駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  133301 / 演習Ⅰ
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  火曜日 2時限
 単位数  4
 付記  
 主担当教員氏名(カナ)  清滝 仁志(キヨタキ ヒトシ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 政治学の課題について発表・レジュメ作成・討論の技術を身につけます。ICT(情報通信技術)を積極的に活用した授業をします。
 到達目標(ねらい) Think(考える)・Write(書く)・Speak(話す)の3つの能力をさらに伸ばし、就活での「コミュニケーション能力」を身に着けるようにします。
政治や社会の問題をCritical(批評的)、Logical(論理的)、Creative(創造的)に考えることをめざします。具体的到達目標は次のとおりです。

①自分の頭でものごとを考え、自分の意見をまとめられること。
②大勢の前で自分の言いたいことを論理的・簡潔・的確に話すことができること。
③自分の議論を客観的にみつめ、集団で的確な討論ができること。

1年間の受講後、就活に臨む政治学科3年生ならではのしっかりとしたコミュニケーション(受け答え、印象、態度など)ができるようにめざします。
 授業スケジュール
(1)授業の最初に時事問題について自由討論をします。情報の単なる紹介でなく、政治学科生として、自分の意見をしっかりと伝えられるように訓練します。

(2)前期パワーポイントでの時事問題についての報告
 ①前半:グループ別に調査・報告し、パワーポイントでの発表。それをもとに皆で質疑応答と討論をおこないます。
 ②後半:各人が関心をもった問題についてパワーポイントで報告し、それをもとに討論

(3)後期は毎回テーマを設定し、集団討論をおこないます(「金魚鉢」討論)。
  グループが順番に討論し、他のグループが討論者の態度、内容、全体のまとまりなどを採点します。皆に見られるので「金魚鉢」です。就活で必要とされる技術をも念頭に置きながら、討論の仕方のみならず、集団でのコミュニケーションの方法を学んでいきます。

(4)ゼミ論文集を作成します。あまり長いものは作成できませんが、就職活動や大学院受験で自分の大学での研究をPRする意味があります。 

(5)毎月、政治学に関係する本を読んできてそれをもとに報告・討論します。図書館のビブリオ・バトルにも参加できるようにします。
 履修上の留意点等 受講者はYestudayに登録してください。演習は毎回出席するのが基本です。学問を通してコミュニケーション技術を学んでいきます。欠席が多い場合、履修中止勧告を5月、7月、10月に行います。
 成績評価の方法
試験
レポート
小テスト
平常点
50 %
授業の参加態度
30 %
発表報告
20 %
論文

過去のゼミ論文集(『教養と無秩序』)は図書館1階にあります。B判定以下の方は次年の演習Ⅱを受講できません。演習は毎回出席するのが基本です。受講者はYestudyに登録してください。連絡はネット掲載かメールでおこないます。欠席が多い場合、履修中止勧告をおこないます。特段の理由なく、きちんと出席できない学生は履修しないでください。
 教科書/テキスト
授業開始後に連絡。YeStudyで教材を閲覧・ダウンロードすることもあります。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
論文作成の方法について次の本を参照。川崎剛『社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで』(勁草書房)
時事問題を学ぶのに、新聞を使い、記事について討論もおこないます。
また時事問題を解説した月刊誌として次の文献を参照(図書館にあります)。
政策研究フォーラム『改革者』
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 課外活動を実施します。
①施設見学:授業がない日を見計らって、施設を見学します。
 国会、検察庁、裁判所、東京証券取引所、日本銀行、自衛隊基地 (横須賀、富士、厚木)
②ゼミ合宿:政治学の勉強とともに上級生等と懇談する就職セミナーを実施します。
 2018年 千葉・富浦/2017年 八王子セミナーハウス
③卒業生・上級生との懇談:演習の時間に卒業生や上級生の就職・就活体験談。
④シンクタンクの研究会(一般向けの時事問題)の参加。
 関連リンク 図書館のデータベースです。https://www.komazawa-u.ac.jp/~toshokan/search/
新聞や経済雑誌は就活に有用です。
 実務経験がある教員による授業科目 中央官庁出身ですので、公務員志望者については勉強の仕方などアドバイスできます。
 アクティブラーニング型の授業科目 毎回、時事問題について受講者に解説してもらいます。報告に際しては討論をおこないます。