「スキー場の気候学」
スキー場の分布
まずはスキー場の分布図を作成しました。
とは言っても私が滑ったことのあるゲレンデです。
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A.スキー場マップ ちなみに、日本のスキー場の分布図はこちら 地域的な偏りがありますか?それは何故? |
当たり前ですが、雪が降るところに多くのスキー場は分布します。
スノーマシンの種類
@ファンタイプ ドラム缶を斜めにしたような巨大な扇風機から 細かい水滴が放出される。大量に雪を作れる。 もちろん気温が低くないと人工雪にならない。 |
Aガンタイプ 細い筒状のノズルから圧縮空気と水滴を噴き出す。 空気が膨張するときの冷却効果も利用しているので、 ファンタイプより高温でも雪が作れる。 |
BICS(アイスクラッシュドシステム・撒氷システム) 巨大な冷凍庫で「霜」を作り、粉砕してゲレンデにまく。 気温が高くても雪が作れるため、 西日本のスキー場を中心に導入された。 |
スノーシステムズ 樫山工業 軽井沢スキー場の人工降雪 |
C.日本海側の冬季の日照時間・冬季の天気界 冬季の日本海側の地域は日照時間が少なく、曇天が多くなります。 また、北西季節風による雪雲は、高い山脈によってさえぎられ、 太平洋側とコントラストが生まれます。 降雪と晴天の境目は山脈のやや風下側になることが多いようです。 |
D.冬季の積雪域・日本海側気候区 鈴木秀夫氏(気候学者)は、北西季節風によって、きまって雪降る地域を「裏日本気候区」としました。 「裏」という言葉は日本海側に住む人に失礼な場合があるので、図のタイトルは「日本海側気候区」としました。 気象衛星画像(可視画像)では、日本海側の積雪が白く映っています。 特に、北陸と関東とのコントラストはくっきり見えています。 |