第 1 回 |
授業の計画・内容 |
契約法入門:契約法の位置づけ
《到達目標》
◎民法のなかでの債権各論の位置づけを把握する。
◎債権各論のなかでの契約法の位置づけを把握する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 2 回 |
授業の計画・内容 |
契約総論(1):契約の種類・双務契約における牽連性
《到達目標》
◎双務契約と片務契約の差異を理解する。
◎片務契約の特徴である牽連性を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 3 回 |
授業の計画・内容 |
契約総論(2):契約の成立方法・契約関係の解消
《到達目標》
◎売買契約が成立するための要件を理解し、それを555条に照らして説明できるようにする。
◎契約の拘束力を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 4 回 |
授業の計画・内容 |
契約の解除
《到達目標》
◎債務不履行解除の一般的な要件と効果を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 5 回 |
授業の計画・内容 |
売買(1):売主と買主の義務
《到達目標》
◎特定物売買を例にして、契約に基づく売主の義務内容を説明できるようにする。
◎本契約と予約の差異を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 6 回 |
授業の計画・内容 |
売買(2):特定物売買における担保責任
《到達目標》
◎他人物売買における買主の権利内容を理解する。
◎商品の品質に関わる買主の権利内容を理解し、それを特定物売買に即して説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 7 回 |
授業の計画・内容 |
売買(3):種類物売買における担保責任
《到達目標》
◎商品の品質に関わる買主の権利内容を種類物売買に即して説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 8 回 |
授業の計画・内容 |
売買(4):手付解除(補論:贈与の撤回)
《到達目標》
◎法定解除権と約定解除権の差異を理解する。
◎解約手付制度を理解し、その要件や効果を説明できるようにする。
◎贈与に関わる解除制度を理解し、その要件や効果を説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 9 回 |
授業の計画・内容 |
賃貸借(1):貸主の義務
《到達目標》
◎賃貸借契約の特徴を理解し、それを冒頭規定に照らして説明できるようにする。
◎契約に基づく賃貸人の義務内容を理解する。
◎敷金契約の概要を把握する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 10 回 |
授業の計画・内容 |
賃貸借(2):借主の義務と信頼関係法理
《到達目標》
◎契約に基づく賃借人の義務内容を理解する。
◎契約的契約関係における信頼関係法理を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 11 回 |
授業の計画・内容 |
賃貸借(3):賃借権の譲渡と転貸
《到達目標》
◎どういった場合が賃借権の譲渡や転貸に該当するのかについて、具体例を挙げて説明できるようにする。
◎賃借権の譲渡・転貸が制限されている理由を理解する。
◎適法な賃借権の譲渡や転貸借の法律関係を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 12 回 |
授業の計画・内容 |
賃貸借(4):借地借家法の規律
《到達目標》
◎不動産賃借権の物権化について、その背景や制度の概要を理解する。
◎借地借家法による契約の存続保障を具体的に説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 13 回 |
授業の計画・内容 |
売買と賃貸借のまとめ(レポート課題)
《到達目標》
◎売買と賃貸借に関わる基本的な知識を確認する。
◎要件黄禍論を文章で説明するための練習をする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義内容を復習し練習問題に取り組む。 |
120分 |
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第 14 回 |
授業の計画・内容 |
使用貸借と消費貸借
《到達目標》
◎賃貸借と使用貸借の差異を理解し、それぞれの契約に基づく貸主の義務内容を理解する。
◎消費貸借の効力要件を理解する。
◎利息制限法の概要を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 15 回 |
授業の計画・内容 |
前期の総復修
《到達目標》
◎制度趣旨を踏まえつつ、要件効果に沿って文章で説明するという練習を積む。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義内容を復習したうえで、レジュメを手掛かりにして自分のレポートを添削する。 |
120分 |
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第 16 回 |
授業の計画・内容 |
請負(1):請負人と注文者の義務
《到達目標》
◎請負契約の特徴を理解する。
◎請負契約に基づく請負人の義務内容を理解し、義務違反の効果を説明できるようにする。
◎請負契約に基づく注文者の義務内容を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 17 回 |
授業の計画・内容 |
請負(2):目的物の所有権帰属
《到達目標》
◎請負目的物の所有権帰属という問題を通じて、物権法の論理と契約法の論理の関係を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 18 回 |
授業の計画・内容 |
契約法のまとめと法定債権入門
《到達目標》
◎4種の債権発生原因のそれぞれについて、典型例を説明できるようにする。
◎3種の法定債権の相互関係を理解する。
◎不法行為制度における中核的な要件を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 19 回 |
授業の計画・内容 |
一般不法行為の要件(1):故意・過失
《到達目標》
◎不法行為制度の趣旨との関係で、「故意または過失」という要件がもつ意味を理解する。
◎過失が注意義務違反であることを踏まえたうえで、その前提として予見可能性や結果回避可能性が問題になることを理解する。
◎医療過誤を素材にして、注意義務のレベルに関する議論を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 20 回 |
授業の計画・内容 |
一般不法行為の要件(2):権利・利益侵害
《到達目標》
◎権利利益侵害の要件が果たす機能を理解し、説明できるようにする。
◎名誉毀損やプライバシー侵害を素材にして、金銭賠償原則とその例外を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 21 回 |
授業の計画・内容 |
一般不法行為の要件(3):損害発生と因果関係
《到達目標》
◎抽象的損害事実と具体的損害項目の差異を理解する。
◎事実的因果関係と相当因果関係の差異を理解する。
◎何を損害とみるかという問題が、具体的な賠償範囲に及ぼす影響を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 22 回 |
授業の計画・内容 |
不法行為の効果(1):損害賠償の範囲
《到達目標》
◎損害の金銭評価に関する判例の考え方を理解する。
◎具体的損害項目の範囲に関する判例の考え方を理解する。
◎間接損害に関わる判例の考え方を理解する。
◎胎児の特則に関わる制度を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 23 回 |
授業の計画・内容 |
不法行為の効果(2):損害賠償請求権の制限
《到達目標》
◎過失相殺制度の要件と効果を理解し、説明できるようにする。
◎過失相殺制度の趣旨を踏まえて、この制度がどのように拡張解釈されているかを理解する。
◎損害賠償請求権の期間制限に関わる規律を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 24 回 |
授業の計画・内容 |
一般不法行為のまとめ(レポート課題)
《到達目標》
◎一般不法行為における要件効果を再確認したうえで、それぞれの要件や効果が典型的に問題になる場合の例を説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義内容を復習し練習問題に取り組む。 |
120分 |
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第 25 回 |
授業の計画・内容 |
特殊不法行為(1):監督者責任と使用者責任
《到達目標》
◎責任能力制度を理解する。
◎監督者責任制度の要件効果やその責任の性質を理解し、説明できるようにする。
◎監督者責任制度と一般不法行為制度の関係を理解し、説明できるようにする。
◎使用者責任制度の要件効果やその責任の性質を理解し、説明できるようにする。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 26 回 |
授業の計画・内容 |
特殊不法行為(2):工作物責任と共同不法行為責任
《到達目標》
◎工作物責任制度の要件効果やその責任の性質を理解し、説明できるようにする。
◎共同不法行為制度の要件効果を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 27 回 |
授業の計画・内容 |
事務管理
《到達目標》
◎委任と対比しつつ、事務管理の具体例を説明できるようにする。
◎事務管理者の義務内容を理解する。
◎本人の義務内容を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 28 回 |
授業の計画・内容 |
不当利得(1):給付利得
《到達目標》
◎一般不当利得の要件効果を理解する。
◎契約関係の巻戻しにおける関連諸規定の要件効果を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 29 回 |
授業の計画・内容 |
不当利得(2):侵害利得と支出利得
《到達目標》
◎物権侵害に関わる諸規定の要件効果を理解する。
◎支出利得に関わる諸規定の要件効果を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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第 30 回 |
授業の計画・内容 |
不当利得(3):転用物訴権
《到達目標》
◎転用物訴権に関する判例の考え方を理解する。 |
準備学習 (予習・復習等) |
講義前にレジュメを手掛かりにして教科書を読む。 |
90分 |
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