第 1 回 |
後期授業の方針・成績評価の方法等を説明する。
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第 2 回 |
Ⅰ)社会学の歴史Ⅱ.フランスにおける展開。
1)心理学的社会学者であるGustave Le Bonの<群衆心理>の研究について。
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第 3 回 |
Jean Gabriel Tardeの<公衆>概念と心理学的社会学の体系化の試み。社会名目(唯名)論と社会実在論の立場について
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第 4 回 |
2)Émile Durkheimの社会学:フランスにおける第2世代を代表する社会学。社会実在論的な、<社会的事実>として社会現象を扱う。『社会学的方法の規準』
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第 5 回 |
『社会分業論』、『自殺論』<社会的事実>としての<自殺>、それは、自殺者個人の問題ではなく、社会現象であるととらえる。自殺の<3類型>について、Durkheim社会学の特徴。
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第 6 回 |
社会学の歴史Ⅱ.ドイツにおける展開。
1)Ferdinand TönniesのGemeinschaftとGesellschaft論
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第 7 回 |
2)Georg Simmelの社会学、形式社会学(Formale Soziologie),社会化の形式(Formen der Vergesellshaftung)を対象とする社会学とは。
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第 8 回 |
3)Max Weberの理(了)解社会学とは。人間の行為を解釈によって理(了)解する社会学。道具としての理念(想)型(Idealtypus)、支配の3理念型。
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第 9 回 |
価値自由(Wertfreiheit)、Weber社会学の中心テーマは。『プロテスタンティズムと資本主義の精神』をめぐって。
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第 10 回 |
4)文化社会学(Kultursoziologie),形式社会学批判としての文化社会学。
H. FreiyerとAlfred Weberの歴史社会学としての文化社会学。
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第 11 回 |
Max SchelerとKarl Mannheimの知識(知の)社会学としての文化社会学。
Mannheimの『イデオロギーとユートピア』をめぐって。
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第 12 回 |
Ⅱ)社会的人間論、社会的存在としての人間、人間(個人)のなかの社会。
人間遡及的学問/科学としての社会学的人間観。
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第 13 回 |
行為論/行為論的アプローチ、Weberの行為概念、T. Parsonsの行為の4要素/4条件とは、AGIL(LIGA)図式とは。
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第 14 回 |
*社会的性格(Social Character)、Erich Frommの社会的性格論-『自由からの逃走』におけるドイツにおけるナチズム台頭を助長した、当時のドイツ下層中間(産)階級の社会的性格の問題。
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第 15 回 |
*後期授業のまとめ、若干の試験にかかわるコメント
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