箱根駅伝の魅力に迫る

〜山を制するチームは駅伝を制する?〜

今年は見事に駒沢大学が総合初優勝を達成しましたが、そもそもなぜ箱根駅伝は多くの人達から支持されているのでしょうか?大学対抗駅伝として最大距離を誇るから、箱根の景観を楽しめるから、など理由は様々でしょうが、その中のひとつに、「山登り、山下り」が挙げられると思います。「天下の険」と詠われた箱根の山は、大学生の前に立ちはだかり、おおいに苦しめてきました。今回は、この「山」に焦点を当てて考察したいと思います。

1.山登り、山下りとは?

往路(5区間)107.2km、復路(5区間)109.2km、計10区間216.4kmで行なわれる箱根駅伝のなかで、5(20.7km)が山登り、6(20.7km)が山下りとして設置されている。最大高低差775mという箱根駅伝の代名詞とも言えるこの区間では、途中箱根登山鉄道を横断する際に鉄道の方が止まってランナーを優先させるという光景を見ることも出来る。

2.今大会(76回大会)からの考察

上のグラフからもわかる通り、今大会でも激しい順位変動が起こった5区・6

中でも5区では4強のうちの順大・山梨学院・神大の3校が揃ってブレーキとなり、一方区間4位と健闘した駒大はこの区間で首位に躍り出た。また区間賞の東海大、中大はそれぞれ4人抜きで2位・4位に上がっている。(下図参照)

図:76回大会5区・6区区間順位の変動

(上図:5区、下図:6)

3.優勝校における5区・6区の区間順位

上の図は、過去15年の優勝校の5区・6区の順位とその平均。

優勝校が区間順位もいいのは当たり前といえばそうだが、区間トップが54回、66回と約3分の1を占めるのに加え、区間6位以降が15年でわずか2(注:?を除く範囲内)となっている通り、いかにこの区間が重要かが読み取れる。

4.おまけ

上の図は今年の各大学エントリー14人の平均タイムを表及びグラフ化したものです。

持ちタイムで言えば下位の順大、日大が駅伝では上に位置し、逆に上位の神大、山梨学院、日体大は下に沈んだ。実力通りに行かないところがまた駅伝の魅力だと思います。

5.最後に

正月はこたつに入ってミカンを食べながら箱根駅伝を見る、というのがいつの間にか習慣づいていたので、ただ漠然と眺めていた箱根駅伝でしたが、詳しく調べて見ると今まで思っていたよりも奥深く、魅力のある大会だということが分かりました。これだけでは箱根駅伝の魅力を伝えきれないとは思いますが、箱根の山に魅せられた1人として、今後も箱根駅伝を応援していきたいと思います。