仏舎利塔と財界人についてー文化講演会で村山教授が講師を務めました

 既報(令和4年5月23日)の通り、6月15日に開催された令和4年度第3回「祝祷音楽法要と文化講演」で村山元理教授が講師を務めました。

 講演に先立ち、祝祷音楽法要がありました。この「祝祷音楽法要と文化講演」とは、駒澤大学仏教学部の仏教行事運営委員会が主催するもので、本部棟2階の中央講堂で、12:15ー12:45に開催されました。「どんなたでも参加可能です」とのことで、仏教学部の行事案内でも公表されています。

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 講演は音楽法要のあとの20分ほどでした。村山教授は「高尾山仏舎利奉安塔と中島久万吉―財界人の仏心」をテーマとして、禅仏教にかなり入れ込んだある財界人によって、高尾山にある「日泰友好 高尾山仏舎利奉安塔」の建設の背景について、スライドと詳細なレジュメ資料を利用しながら講演しました。経営史的だけでなく、近代仏教の国際交流史的にも意義がある研究と評価されています。

 仏舎利塔の建設に合わせて「世界仏心連盟」なる組織が当時の高名な仏教学者と連携して創設されたことも初めて紹介されました。永井政之総長も本学で本学の学生だった時に学んだ山田霊林教授(後の永平寺第七十五世貫主)の氏名なども出て、参禅した財界人と仏教関係者との意外なつながりが分かりました。今後のさらなる研究が期待されます。

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写真撮影:大澤邦由(仏教学部准教授)

(M.M.)