位相空間 X が 次を満たすとき、X を n次元(位相)多様体という。
Rn+ に同相な近傍を持つ点 x∈X から成る集合を X の境界といい、∂X で表す。 X - ∂X を X の内部といい、int Xで表す。 X がコンパクトかつ ∂X = φ を満たすとき、X を閉n次元多様体という。 X がコンパクトでなく、かつ ∂X = φ を満たすとき、X を開n次元多様体という。
X を n 次元多様体、 Y を m (≦ n) 次元多様体とする。 連続写像 f : Y → X が次を満たすとき、埋め込み(embedding)という。
また、埋め込み f : Y → X が次を満たすとき、適切(proper)という。
X を n 次元多様体、Yi を X 内に埋め込まれた mi 次元多様体とする(i=1, 2)。
点 x ∈ Y1 ∩ Y2 の X 内での開近傍 N(x) において、 3つ組 ( X ∩ N(x), Y1 ∩ N(x), Y2 ∩ N(x)) が ( Rn, Rm1 × {0}n-m1, {0}n-m2 × Rm2) に同相であるとき、Y1 と Y2 は x において横断的(transverse)に交わっているという。 また、任意の点 x ∈ Y1 ∩ Y2 において、横断的に交わっているとき、Y1 と Y2 は横断的(transverse)に交わっているという。
Y1 と Y2 が横断的に交わっているとき、Y1 ∩ Y2 はφかまたは X 内の m1 + m2 - n 次元部分多様体である。このとき、Y1 と Y2 は一般の位置(general position)にあるという。