駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  141121 / マネジメント・サイエンスB
 開講年度・期  2020年 後期  開講曜日・時限  水曜日 3時限
 単位数  2
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  小沢 利久(オザワ トシヒサ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要  マネジメント・サイエンスでは、合理的な問題解決のための考え方と手法を学んでいきます。問題を解決するためには、問題を漠然と認識している段階から出発して、問題の構造を把握し、それを適切に表現し、解決への道筋をつけなければなりません。この授業では、そのために必要となる、問題を表現する方法(考え方)とその表現をもとにした分析の方法を扱います。マネジメント・サイエンスが対象とする分野は多岐に渡りますが、後期科目であるマネジメント・サイエンスBでは下記の項目を取り上げます。
 ①経営効率の分析:データ包絡分析法
 ②統計的なリスク分析:ポートフォリオ選択
 ③サービスシステムの分析:待ち行列理論
なお、この授業は講義と演習により行います。まず初めに基本的な事柄について説明し、それを受けて課題に取り組んでもらいます。課題ではExcelを使って解く問題を扱います (一部を除く)。
 到達目標(ねらい)  この授業は情報分析力と問題解決力 (DP3) 及び専門分野の知識・技能の活用力 (DP5) を身につけるための授業です。授業の概要の中で述べた項目ごとに、そこで用いられている問題の表現方法と分析のための手法を理解するとともに、簡単な問題について実際に分析できること (様々な評価量を計算できること) を到達目標とします。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 データ包絡分析法(1):効率性の相対比較、効率的フロンティア、図による解法
準備学習
(予習・復習等)
配布資料(YeStudyに掲載)の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 2 回
授業の計画・内容 データ包絡分析法(2):CCRモデル、線形計画問題としての定式化、Excelソルバーを使った解法
準備学習
(予習・復習等)
前回授業内容の復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 3 回
授業の計画・内容 データ包絡分析法(3):双対問題とスラック変数問題、Excelソルバーを使った解法
準備学習
(予習・復習等)
データ包絡分析法の例に関する宿題、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 90分
第 4 回
授業の計画・内容 データ包絡分析法(4):Excelソルバーを用いた分析例
準備学習
(予習・復習等)
前回授業内容の復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 5 回
授業の計画・内容 データ包絡分析法(5):Excelソルバーを用いた演習
準備学習
(予習・復習等)
前回の授業で使ったExcelファイルの問題を復習、データ包絡分析法に関する配布資料全体をもう一度精読(復習) 60分
第 6 回
授業の計画・内容 ポートフォリオ選択(1):リターンとリスク、ポートフォリオ、Excelを使った統計分析
準備学習
(予習・復習等)
データ包絡分析法の宿題(計算練習)、配布資料(YeStudyに掲載)の授業内容に関する部分の精読(予習) 90分
第 7 回
授業の計画・内容 ポートフォリオ選択(2):平均・分散モデル
準備学習
(予習・復習等)
前回の授業で使ったExcelファイルの問題を復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 8 回
授業の計画・内容 ポートフォリオ選択(3):Excelソルバーを使った株式ポートフォリオの分析
準備学習
(予習・復習等)
前回授業内容の復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 9 回
授業の計画・内容 ポートフォリオ選択(4):効用関数とリスク
準備学習
(予習・復習等)
前回の授業で使ったExcelファイルの問題を復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 10 回
授業の計画・内容 ポートフォリオ選択(5):Excel ソルバーを用いた演習
準備学習
(予習・復習等)
ポートフォリオ選択に関する配布資料全体をもう一度精読(復習) 60分
第 11 回
授業の計画・内容 待ち行列理論(1):混雑現象と待ち行列モデル,リトルの式
準備学習
(予習・復習等)
ポートフォリオ選択の宿題(計算練習)、配布資料(YeStudyに掲載)の授業内容に関する部分の精読(予習) 90分
第 12 回
授業の計画・内容 待ち行列理論(2):M/M/1とM/M/cモデル
準備学習
(予習・復習等)
前回授業内容の復習、配布資料の授業内容に関する部分の精読(予習) 60分
第 13 回
授業の計画・内容 待ち行列理論(3):Excel VBA によるプログラミング入門
準備学習
(予習・復習等)
待ち行列理論の宿題(計算練習)、YeStudyに掲載したBVAの資料を精読(予習) 90分
第 14 回
授業の計画・内容 待ち行列理論(4):Excel VBA を用いた演習
準備学習
(予習・復習等)
前回の授業で使ったExcelファイルの問題を復習、待ち行列モデルの基本事項とM/M/cモデルを配布プリントにより復習 60分
第 15 回
授業の計画・内容 全体のまとめ
準備学習
(予習・復習等)
データ包絡分析法、ポートフォリオ選択、待ち行列理論を配布資料により一通り復習 90分
 履修上の留意点等 ・この授業の YeStudy コース登録をしておいてください。授業内容に関することは YeStudy に掲載します。
・この授業では、取り組む問題とその分析方法を説明した後、パソコンを使って実際に計算し、答えを出すという流れで進めていきます。
・様々な問題や課題を解く (解決する) ことに興味のある学生の履修を歓迎します。
 成績評価の方法
50 % 試験
50 % レポート
小テスト
平常点




定期試験を5割、課題・宿題 (レポート) を5割として評価します。定期試験はペーパーテストです。演習にはExcelを使った計算問題が含まれます。
 教科書/テキスト
プリントを配布し、テキストに代えます。
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
必要に応じて示します。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について 実際に計算して結果を出すことがより深い理解につながりますので、パソコンを使った演習をできる限りたくさん取り入れる予定です。
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目