情報価値の数理分析
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主題と目標: 「不確実性と情報の経済分析」をテーマに、特に不確実性・情報の量と価値(PartT)と、リスク・シェアリング、リスク分散とリスク・ヘッジ、リスク偏在(PartU)に焦点をあてて学習する。
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授業の内容と計画: 以下の内容を12回程度の予定でおこなう。なるべく四則演算だけで説明できるように工夫しているので、数学的予備知識は特に必要ない。
[PartT]
1)情報システムの価値の計算方法
2)情報システムの価値の比較可能性
3)選択と不確実性のコスト
4)ナイト的不確実性と情報の価値
5)エントロピーと不確実性・情報の量
[PartU]
6)不確実性の共有と分散
7)リスク分散とリスク・ヘッジ
8)エージェンシー理論と情報の価値
9)ゲーム理論と情報の価値
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評価方法:平常点+期末試験(期末試験のウエイトは高くない)
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受講者へのコメント:一方的授業を避けるため、毎回レジュメを配布して事前に考える時間を設ける。授業ではなく、共に考えることを重視する。詳しくは問題集を参照。
5
参考教材:石川純治『情報評価の基礎理論』(中央経済社,¥3,500)
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