駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  141701 / 国際経済論
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  火曜日 3時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  福本 真弓(フクモト マユミ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって経済・企業のグルーバル化が進み、日本経済も世界各国の経済動向に大きく影響を受けています。本講義では、国境を越えたモノとサービスの取引を扱う国際貿易論の基本的な考え方を学ぶことで、貿易を通じた世界経済と日本経済の相互依存関係について理解し、考察しながら、国際経済への視点を養います。
 到達目標(ねらい) (1)データや資料を通じて、日本経済がいかに世界経済とリンクしているかを説明することができる。
(2)貿易の利益を経済学的に説明できる。
(3)国際経済に関する問題について、経済学的な観点から自分の意見を述べることができる。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 国際経済学を学ぶ意義・講義内容の紹介
準備学習
(予習・復習等)
マクロ経済学の復習 90分
第 2 回
授業の計画・内容 国際収支統計①国際収支表の特徴と作成
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 60分
第 3 回
授業の計画・内容 国際収支統計②日本の国際収支表と経常収支の二面性
準備学習
(予習・復習等)
・マクロ経済学(国民所得)の復習
・授業の復習と練習問題またはレポート
90分
第 4 回
授業の計画・内容 国際収支統計③国際収支とマクロ経済
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 5 回
授業の計画・内容 国際収支統計④経常収支の二面性
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 60分
第 6 回
授業の計画・内容 国際収支統計⑤国際収支と為替レート
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 7 回
授業の計画・内容 為替レートの決定理論①金利平価
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 8 回
授業の計画・内容 為替レートの決定理論②購買力平価
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 9 回
授業の計画・内容 為替レートの決定理論③実質為替レートと実効為替レート
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 10 回
授業の計画・内容 為替レートの決定理論④通貨政策
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 11 回
授業の計画・内容 マンデル=フレミング・モデル
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 12 回
授業の計画・内容 物価と為替レ―ト
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 13 回
授業の計画・内容 為替レートと景気循環
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 14 回
授業の計画・内容 外国為替相場制度
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 15 回
授業の計画・内容
外国為替市場介入と日本の通貨政策
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 16 回
授業の計画・内容
余剰分析の基礎
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 17 回
授業の計画・内容
貿易の利益
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 18 回
授業の計画・内容
リカード・モデル①:比較優位と絶対優位
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 19 回
授業の計画・内容
リカード・モデル②:比較優位と分業の利益
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 20 回
授業の計画・内容
リカード・モデル③:相対価格と相対賃金
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 21 回
授業の計画・内容
リカード・モデル④:複数財のケース
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 22 回
授業の計画・内容
資源と貿易①要素集約度と比較優位
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 23 回
授業の計画・内容
資源と貿易②レオンチェフ型生産関数と貿易パターン
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 24 回
授業の計画・内容
資源と貿易③レオンチェフの逆説
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 25 回
授業の計画・内容 規模の外部経済と貿易
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 26 回
授業の計画・内容
規模の内部経済と貿易
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 27 回
授業の計画・内容 新々貿易理論
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 28 回
授業の計画・内容 貿易政策の基礎理論①:関税政策
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 29 回
授業の計画・内容 貿易政策の基礎理論②:非関税政策
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
第 30 回
授業の計画・内容 国際貿易のルール:GATT、WTO
準備学習
(予習・復習等)
授業の復習と練習問題またはレポート 90分
 履修上の留意点等 前期は国際金融論、後期は国際貿易論の授業内容になります。履修に当たっては以下の点を熟読し、納得してから初回の授業に臨んでください。
①国際金融論はマクロ経済学、国際貿易論はミクロ経済学の応用ですので、経済学をまったく学んだことがない学生の履修は勧めません。授業で経済学の復習をする時間はほとんどありませんので、それでも本科目の履修を希望する場合は、独学で経済学を学ぶ必要があります。
②授業では講義ノートを配布しますが、講義ノートの空欄を埋めながら授業を進めていくスタイルです。よって、授業を1回でも休むとわからなくなります。授業の冒頭5分程度で前週の復習はしますが、90分の内容を5分で説明することはできません。本科目履修にあたっては30回の授業すべてに出席する決意が必要です。授業に欠席をした場合は、自分で参考書を読み自学自習してください。
③授業では数式、グラフを多用します。
④学生の思考力向上を目的としたレポート課題を<毎週>課します。加えて、授業の理解度を深めるために練習問題も多く出します。毎週、本科目の復習にかなりの時間を要しますので、真剣に国際経済学を学びたいという学生のみ履修してください。なお、前週の宿題・レポート課題の解説はすべて授業中に行います。
⑤授業で使用する資料は原則すべて授業で配布します。
 成績評価の方法
90 % 試験
レポート
小テスト
平常点
10 %
授業での課題提出状況



授業に真面目に出席し、課題を提出したからといって単位が認定されるわけではありません(出席点はありません)。単位認定には1月に実施する定期試験の成績が90%反映されます。また、試験は持込不可です。
 教科書/テキスト
指定なし
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
①熊倉正修「国際日本経済論-グローバル化と日本の針路-」昭和堂、2015年
②lP.R.クルーグマン、M.オブストフェルド、M.J.メリッツ著「国際経済学 理論と政策 上:貿易編」丸善、2017年
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について
①授業の冒頭は前回の復習をします(5分程度)
②学生の理解度に応じて授業内容、授業ペースを調整します
 関連リンク
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目