2022年能登半島珠洲地震

 

震度 震度観測点(いずれも石川県)
震度6弱 珠洲市正院町
震度5強  
震度5弱 珠洲市大谷町、能登町松波

気象庁によると、南西-北東に圧力軸をもつ逆断層型の地震のようです。

【気象庁の推計分布図】

地震計で計測された震度のデータと
地盤の揺れやすさを勘案して
地図表現されたもの

図中にマウスをもっていくと
2007年の能登半島地震と比較できます。

15年前の「能登半島地震」と比較すると、
珠洲市の東部では、
今回の揺れの方が大きかったようです。
珠洲市の西部では、
15年前の揺れと同等でした。
珠洲市以外の市町村では、
15年前の揺れの方が
大きかったようです。

今回の地震の規模はM5.4
15年間の地震の規模はM6.9でした。
マグニチュードは1増加すると、
地震のエネルギは32倍になります。
ちなみに、今回の地震のエネルギーは
15年前の地震の178分の1になります。

2007年能登半島地震
 

能登半島の群発地震

能登半島の先端では、
近年有感地震が群発しています。
気象庁のデータベースで
過去1年を検索すると、
震度1以上の地震が
142例ありました。

震央のほとんどが玖珠市の
北側海岸線付近で、
分布は二つの領域に
分かれているように見えます。
今回(2022年6月19日)の地震は、
東側の領域の近くで発生しています。

地震の発生場所から
群発地震との関連が考えられますが、
そのメカニズムは
よくわかっていない点が多いようです。

活断層との関連では、
「狼煙沖活動セグメント」との
関連が疑われます。

産業総合研究所「活断層データベース