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【講義のねらい】
この講義では、現代の日本企業とそこに働く労働者が抱える経営労務問題を幅広く扱っていく。具体的には経営学と経営労務論、戦後日本経済と日本的経営論、終身雇用、年功序列賃金、企業別組合制度、福利厚生制度、異動と昇進、人材形成、労働時間問題、ホワイトカラーの労働問題、女性労働問題、新しい労働法制と労働問題などの小テーマを設けて講義していく。学生には経営労務論を受講することで企業と労働、社会について幅広い問題関心を持ってもらいたい。
【講義の内容・授業のスケジュール】
講義は1コマ1テーマの原則。各回の最初に「日本は本当に終身雇用なのか?」といったような問題点を掲げ、その解説をおこなう。また、最近の新聞記事から重要な経営労務問題をピックアップして紹介する。
【履修上の留意点】
詳細は最初の講義で説明する。出席は取らないので、出席点はなし。@私語は真剣に聞いている他の学生に迷惑になるのでしないこと。A携帯電話は消音すること。ひどいときには退室してもらう。
【成績評価の方法】
評価は学期末試験のみ。@空欄補充問題(約60点分)A論述問題1問(約40点分)の予定。
【教科書】
テキストは特に指定しない。
【参考書】
参考図書としては、津田眞澂『人事労務管理』ミネルヴァ書房、1993(定価3000円程度)、労務学説史をわかりやすく説明したものとして渡辺峻『企業組織の労働と管理』中央経済社、1995(定価2600円程度)、経営労務をより体系的に深く学習するのによい白井泰四郎『現代日本の労務管理第2版』東洋経済新報社、1992(定価3500円程度)をあげておく。この他にも講義の中で適宜いろいろな文献を紹介していく。
【その他】
授業は講義形式でおこなうが、図表やグラフを多用し、ただ聞いてノートを取るだけでなく「頭をつかう」ような形にする。ホームページでも授業に関する情報提供をしていく。