駒澤大学 シラバス照会

 履修コード/科目名称  325401 / 国際関係論
 開講年度・期  2020年 通年  開講曜日・時限  水曜日 6時限
 単位数  4
 付記  ◎予
 主担当教員氏名(カナ)  三船 恵美(ミフネ エミ)
 副担当教員氏名(カナ)  
 授業概要 〈趣旨及び概要〉
(1)国際関係の基本的な概念や理論、現代国際関係の枠組み、国際関係における諸課題などについて学び、専門知識と理解を深めていきます。
(2)国際関係を分析する主な視角を学んでいきます。
〈授業形態〉
講義 ※授業終了前にc-learningで理解チェック(小テスト)を行います。
〈履修に際して〉
(1)PPTスライドの撮影禁止。ノートをとるスキルを身につけましょう。
(2)夜開講のこの授業は、法律学科フレB&Aの学生のみを対象にしています。 定期試験の内容は、昼開講の国際関係論と夜開講の国際関係論で異なります。昼開講の国際関係論については、政治学科に向けては「国際・地域研究コース」「現代社会と政治コース」の「選択必修②発展」科目として開講されているため、政治学科の発展的な科目であることを強く意識して国際関係論の専門性を掘り下げながら試験を行います。政治に関する科目の履修に単位取得が不安な学生は、夜開講の「国際関係論」の受講を勧めます。受講人数が少ない夜開講のクラスのほうが学生にとってその場で質問しやすい環境にあると思われます。
 到達目標(ねらい) 〈学位授与の方針・教育課程の編成方針との関連性〉
法学部のディプロマ・ポリシーのうち、特にDP3とDP5に関連しています。
(1) 現代の国際社会における諸問題について、多様な情報を収集・分析することができる力を養いましょう。
(2) 法学部の学生として、法と政治を基軸に社会・経済を見る眼を養い、体系的に修得した知識・技能・技術を活用する力を養いましょう。
〈学生の達成目標〉
(1)受講生が国際関係の主な見方を体系的にとらえられるようになること。
(2)受講生が現代の国際関係の基本的な課題や概念を理解し、批判的思考(critical thinking)で分析できるようになること。
※ 批判的思考critical thinkingとは、単に批判的に考えることではありません。情報を鵜呑みにしないで、その前提を疑いながら思考の偏りがないように情報を整理して論理的に筋道をたてて結論を導き出す思考方法です。常に「なぜ」「その見方でいいのか」を考えていきましょう。
 授業スケジュール
第 1 回
授業の計画・内容 イントロダクション
準備学習
(予習・復習等)
復習:ノート整理 60分
第 2 回
授業の計画・内容 国際関係の分析レベル
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 3 回
授業の計画・内容 国家の主権と領域
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 4 回
授業の計画・内容 パワーと国益
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 5 回
授業の計画・内容 レジームとしての国際安全保障体制:集団的安全保障モデル、集団防衛モデル、協調安全保障モデル、共通の安全保障モデル
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 6 回
授業の計画・内容 同盟と日本の安全保障
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 7 回
授業の計画・内容 「集団安全保障機構としての国連」の役割と限界
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 8 回
授業の計画・内容 国連平和維持活動(PKO)
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 9 回
授業の計画・内容 「人道的介入」と「人道的支援」
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 10 回
授業の計画・内容 調整&復習
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 11 回
授業の計画・内容 原爆の開発と拡散
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 12 回
授業の計画・内容 軍備管理・軍縮・核不拡散・抑止
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 13 回
授業の計画・内容 イランとアメリカ
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 14 回
授業の計画・内容 原爆について考える
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 15 回
授業の計画・内容 前期課題授業(授業前にBloombergのwebsiteで【今朝の5本:仕事始めに読んでおきたいニュース】を読み、重要な国際情勢をつかんでおきましょう。6分×15回
準備学習
(予習・復習等)
課題に取り組みましょう。 90分
第 16 回
授業の計画・内容 後期課題授業(授業前にBloombergのwebsiteで【今朝の5本:仕事始めに読んでおきたいニュース】を読み、重要な国際情勢をつかんでおきましょう。6分×15回
準備学習
(予習・復習等)
課題に取り組みましょう。 90分
第 17 回
授業の計画・内容 前期の復習クイズ(クイズ=小テスト)
準備学習
(予習・復習等)
復習しましょう。 60分
第 18 回
授業の計画・内容 システムとしての国際安全保障体制(1)勢力均衡モデル
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 19 回
授業の計画・内容 システムとしての国際安全保障体制(2)覇権モデル
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 20 回
授業の計画・内容 ミアシャイマーの「攻撃的リアリズム」vs.ウォルツの「構造的リアリズム」
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 21 回
授業の計画・内容 英国学派と国際社会論
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 22 回
授業の計画・内容 アナーキーな世界における協調:
(1)国際関係論におけるリベラリズムとは?
(2)社会学的リベラリズムと安全保障の共同体
(3)市場リベラリズムと相互依存論
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 23 回
授業の計画・内容 アナーキーな世界における協調:
(4)制度的リベラリズムと国際レジーム論
(5)共和制リベラリズムとデモクラティック・ピース論
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 24 回
授業の計画・内容 構造主義:従属論と世界システム論
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 25 回
授業の計画・内容 社会構成主義(コンストラクティヴィズム)
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 26 回
授業の計画・内容 調整&復習
準備学習
(予習・復習等)
復習:ノート整理 60分
第 27 回
授業の計画・内容 国際政治と国際経済
準備学習
(予習・復習等)
予習:教科書1~2、9章を読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 28 回
授業の計画・内容 日本の外交・安全保障
準備学習
(予習・復習等)
予習:教科書終章を読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 29 回
授業の計画・内容 非伝統的安全保障
準備学習
(予習・復習等)
予習:レジュメを読んできましょう。
復習:ノート整理
60分
第 30 回
授業の計画・内容 総括
準備学習
(予習・復習等)
復習:ノート整理 60分
 履修上の留意点等 (1)講義スライドはプリントやPDFなどで配布しないので、注意しましょう。
(2)第2回目以降、授業で使用する配布物はYeStudyにアップしますので、各自で印刷してきてください。
(3)一部の人だけを「特別扱い」しません。欠席する場合、授業内容は各自の責任で補って下さい)。成績評価は全ての学生に対して公平に行います。
(4)YeStudyの前期掲示物は、7月授業最終日までにダウンロードを済ませておいてください。7月最終授業直後に、前期分の掲示を削除し、後期配布物を掲示し始めます。
 成績評価の方法
50 % 試験
レポート
40 % 小テスト
10 % 平常点




※単位修得には、原則として授業時間数の3分の2以上に出席している必要があります。c-learning受験回数が3分の2未満の学生には単位を原則として認定しません。欠席者に代替課題を出すことはしません。講義に出席することを前提にしています。
※一部の学生に対してのみに「特別な対応」をとることはありません。受講生全員に「同じ条件」で成績をつけます。
 教科書/テキスト
書籍名 米中露パワーシフトと日本
著者名 三船恵美 出版年 2017年 価格 2,800円
出版社 勁草書房 ISBN 978-4-326-30255-0
備考
 参考書
 図書館蔵書検索 図書館蔵書検索
・今井宏平『国際政治理論の射程と限界』中央大学出版部、2017年。
・滝田賢治・大芝亮・都留康子編『国際関係学(第2版)』有信堂、2017年。
・長谷川雄一・金子芳樹編『現代の国際政治(第4版)』ミネルヴァ書房、2019年。
・吉川直人・野口和彦編『国際関係理論 第2版』勁草書房、2015年。
 学生による授業アンケート結果等による授業内容・方法の改善について おおむね好評でした。c-learningの受験時間を夜中まで延長してほしいとの声がありましたが、単位取得には授業の2/3以上に出席することが求められますので、本年度も変更しません。
 関連リンク レジュメの掲示にはYeStudyを使います。初回授業前に登録しておいてください。小テストにはc-learningを使います。
 実務経験がある教員による授業科目
 アクティブラーニング型の授業科目