、ぜひ参考にして履修するかどうか決めてください。

この授業には世界や日本で今現在起きてい る出来事を反映させる必要があります。参加する学生さんの関心や熱意、人数によって、授業内容も変えていきます。前期には、国際社会入門の授業内容を引き継いだ内容を取り入れる可能性があります。

比較政治学はどんなテーマも扱える科目ですが、基本的には、私自身の問題関心である民主化、民族問題、移民政策、難民政策、先住民族政策といったテーマを中心にしていきます。
 到達目標(ねらい) 世界の重要な政治現象に関心をもち、人間についてより深く考え、自分とはまったく異なる立場におかれた人たちに対する思いやりや共感をもてる大人になることが大きな目標です。

また、政治現象の実証研究の初歩を知ることで、ものごとの因果関係を考えることの大切さを知ります。人数や参加者のやる気によっては、みなさんが研究をするのに役に立つ手法を練習する機会を作ります。

「比較」による因果関係の解明という比較政治学の手法は、あらゆる分野に使える方法ですので、まじめに勉強すると卒業後も役に立つことが多いと思います。

この授業を最後までやり通すことで、物事を少しずつ計画的に実行する習慣も身につきます。さらに、グループ活動が多いので、自己表現やプレゼンのスキルも身につきます。ノートの作り方等も習得します。大学の授業は就職対策の場ではありませんが、こうしたスキルは当然、就職にも役立つものです。
 授業スケジュール
第 1 回 ガイダンス:参加する学生さんの関心や熱意、人数によって、授業内容も変えていきます。基本的には民主化、民族問題、移民政策、難民政策、先住民族政策といったテーマを取りあげます。
第 2 回 比較する:比較の効用
第 3 回 比較する:説明と記述 べき論と因果論
第 4 回 比較する:相関関係と因果関係
第 5 回 比較する:一致法と差異法
第 6 回 比較する:概念という道具
第 7 回 難民政策を考える:世界の難民問題と近代国家
第 8 回 難民政策を考える:先進民主主義諸国の受け入れ
第 9 回 難民政策を考える:日本
第 10 回 難民政策を考える:政策の違いの説明を試みる(1)
第 11 回 難民政策を考える:政策の違いの説明を試みる(2)
第 12 回 民主化を考える:理論
第 13 回 民主化を考える:アジア諸国
第 14 回 民主化を考える:違いの説明を試みる(1)
第 15 回 民主化を考える:違いの説明を試みる(2)
第 16 回 対立を乗りこえる対話手法を考える:北アイルランド
第 17 回 対立を乗りこえる対話手法を考える:南アフリカ
第 18 回 対立を乗りこえる対話手法を考える:対話手法を学ぶ(1)
第 19 回 対立を乗りこえる対話手法を考える:対話手法を学ぶ(2)
第 20 回 先住民族政策を考える:先住民族問題と近代国家
第 21 回 先住民族政策を考える:アメリカ ハワイ
第 22 回 先住民族政策を考える:オーストラリア ニュージーランド
第 23 回 先住民族政策を考える:台湾 アイヌ民族 フィジー
第 24 回 先住民族政策を考える:違いの説明を試みる(1)
第 25 回 先住民族政策を考える:違いの説明を試みる(2)
第 26 回 高度な比較手法の練習:質的比較分析(QCA)(1)
第 27 回 高度な比較手法の練習:質的比較分析(QCA)(2)
第 28 回 高度な比較手法の練習:質的比較分析(QCA)(3)
第 29 回 高度な比較手法の練習:質的比較分析(QCA)(4)
第 30 回 まとめ 対立を超えて
 準備学習 必ず授業前に指定された準備をしてくる授業です。毎週こつこつやっていくと興味深く感じることが増えていきますし、習慣になれば苦にならなくなる程度のものです(過去に履修した学生たちの文章をYeStudyに掲載しますのでぜひ読んで下さい)。

新聞の国際面や国際ニュースに日常的に目を通すことも必須です。

グループ活動が多くなりますので、準備をしてこないと高校生がおしゃべりしている状態から抜け出せません。準備をしてくることで大学生レベルの議論が活発にできるようになります。
 履修上の留意点等 最新の情報はYeStudyで確認してください。YeStudyに、過去に履修した学生さんの感想やアドバイスを載せますので参考にしてください。

この授業は、自分で事前に勉強してきたことを「使って」教室で様々な活動を行う、昨今流行りの言い方をすれば反転授業で行います。「講義」形式の授業はほとんど行わない、年間を通じてアクティブ・ラーニングスタイルで行う授業でもあります。知識のインプットなどは授業前にすませ、教室ではグループで作業をして教え合ったり討論したりプレゼンをしたりといったアウトプットを行います。そのため、ほぼ毎週文献を読んで来る等の準備を指示します。教室には《必ず》準備をしてくることが条件です。こうすることで、やる気がある人同士でレベルが高いグループ活動や討論ができるようになります。

一回目のガイダンス授業には必ず出席してください。

欠席したときの授業内容は必ず各自の責任で補ってください。
 成績評価の方法
50 % 試験
レポート
小テスト
50 % 平常点




原則として平常点と定期試験によります。参加人数が少なくなった場合、取り組みが良好な参加者については試験を免除します。一回目の授業に参加していない場合、減点が生じる可能性があります。平常点はグループ活動の振り返り、映画レポートなど、様々な方法で取ることができるようにしています。
 教科書/テキスト 必ず購入する必要がある文献を指定する予定はありません。新聞記事データベースを多用します。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
その都度紹介します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 任意課題による平常点の得点状況を早めに知らせるようにしたいと考えています。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目