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2026年千葉お盆休み豪雨(令和8年千葉豪雨)

【豪雨の背景】

8月13日までの7日間の天気図(9時・21時)を参考に台風や熱帯低気圧の位置を地図上にプロットしたものです。
また、高気圧の範囲(1012hPa)以上についても青色で彩色しました。
2026年の夏は、背の高いオホーツク海高気圧が度々現れました。
お盆休み期間中(8月8日~16日)の高気圧は、関東から見て北方もしくは北東方向に位置しました。
台風・熱帯低気圧・低圧部の動きは、反時計回りに回転するようにも見えました(沖縄→大陸の台風を除く)。
台風15号は、8月11日に東海上から茨城県に上陸する極めて珍しいコースとなりました。
日本の南海上には、夏本来の小笠原高気圧ではなく、巨大な低気圧性循環が形成され、
一週間程度のタイムスケールでみれば、関東には東海上からの湿った空気が流れ込み易い状況でした。
なお、夏季に発生する巨大な低気圧循環は「モンスーンジャイア」と呼ばれることがあります。

【地上天気図と上空寒気】

千葉県北西部で
猛烈な雨が降り出す
約2時間前の天気図です。

関東周辺には、
台風・前線など
大雨の原因となる要素が
描かれていません。

北海道東方に高気圧。
(時計回りの風)
小笠原の東海上に台風17号。
(反時計回りの風)
日本海西部には熱帯低気圧。
(元は茨城上陸の台風15号)

関東には、
東海上から暖湿気が
継続的に流れ込んでいました。

上空には、
偏西風蛇行によって切離した
寒冷渦(寒気)が停滞していて
東海・関東・東北では、
積乱雲が発達しやすい状況でした。



【関東スケールの風】

アメダスの風向分布を動画化したものです。(13日14時~24時)
北風(北北西~東北東)を灰色、東風(東北東~東南東)を薄青色で彩色しました。

猛烈な雨が降り出す前の14時~15時頃は、関東西部は北風、関東東部は東風が吹いていました。

猛烈な雨が降り出した17時頃からは、千葉県西部で北風が始まり、千葉県東部の東風との間で、
明瞭な風向不連続が生じています。
東からの暖湿気が、北風の上にはいあがり、積乱雲を急速に発達させたとみられます。
(①おそらく、17時~18時頃、我孫子・市原市で最初に”雷嵐”が発生した理由)

発達した雷雲下で激しい雨が降ると、局地的に周囲に吹きだす冷風が生じることがあります。
この冷風の前面では、暖湿気を押し上げ、新たな積乱雲を発生させることがあります。
(②おそらく、19時~20時頃、八千代市で”雷嵐”が発生した理由)

21時頃からは、茨城から北北東の風が千葉県北部に流れ込みました。
東からの暖湿気は、北北東風の上に持ち上げられ、引き続き積乱雲を発達させたとみられます。
(③おそらく、21時頃、千葉市東部で”雷嵐”が発生し、持続した理由)

※上記②の考察は定性的なもので、定量的に導き出されたものではありません。
 アメダス(風向風速)の設置間隔は20km程度で、より小さなスケールでの分析が必要です。
 カオス的な要素を含んでいて、現在の気象モデルではうまく表現できません。

※背景図は気象キャスターネットワークより

整理中です。速報的に作成しており、誤りが含まれている可能性があります。