ボクシング部

DATE:2025.08.04ボクシング部

駒大、圧倒的な強さで全日本大学ボクシング王座連覇達成!

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桐越舜(撮影者:大久保綾耶香)
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金谷成留
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監督を胴上げする部員たち
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2連覇達成後の集合写真

全日本大学ボクシング王座決定戦が、2025年8月4日に兵庫県立武道館にて行われ、駒大ボクシング部は関西リーグ王者の同志社大と対戦した。結果、インタビューは以下の通り。

結果

試合結果

〇駒大 10-1 ●同志社大

Mn
〇金谷 成留 WP4-1 ●定廣 征季
F
〇湯浅 和樹 RSC/1R/2'43" ●坂本 晏慈
B
〇中山 聖也 RSC/1R/1'23" ●川島 悠
Fe
〇熊本 風真 WP5-0 ●川畑 柊也
L
〇福田 泰規 RSC/2R/2'59" ●谷口 真輝
L
〇三村 洸敬 WP5-0 ●細川 古了
LW
〇中山 颯太 RSC/1R/2'09" ●木原 丈太郎
LW
〇武山 十吏睦 ABD/1R/3'00" ●伊藤 祐
W
〇桐越 舜 WP5-0 ●山口 優真
LM
●髙田 成之介 WP2-3 〇森島 広輝
M
〇荒木 陽仁 WP4-1 ●和田 岳大

創部初の王座決定戦勝利を果たした昨年に引き続き、2連覇を果たした。

戦評

全日本王座2連覇を目指す駒大の相手は関西リーグ王者・同志社大。

第1試合、ミニマム級の金谷成留(仏4)は落ち着いた試合運びで主導権を握り、4-1で勝利。今季の全勝記録を更新した。
続くフライ級の湯浅和樹(市3)は手数で圧倒し、初回2分43秒でRSC勝利。技能賞にも選ばれた。
3番手、バンダム級の中山聖也(経1)は持ち前のスピードを活かしたパンチで主導権を握り、初回1分23秒で圧巻のRSC勝利を収めた。

フェザー級の熊本風真(経1)、ライト級の福田泰規(歴3)、同じくライト級の三村洸敬(仏1)は、いずれも初めての王座決定戦ながら堂々とした試合を見せた。熊本と三村はともに判定5-0で快勝、福田はRSC勝利を飾り、完全に駒大ペースに。

7番手、ライトウェルター級の主将・中山颯太(営4)は、冷静な試合運びと持ち前の強打で相手を圧倒し、初回2分09秒で勝利。最優秀選手賞にも選ばれた。
8番手、同じくライトウェルター級の武山十吏睦(現2)は積極的な攻撃を繰り広げ、ABD勝利を収めた。
9番手、ウェルター級の桐越舜(営2)は距離を取りながら相手の隙を突いて攻撃を重ね、判定5-0で圧勝した。

一方、10番手のライトミドル級の髙田成之介(法2)は惜しくも敗れたが、粘り強い戦いぶりでチームの士気を高めた。
11番手、ミドル級の荒木陽仁(国3)は積極的な攻撃で相手を追い詰め、判定勝ちで締めくくった。

最終結果は10勝1敗。盤石の内容で駒大が2連覇を達成した。

インタビュー

中山颯太主将(営4)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「素直に嬉しかった。1ポイントは取られたが、その1ポイントの内容自体は悪くなく、試合全体の内容としては良かったので自分たちの中では、11対0で勝った気持ち」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「絶対に2連覇しないといけないという気持ちとこのチームだったらできると思っていた。その自信のまま試合に臨んだ」
ーー今日の試合を振り返って
「最初はリードついてボクシングしようと思っていたが、自分のフィジカルで相手を押さえ込めそうだったのでフィジカルを活かして攻めてパンチをまとめて勝った。ボクシングで勝ったというより力で勝った形なので、理想のボクシングではなかったが結果的に勝てたのでよかった」
ーー最優秀選手賞に選ばれたときの気持ち
「昨年は優秀賞、今年は最優秀賞をいただけたので、とても嬉しかった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「監督やコーチにはずっと指導していただき、生活面においても支えてもらってる。自分はしっかりしているタイプではないので、チームメイトのみんなが支えてくれている。親もいつも応援に来てくれて、力になってくれている」
ーー今後の目標はあるか
「1番近い目標として国スポがあるので、そこでしっかり優勝したい。弟も出るので、兄弟そろって優勝して名前を挙げたい」

250804_1-5.jpg表彰される主将の中山

◆ 金谷成留(仏4)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「入学当初はそれほど強い代と言われていなかったが、後輩で実力のある選手が入ってきてくれたこともあり、自分の代で優勝できて驚きと喜びでいっぱい」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「チームとして勝つのは当たり前だと思っていた。個人の相手が強かったので、そこはトップバッターとして勝たないといけないと感じていた」
ーー今日の試合を振り返って
「立ち上がりがあまりよくなかったが、監督コーチのアドバイスをしっかり聞いたら楽に戦えたのでよかった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「チームメイトはしっかり練習に取り組む人ばかりで、自分も負けていられないと鼓舞し合う関係だったからこそ、優勝できたと思う。監督やコーチは非常に細かく指導してくださり、自分の大雑把な部分を改善してくれるため、とても相性が良いと思う。親もいつもリーグ戦を観に来てくれていて、感謝しかない」
ーー今後の目標はあるか
「今年はこれまで負けなしの全勝で、国スポや全日本も控えているので全ての試合に勝利し、今年のタイトルをすべて獲得したい」

◆湯浅和樹(営3)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「2連覇できて安心した」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「絶対に圧勝して勝ちたいと思っていた」
ーー今日の試合を振り返って
「初めは力んでしまってパンチが当たらない部分が多くあったが、途中からコツコツ前の手を使いパンチを当てダウンをとる事ができたので良かった」
ーー技能賞をとった気持ちは
「とれると思っていたなかったのですごく嬉しい」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「毎日いろいろサポートしてもらったことにすごく感謝している」
ーー今後の目標はあるか
「国スポの全日本予選があるのでそれに向けしっかり準備し、結果を出せるようにしたい」

◆ 荒木陽仁(国3)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「関東のリーグ戦ではあまり活躍できなかったので不安な気持ちで今回挑んだが、その中で勝つことができてホッとした。少しでもチームに貢献できたので本当によかった」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「今年3月に相手選手とスパーリングした時にあまり良い内容ではなかったので不安な気持ちが大きかった。でも11対0で勝つぞという気持ちで会場に向かった」
ーー今日の試合を振り返って
「今回は何がなんでも勝ってやろうという気持ちで臨んでいた。試合内容はあまり良いとは言えないが、勝利してチームに貢献できてよかった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「家族には試合でたくさん負けてしまっていて、恩返しできていない思っていた。今回は勝って良いところを見せれてよかった」
ーー今後の目標はあるか
「国スポや全日本で上位に組み込めるように頑張っていきたい」

◆福田泰規(歴3)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「試合に出場し、一緒に戦えたことがとても嬉しかった。いま自分は3年生なので、来年は自分たちの代で3連覇できるように頑張っていきたいと思う」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか

「とても緊張していた。リーグ戦に出るのは初めてだったが、試合直前にはリラックスして臨むことができたのでよかった」
ーー今日の試合を振り返って
「2ラウンドでRCとなり、いい形で試合を終えることができた」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「感謝しかない」
ーー今後の目標はあるか
「来年も3連覇できるように頑張る」

◆武山 十吏睦(現2)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「今まで2連覇したことがなかった。初めて2連覇できて嬉しさが強い」

ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「最初『会場めっちゃ広いな』と思った。緊張もあったが、普段練習している先輩方の方が大体強いため楽しんでやろうという気持ちが強かった」

ーー今日の試合を振り返って
「だいぶ最初から力んだ形になった。もっといつも通りの動きができるように頑張りたい」

ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「リングに上がるまで支えてもらって本当に有り難かった。感謝したい」

ーー今後の目標はあるか
「個人戦で全日本に出て良い結果を残せるように頑張りたい」

◆髙田成之助(法2)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「駒大で初めての2連覇だったので、とても嬉しかった」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「昨年は相手に1勝取られたため、今年こそは完封したいと思っていた」
ーー今日の試合を振り返って
「1ラウンドは自分から積極的に前に出たが、相手からパンチを受けてしまい、その一撃が効いてしまった。2・3ラウンドで巻き返そうと思ったが体力が持たず巻き返せなかった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「寮生活では先輩・後輩ともに雰囲気が良く、特に同期はいつも支えてくれている。親も支えてくれていて、監督やコーチからも日々良いご指導をいただいているためその恩を返せるようにこれからも頑張っていきたい」
ーー今後の目標はあるか
「今後は国スポや全日本選手権が控えているので、それに向けて練習に励み、優勝して個人として結果を残せるよう頑張りたい」

◆ 桐越舜(営2)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「昨年に続き今年も試合に出場することができ、いずれも勝つことができてよかった」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「関東と関西の差を見せるという意味で圧勝してやるという気持ちだった」
ーー今日の試合を振り返って
「相手が思ったより大きく、自分の思い通りには試合を運べなかったがパンチを当てることができ、5対0で勝ててよかった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「家族は北海道から応援してくれていてとても感謝している。監督やコーチには丁寧に指導していただき、それを今日の試合で実践することができてよかった。チームメイトは日頃からマスをしている仲なので感謝している」
ーー今後の目標はあるか
「国スポや全日本が控えているので、まずは予選で勝ち、本戦に出場して結果を残したい。来年のリーグ戦に向けても頑張りたい」

◆中山聖也(経1)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「率直にうれしかった」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「2連覇がかかっているという勝負で1年生ということで少しプレッシャーもあったが、いい動きができてよかった」
ーー試合を振り返って
「少し振りすぎた場面もあったが、カウンターとかもしっかり打てていたので、次の試合からもう少し慎重にジャブ出しながら組み立てていって綺麗に倒せるといいと思う」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「いつも自分1人だと何もできないがみんなの支えがあってここまで大学に入って強くなって勝てる選手になったと思うので、これからも感謝しながら頑張りたい」
ーー今後の目標はあるか
「今後の目標は、国民スポーツ大会で優勝して団体でも優勝できるように頑張る」

◆三村洸敬(仏1)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「強い駒大の中で出場させてもらえて、勝つことができ、とても嬉しい」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「最初にこんな大きな会場でするんだと思った」
ーー今日の試合を振り返って
「1年生で出場させてもらう経験を積み、いろいろあった中で試合に出られたことがまず嬉しかった。勝つことを目標に頑張ってきたので、しっかり勝てて良かった」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
ーー今後の目標はあるか
「今後は出たいではなく、『出てくれ』と言われるような存在になれよう頑張りたい」

◆ 熊本風真(経1)

ーー2連覇を達成した今の気持ちは
「1年生なので去年は出ていないが、2連覇できて本当に嬉しかった」
ーー会場に来てからどんな気持ちだったか
「会場が思ったより広くて、たくさん応援に来てくれる人がいたので恩を返したいと思っていた」
ーー今日の試合を振り返って
「今回RSCを狙ってたが、倒しきれなかったのでそこが課題だと感じた」
ーー共に戦ってきたチームメイト、コーチ、監督、家族に向けて
「チームメイトはずっと練習してきて高め合ってきた仲でここまで勝ち続けられたのも仲間のおかげだと思ってる。監督、コーチ、家族の支えは当たり前ではないので感謝していきたい」
ーー今後の目標はあるか
「個人戦がこのあと続くので、そこでも全勝して優勝できるように頑張っていきたい」

執筆者:大久保綾耶香

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