授業概要 |
この授業では、受講生の希望を募ったうえで、政治や社会問題を扱った本または論文を読みます。日本または外国の政治や社会において、または国際関係において、今日、何が中心的に議論されているのか、その論点は何か、などを議論します。政治や社会の問題に詳しくなるだけでなく、筆者が自分の主張をより説得的に表現する手法として、どのような「道具立て」をしているのかを読み取ることを、さらなる目標としたいと思います。 |
到達目標(ねらい) |
この授業では、文献(本や論文)を読めるようになることを目標とします。「文献を読む」といっても、ただ単に本や論文の字面を追うことや、そこに書いてあるデータを拾うことを意味しません。目標とするのは、筆者がどのような方法を使って自らの主張を説得的なものとしているかを見つけられるようになることです。
また、筆者の意見と自分の意見とを明確に区別して発表できることを目標とします。そのために必要な発表の仕方、レジュメの書き方、注の付け方を学びます。 |
授業スケジュール |
実際に何を読むかは受講生との相談により決めます。
(課題授業を含む)30回の授業での発表・議論によって目標に到達します。
参考として、昨年度読んだ本を読んだ順に紹介しておきます。
髙崎順子『フランスはどう少子化を克服したか』新潮新書、2016年
根本祐二『「豊かな地域」はどこがちがうのか 地域間競争の時代』ちくま新書、2013年
NHK取材班『外国人労働者をどう受け入れるか 「安い労働力」から「戦力」へ』NHK出版新書、2017年
吉見俊哉『トランプのアメリカに住む』岩波新書、2018年 |
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履修上の留意点等 |
自分が読みたい論文や本の分野は何か、あらかじめ考えておくことが望ましいです。
毎回の授業の前には、担当でない場合も該当箇所を読んでおくことが必須です。 |
成績評価の方法 |
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試験 |
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レポート |
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小テスト |
50 % |
平常点 |
25 %
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報告内容等 |
25 %
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発現など授業への積極的な参加 |
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教科書/テキスト |
ゼミで読む本は、受講生の希望と話し合いで決定する。 |
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参考書
図書館蔵書検索
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学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について |
前年度「学生による授業アンケート」未実施(授業アンケート対象外科目)。
学生相互の質疑・討論が活発に行われるようにする予定。 |
関連リンク |
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実務経験がある教員による授業科目 |
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アクティブラーニング型の授業科目 |
受講生の司会のもとで、担当者が発表し、全員で議論する。
授業時間外でも、希望があれば施設見学を行う予定。 |