授業概要 |
本演習ではテーマを「モノづくりの経営学」としており、主として製造企業の生産戦略、生産管理、技術管理、作業管理などを対象としている。またモノづくりには労働力が不可欠かつ重要な要素であるので、労働者による労働も考察の対象としている。本演習ではこのテーマに関してゼミ論文を作成し、それを題材にしたプレゼンテーション(発表・報告)や議論・討論を行う。このように受講生が「自分でやってみて学ぶ」受講生主体の授業である。 |
到達目標(ねらい) |
受講生は上記テーマに関連して、自分の興味・関心のあるテーマを選び、それについて研究を行い、4年のゼミ終了の時点までにゼミ論文を作成・完成させることを最大の目的としている。また授業の中で、ゼミ生には自分の論文の経過・成果についてプレゼンテーション(発表・報告)をしてもらい、それに対する質疑応答や議論・討論を他のゼミ生と活発に行うことにしている。以上の論文作成、プレゼンテーション、質疑応答、議論・討論を通じて、知識を吸収することはもちろん、プレゼンテーション能力、物事を論理的に思考する能力、コミュニケーション能力を養うことも目的としている。
本科目は経営学部の卒業認定・学位授与の方針のDP2、DP3、DP4、DP5に関連し、教育課程編成・実施の方針のCP2、CP3、CP5に関連した科目である。 |
授業スケジュール |
4年次では、3年次に引き続き、論文作成のための研究を進め、最終的に論文を完成させる。また授業自体は、ゼミ生各人による自分の論文についてのプレゼンテーション(発表・報告)、質疑応答、議論・討論を中心に行われる。その中で、報告・発表、思考、発言・表現等の能力を養っていく。
第1~30回:論文内容のプレゼンテーションと議論討論
また授業以外の時間で論文作成のための指導を個別に行う。
(正規の授業時間以外に、工場見学や合宿あり)
準備学習として、毎回、プレゼンテーションの準備、司会進行の準備、論文作成で毎回120分以上の準備学習が必要になる(役回りにより準備学習の時間は異なる)。 |
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履修上の留意点等 |
本演習は上記のようにプレゼンテーション、質疑応答、議論・討論が中心となるので、ゼミ内に全員が積極的に発言できる雰囲気を作りたい。そのため、授業時間以外のイベント(工場見学、合宿、コンパなど)には全員が参加することが原則である。 論文の作成や授業内のプレゼンテーション等の準備には授業以外の時間を多く割き、相当な努力が必要になってくる。それゆえ中途半端な気持ちで志願する学生には遠慮してもらいたい。勉強にしろその他のイベントにしろ、自分から常に積極的に参加・参画する姿勢が求められる。本ゼミでは何よりもやる気のある学生を歓迎する。 |
成績評価の方法 |
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試験 |
10 % |
レポート |
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小テスト |
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平常点 |
50 %
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ゼミ論文 |
20 %
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プレゼンテーション |
20 %
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議論討論への参加 |
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論文の研究を進めその内容を授業で発表する、または参加し与えられた役割を果たすことを重視するので、授業へは原則的に毎回出席することが求められる。
成績評価のうち「議論討論への参加」については積極的な発言・姿勢を、「プレゼンテーション」については事前の入念な準備と発表での積極性を、「ゼミ論文」では学術論文としての完成度の高さを、「レポート」ではレポート課題に基づく情報収集とその整理を中心に評価する。
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教科書/テキスト |
特定のテキストはなく、講読する文献はゼミ生の学習・研究分野に応じて自主的に選定してもらう。また企業での実例に関する資料は、日本経済新聞や日経産業新聞を活用し、ゼミ生自身の研究テーマに関わる記事を適宜こちらから提示する。 |
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参考書
図書館蔵書検索
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学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について |
前年度「学生による授業アンケート」未実施(授業アンケート対象外科目)。アクティブ・ラーニングを既に取り入れているが、さらにそれを本格化させたい。 |
関連リンク |
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実務経験がある教員による授業科目 |
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アクティブラーニング型の授業科目 |
個人・グループによるプレゼンテーション、ディスカッション、調査学習(工場見学)、課題解決型学習を行う |