2000年12月07日 木曜日更新

経営労務論 各回の参考文献


各回のテーマ各回の新聞記事各回の参考文献試験・成績評価について

テーマ22 日本企業の福利厚生
○高橋俊介【1996】『カフェテリアプラン』日経BP社。
  〜カフェテリアプランの本場アメリカの話に始まり、日本の将来までが分かる手頃な1冊。価格もお手頃。
テーマ21 日本の労働時間
○大須賀哲夫・下山房雄【1998】『労働時間短縮』御茶の水書房。
  〜労働時間問題が70年代から現代までについて書かれている。
テーマ20 日本の労働組合
○白井泰四郎【1996】『労使関係論』日本労働研究機構。
  〜世界と日本の労使関係の略史、政・労・使それぞれの説明がわかりやすく解説してある。
テーマ19 労働組合のしくみ
○日本労働研究機構【2000.02.22】『労働関係法規集 2000年版』日本労働研究機構、1300円。
  〜労働法制をもっと詳しく知りたかったら、上のような法律集を実際に読んでみるとよいでしょう。
   日本語は比較的わかりやすいのでに予備知識なしでも読めます。ちなみにこの法規集は毎年発行されています。
   他に、ビジネス書のコーナーに行けばもっと簡単に労働基準法などを解説したものもあります。
   手に取ってみて、自分の一番わかりやすいものを手に入れましょう。
テーマ17 異動と昇進
○八代充史【1995】『大企業ホワイトカラーのキャリア』日本労働研究機構。
  〜「効率」と「動機づけ」の両立のために、異動と昇進という人事制度がどのように運用されているのかを読みとることが出来ます。
テーマ16 人事考課の仕組み
○久保淳志【1978】『能力をのばす人事考課のすすめ方』中央経済社。
  〜もう20年以上も前に書かれた実務家向けの本ですが、人事考課の仕組みをわかりやすく解説しています。
   これを読むと、人事考課においては評価の側面だけでなく、能力開発の面があるのだということを理解できることでしょう。
テーマ15:「年功賃金はどう変わってきたのか?」
○鈴木良始【1994】『日本的生産システムと企業社会』北海道大学図書刊行会。
 〜講義で扱った職務給の息詰まりの過程が詳細に分析されている。職能資格制度、人事考課制度についても参考になる1冊。読みごたえあり!
テーマ14:「年功賃金とは何なのか?」
○小池和男【1999】『仕事の経済学[第2版]』東洋経済新報社。
  〜日本の雇用・賃金を扱った労働経済学の代表的テキスト。第2版を探そう!
テーマ12:「雇用安定について考える」
○森永卓郎【2000】『リストラと能力主義』講談社現代新書。
  〜現在進行している日本的な能力主義観を正す一冊。
テーマ11:「終身雇用の将来」
○日本経営者団体連盟【1995】『新時代の「日本的経営」』1995年5月17日。
 〜経営者団体がバブル崩壊以降の日本的雇用の将来像を考えた一冊。
テーマ10:「終身雇用の功罪」
○平井陽一【2000】『三池争議』ミネルヴァ書房。
 〜講義で扱った三池争議に関する研究書。刊行されたばかり(2000年6月)。
テーマ9:「終身雇用の功罪」
○野村正實【1994】『終身雇用』岩波書店。
 〜終身雇用を勉強するときには必ず役に立つ一冊。
テーマ8:「終身雇用の成立」
○大原社会問題研究所編【1999】『日本の労働組合100年』旬報社。
 〜戦後の労働争議を手軽に知るのによい。文章は難しくない。
テーマ7:「終身雇用の起源」
○三戸公【1991】『家の論理(1・2)』文眞堂。
 〜日本的経営論の中の代表的著作の一つ。特に「2 日本的経営の成立」が講義の内容と関係が深い。
テーマ6:「データに見る終身雇用」
○労働大臣官房政策調査部編【1995】『日本的雇用制度の現状と展望』大蔵省印刷局。
 〜5年前の調査報告なので少し古いが、雇用に関する労使双方の意識を把握するのによい。
テーマ5:「終身雇用論序説」
○J・C・アベグレン【1958】『日本の経営』ダイヤモンド社。
 〜終身雇用論の発端となった一冊。古い本なので本屋さんに行ってもないのが残念。図書館へGO!
テーマ4:「戦後日本経済と企業経営」
○川原晃【1995】『競争力の本質』ダイヤモンド社。
 〜日本の自動車産業の成長過程が政策や個別企業の実例をもとにまとめてある。読みやすいと思う。
テーマ3:「社会科学と経営労務論」
○白井泰四郎【1992】『現代日本の労務管理 第2版』東洋経済新報社、特に第1章。
 〜人事管理と労務管理という学問の呼び名がどのような背景で生まれてきたのかを知るのに良い。探すときは「第2版」を。
○赤岡功・岸田民樹・中川多喜雄【1989】『経営労務論』有斐閣、特に第1章。
 〜経営労務と労務管理という学問の呼び名がどのような背景で生まれてきたのかを知るのに良い。
テーマ2:「社会と社会科学」
○今田高俊・友枝敏雄【1991】『社会学の基礎』有斐閣Sシリーズ、第1章。
 〜「アリバイ・物証・動機」のたとえ話の詳細はこちらにあります。
○C.W.ミルズ【1965】『社会学的想像力』紀伊国屋書店(原著は1959年)。
 〜社会科学のあり方、考え方を知るためのにお薦めの1冊。1995年に新装版が発刊。