駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  132211 / 演習Ⅰ 132212 / 演習Ⅱ
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  火曜日 3時限
 単位数  4
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  山崎 望(ヤマザキ ノゾム)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 演習では、現代世界の変容を多様な観点から分析します。その上で、世界秩序の変容が生み出す問題にどのように対応すべきか、を考えていきます。
 到達目標(ねらい) 法学部政治学科の学位授与方針における、次世代を担い、地域から国際社会まで広く活躍できる人になるという目標を実現するために必要となることを学ぶ科目です。
演習を通じて「あたり前」と思っている事が「あたり前」ではなく、テロ、ナショナリズム、多文化主義、グローバル経済、格差社会、性差別といった「大きな問題」が「他人事」ではなく、「自分を含めたわれわれの問題」である事について学んでもらうことが目的です。各人の問題意識の形成と発展も目的です。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 イントロダクション~グローバル化時代の自由民主主義
準備学習
(予習・復習等)
各自の問題関心に基づく文献の予習 90分
第 2 回
授業の計画・内容 新自由主義の展開(1)
スコットギャロウェイ『the for GAFA』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 3 回
授業の計画・内容 新自由主義の展開(2)
スコットギャロウェイ『the for GAFA』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 4 回
授業の計画・内容 新自由主義への批判(1)
齋藤純一『自由』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 5 回
授業の計画・内容 新自由主義への批判(2)
ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 6 回
授業の計画・内容 ポピュリズムの台頭(1)
水島治郎『ポピュリズムとは何か』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 7 回
授業の計画・内容 ポピュリズムの台頭(2)
ミュデ,カルトワッセル『ポピュリズム』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 8 回
授業の計画・内容 ポピュリズムの台頭(3)
J・ウェルー・ミュラー『ポピュリズムとは何か』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 9 回
授業の計画・内容 権威主義化する世界(1)
ヤシャ・モンク『民主主義を救え!』(前半)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 10 回
授業の計画・内容 権威主義化する世界(2)
ヤシャ・モンク『民主主義を救え!』(後半)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 11 回
授業の計画・内容 権威主義の台頭?(3)~日本は自由民主主義ではない?
山口二郎『民主主義は終わるのか?』(前半)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 12 回
授業の計画・内容 権威主義の台頭?(4)~日本は自由民主主義ではない?
山口二郎『民主主義は終わるのか?』(後半)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 13 回
授業の計画・内容 自由民主主義の危機(1)~日本を事例に
樋口陽一『リベラルデモクラシーの現在』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 14 回
授業の計画・内容 自由民主主義の危機(2)
パトリック・デニーン『リベラリズムはなぜ失敗したのか』
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 15 回
授業の計画・内容 自由民主主義の危機(3)~新自由主義と民主主義/権威主義
コリン・クラウチ『ポストデモクラシー』、その他
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 120分
第 16 回
授業の計画・内容 フェミニズムの展開~再編される家父長制とジェンダー
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 17 回
授業の計画・内容 フェミニズムの展開~LGBTをめぐって、再編されるセクシュアリティ
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 18 回
授業の計画・内容 グローバル化するケア労働をめぐって
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 19 回
授業の計画・内容 新自由主義とフェミニズム(家父長制/ジェンダーの再編)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 20 回
授業の計画・内容 権威主義とフェミニズム(再強化される家父長制/ジェンダー)
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 21 回
授業の計画・内容 シンポジウム準備(1)~テーマの決定
準備学習
(予習・復習等)
文献・資料の収集 90分
第 22 回
授業の計画・内容 シンポジウム準備(2)~資料をもとにした議論
準備学習
(予習・復習等)
資料の収集・整理・分析 180分
第 23 回
授業の計画・内容 シンポジウム準備(3)~報告準備
準備学習
(予習・復習等)
報告に向けた取り組み 180分
第 24 回
授業の計画・内容 シンポジウム準備(4)~模擬報告
準備学習
(予習・復習等)
模擬報告の予行練習 120分
第 25 回
授業の計画・内容 卒業論文報告(1)
準備学習
(予習・復習等)
事前配布の教材の予習 90分
第 26 回
授業の計画・内容 卒業論文報告(2)
準備学習
(予習・復習等)
事前配布の教材の予習 90分
第 27 回
授業の計画・内容 卒業論文報告(3)
準備学習
(予習・復習等)
事前配布の教材の予習 90分
第 28 回
授業の計画・内容 権威主義への抵抗
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 29 回
授業の計画・内容 新自由主義への抵抗
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
第 30 回
授業の計画・内容 性差別への抵抗
準備学習
(予習・復習等)
課題文献の予習 90分
 履修上の留意点等 毎回、課題とされた文献をしっかりと読んでからゼミに臨んでください。報告者は課題文献の要約レジュメと私見を事前に作成してください。担当者の指導を受けてから報告してください。
討論においては積極的に発言してください。
また半期に1回ほどのペースでチームを作り、協力して研究報告をする作業にも取り組んでもらいます。
演習の進め方の詳細は一回目に説明するので、必ず出席してください。
演習Ⅱでは、各自の問題意識を発展させた卒業論文の執筆にも取り組みます。
 成績評価の方法
試験
レポート
小テスト
100 % 平常点





 教科書/テキスト
講義の理解度や受講生の関心に伴い、適宜指示します。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
適宜、指示します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 当該皆目は前年度アンケート未実施である(アンケート対象外科目)
 関連リンク 山崎望研究室 http://yamazaki1st.boy.jp/
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目 毎回、報告者による課題文献の要約とレポートの作成、プレゼンテーションを行い、それをもとにしたディスカッションが中心になります。
また受講者の問題関心にもとづくグループワークを行い、シンポジウムなどでの報告を行います。