駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  133601 / 外交史
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  水曜日 1時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  村井 良太(ムライ リヨウタ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  現在の国際政治は混迷と模索の中にあります。そのような中で、過去の経験から学び、未来への糧としようとするのが外交史です。日本のような民主主義国家では、外交は国民と離れては成り立ちません。また、相互依存の時代にあって、外交は生活の中にまで深い影響を及ぼしています。本講義を通じて、社会人の一素養としての外交理解を身につけて欲しいと思います。なお外交への理解は政治への理解を離れては困難です。外交史に政治史を補いながら講義していきます。
 到達目標(ねらい)  本年度の「外交史」では、戦前・戦中の遺産を踏まえた上で、第二次世界大戦後の日本外交史を中心に講義します。その中で、世界的な第二次世界大戦の教訓や、冷戦、その変容など、世界史の中で日本史を理解することに努めます。この授業の到達目標は、日本外交における戦前・戦中の遺産について理解し、敗戦から冷戦終結後までの日本政治外交史について世界の動きと連動する形での基本的な知識を習得することです。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 はじめに
準備学習
(予習・復習等)
教科書の概要を理解し、関連する本やドキュメンタリー番組などと接する時間をとってください。 60分
第 2 回
授業の計画・内容 帝国日本の遺産(1)―開国と拡大
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 3 回
授業の計画・内容 帝国日本の遺産(2)―協調と孤立
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 4 回
授業の計画・内容 敗戦と占領(1)―米国の占領政策
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 5 回
授業の計画・内容 敗戦と占領(2)―敗戦の受容
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 6 回
授業の計画・内容 占領改革(1)―憲法改正
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 7 回
授業の計画・内容 占領改革(2)―占領政治
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 8 回
授業の計画・内容 占領改革(3)―冷戦
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 9 回
授業の計画・内容 吉田政権と講和(1)―朝鮮戦争
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 10 回
授業の計画・内容 吉田政権と講和(2)―講和と安保
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 11 回
授業の計画・内容 吉田政権と講和(3)―講和後の吉田政治
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 12 回
授業の計画・内容 鳩山政権と55年体制の成立(1)―55年体制の成立
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 13 回
授業の計画・内容 鳩山政権と55年体制の成立(2)―日ソ国交回復
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 14 回
授業の計画・内容 映像授業―戦後日本
準備学習
(予習・復習等)
これまでの教科書を参照しつつ、ドキュメンタリー番組や関連する図書などに接してください。 60分
第 15 回
授業の計画・内容 前期のまとめ
準備学習
(予習・復習等)
これまでのノート等を総復習してください。 60分
第 16 回
授業の計画・内容 岸政権と日米安保条約の改定(1)―外交三原則
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 17 回
授業の計画・内容 岸政権と日米安保条約の改定(2)―安保改定
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 18 回
授業の計画・内容 池田政権と高度経済成長(1)―高度経済成長と日本外交
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 19 回
授業の計画・内容 池田政権と高度経済成長(2)―日米協調
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 20 回
授業の計画・内容 佐藤政権と沖縄返還(1)―日韓国交正常化
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 21 回
授業の計画・内容 佐藤政権と沖縄返還(2)―沖縄返還
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 22 回
授業の計画・内容 映像授業―経済的大国日本
準備学習
(予習・復習等)
これまでの教科書を参照しつつ、ドキュメンタリー番組や関連する図書などに接してください。 60分
第 23 回
授業の計画・内容 危機の70年代(1)―日中国交正常化と田中外交
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 24 回
授業の計画・内容 危機の70年代(2)―三木外交・福田外交
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 25 回
授業の計画・内容 危機の70年代(3)―大平外交
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 26 回
授業の計画・内容 動く世界と問われる経済大国(1)―新冷戦と日米「同盟」
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 27 回
授業の計画・内容 動く世界と問われる経済大国(2)―冷戦の終結
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 28 回
授業の計画・内容 冷戦後
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 29 回
授業の計画・内容 現在とのつながり
準備学習
(予習・復習等)
関連する教科書部分を事前に読み、事後にノート等を整理してください。 60分
第 30 回
授業の計画・内容 まとめ
準備学習
(予習・復習等)
全体の総復習をしてください。 60分
 履修上の留意点等  履修する学生には、出席はもとより、自学自習に基づく積極的な授業参加を求めます。
 成績評価の方法
70 % 試験
30 % レポート
小テスト
平常点




 課題授業として短い書評レポートを複数回課す予定です。これは上記割合のとおり単位認定に深く関わります。初回の授業で詳しい説明を受けてください。
 教科書/テキスト
 五百頭旗真編『戦後日本外交史〔第3版〕』有斐閣、税別2,000円、ISBN:9784641124073。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
 参考図書は講義の中で随時紹介していきます。なおこの講義であつかう戦後外交の前史である戦前外交史を自学自習するには、清水唯一朗・瀧井一博・村井良太『日本政治史』(有斐閣ストゥディア、2020年)と、簑原俊洋・奈良岡聰智編『ハンドブック近代日本外交史―黒船来航から占領期まで』(ミネルヴァ書房、2016年)が便利です。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について  3年前より「学生による授業アンケート」を受けて授業スタイルを変更しています。昨年度のアンケートでも概ね評価されており、本年度も引き続き改善に努めます。また、書評課題などを通して自主的な学習に導くよう工夫したいと考えています。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目