問 題 編

 

まず、以下での議論の基礎になる情報システムの価値の2つの計算方法を説明する。そして、(i)情報システムの精度や(ii)意思決定者の経験・知識が変化したとき、その情報システムの価値がどのように変わるかを情報価値計算の「モデル」に基づいて検討する。

 

1 情報システムの価値の計算方法(その1)

 


設例1.1[情報システムの事前評価(その1)]



 

 

 


2 情報システムの価値の計算方法(その2)

 

 情報システムの価値の求め方は、先の(a)式のほかに実はもうひとつの方法がある。それを説明しよう。

 


設例1.2[情報システムの事前評価(その2)]



 

 

 

 

 

 

 

3 精度の向上と情報システムの価値

 

 表1.2の予報システムの成績表は、あくまで過去のデータにすぎない。そのデータに基づいて、これから100日間の利用契約を結ぶかどうか契約料金の上限額(事前評価額)を求めたのである。しかし、実際に100日たったあとは、表1.2と同じであるとはかぎらないだろう。

 


設例1.3 [精度の向上と情報システムの価値] 



 

 

 

 

 

4 経験の変化と情報システムの価値

 

 今度は、情報システムの精度はそのままにして、意思決定者の経験が変化したとき情報システムの価値はどう変化するかをみてみよう。

 


設例1.4[経験の変化と情報システムの価値]



 

 

 

5 究極の情報システムの価値

 

 最後に、各予報yの「的中率」がすべて100%、すなわち最高の精度をもつ究極の情報システムの価値についてみておこう。

 


設例1.5[完全情報システムの価値]  



 

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