陸上競技部

DATE:2025.11.01陸上競技部

第57回全日本大学駅伝 明日号砲!藤田監督「誰を使っても遜色ない走りができる」

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(撮影・川本凌生)

第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)が11月2日(日)、熱田神宮西門前から伊勢神宮内宮宇治橋前を結ぶ8区間計106.8キロで行われる。

前日の今日、監督会見が行われ、藤田敦史監督は「選手の状態は出雲から各段に上がっている」「正選手8名、補員5名誰を使っても遜色ない走りができる自信がある」と最多優勝を誇る全日本で王座奪還をする意気込みを語った。

暫定区間オーダー、会見での藤田監督のインタビューは以下の通り。

◆駒澤大学 暫定区間オーダー
1区 9.5km
小山翔也(経3)
2区 11.1km
牟田颯太(地1)
3区 11.9km
帰山侑大(現4)
4区 11.8km
安原海晴(商3)
5区 12.4km
菅谷希弥(経2)
6区 12.9km
村上響(地3)
7区 17.6km
佐藤圭汰(経4)
8区 19.7km
山川拓馬(営4)
補員
伊藤蒼唯(政4)
補員
植阪嶺児(経3)
補員
島子公佑(営3)
補員
桑田駿介(経2)
補員
谷中晴(経2)

インタビュー

◆藤田敦史監督

ーー今大会テーマ・目標は
「出雲は5位とチームとして非常に悔しい思いをした。その中で学生たちは三冠を獲るつもりで今季臨んできた。出雲を落として、全日本と箱根で二冠を達成したいという思いで、出雲を負けたことでチームの絆が非常に強くなったことを感じている。選手の状態においても出雲から各段に状態は上がっていて今回正選手8名、補員5名を登録したが誰を使っても遜色ない走りができる自信があり、それにプラスして佐藤圭汰(経4)が全日本から戻ってきたので我々としては相性の良いこの全日本で、17度目の優勝を狙って今季ここまで準備してきたので優勝という二文字を獲れるようにチーム一丸となってしっかり頑張っていきたい」

ーー山川について
「山川(拓馬・営4)に関しては普段から時計を着けずに走っているので、目の前にランナーがいれば追うという形。出雲の時も順位が遅れてきたので少しでも追うという形で最初の2キロくらいを2分40秒を切るくらいのぺースで入ってきていた。そういう気持ちが非常に強い選手なので國學院の上原くんといい勝負ができる自信がある」

ーーレースの展望、カギになる選手は
「7区に佐藤圭汰、8区に山川拓馬と配置しているので、最後は間違いなく駒澤が勝つレースができればいいなという形で配置をした。伊藤蒼唯(政4)、それから谷中(晴・経2)らを補員にまわしているので、彼らを前半・中盤辺りに置いて、佐藤圭汰、山川拓馬を7区、8区に配置しても我々は前半区間をしっかり凌げる選手を置いているので前半区間でしっかり流れに乗って、7区、8区で勝負という意識を持っている。そういうレースを体現できれば優勝は十分狙える」

ーー佐藤圭汰の状態は
「出雲の時もだいぶ練習は積めていたがまだスピード練習が足りていないところがあったので出雲は(メンバーを)外れたが、全日本に関してはスピード・スタミナ共に練習はだいぶ充実してきたので7区にしっかり自信を持って配置した」

ーー山川拓馬は渡辺康幸さん(現・住友電工陸上競技部監督)の日本人記録を狙っていくのか
「本人には『渡辺さんの記録は意識しなさい』と伝えている。ただ気持ちが強い選手なので狙いすぎるとプレッシャーがかかるので本人には『普通に走って(渡辺さんの記録を)超えなさい』と(伝えた)。キャプテンなのでチームが勝つことを最優先に勝ちを意識しながらタイムを出すということをやれるだけの練習を積んできたので、そういう形にはしてくれるんじゃないかと思う」

ーー佐藤圭汰はどこの箇所をいつ頃ケガして、いつ頃治っていき、今どのくらいの調子なのか
「佐藤に関しては7月の日本選手権前の6月に恥骨の炎症があって、一度ケガした場所だったのでかなり慎重に治すのに少し時間をかけた。夏合宿も全く別行動でトレーニングを自分で積んで9月くらいから少しずつ(練習を)やり始めた。出雲のエントリーの時点ではまだスピード練習に踏み込めていなかったのでエントリーから外した。ただその後順調に練習することができたので全日本に関しては本人の中では7割くらいの状態ではあると思うが、逆に前半のスピード区間に入るよりも後半の自分のペースで押していくような区間が、本人も自信があるようなのでそこに自信を持って配置した。7区で言えば恐らく1キロ2分50秒くらいのペースで行けばだいたい49分後半から50分台くらいでは行く計算になるので、そのくらいでは行ける状態に戻っていると思う」

ーー区間新記録を狙うか
「新記録を狙うかはまた別の話かもしれないが、本人の中ではとにかくチームに貢献することただ1点を考えて走ると話してたので、チームを押し上げる走りをしてくれることを期待している」

執筆者:川本凌生

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