陸上競技部

DATE:2025.10.06陸上競技部

工藤2週連続PB!-第1回世田谷陸上競技会

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(撮影:川本凌生)

第1回世田谷陸上競技会が10月4日、世田谷区立総合運動場陸上競技場(東京都)で行われた。駒大からは10000メートルに村上響(地3)が、5000メートルに工藤信太朗(地3)、小山翔也(経3)、秋山稟央(営2)、中野颯人(歴2)、上岡煌(政1)、三谷虎太郎(現1)が出場。工藤が先週の1500メートルに続いて2週連続で自己ベストを更新した。

結果と戦評、インタビューは以下の通り。

◆男子10000m 第6組
17着
村上響(地3)
29分13秒89 ※初10000m
◆男子5000m 第6組
6着
上岡煌(政1)
14分16秒65
8着
秋山稟央(営2)
14分24秒77
9着
三谷虎太郎(現1)
14分36秒13
10着
中野颯人(歴2)
14分37秒16
◆男子5000m 第7組
1着
工藤信太朗(地3)
13分42秒22 ☆自己ベスト
6着
小山翔也(経3)
13分50秒01

戦評

男子10000m 6組

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レース前には安原太陽選手(24年卒・現Kao)と会話する様子も見られた村上は、大学入学後初めて10000メートルのレースに出場した。序盤は集団の後方で冷静にレースを進める。その後集団が縦長になり徐々に先頭からは離されていくも、決められたペースを守り淡々と走った。レース後「現状が分かった」と語った村上は久々のトラックレースを見事に走り切った。

男子5000m 第6組

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駒大勢は序盤から全員で先頭を引っ張る形でレースを進める。下級生4人が出場したレースで、特に1年生の上岡が積極的に先頭に立つ果敢な姿を見せた。その後中野、三谷が少し遅れる格好にはなったものの粘りの走りを見せ14分台中盤でゴール。上岡、秋山は先週に続いてのレースだったが、安定感のある走りを見せた。

男子5000m 第7組

序盤は2人とも集団の中盤に位置取りレースを進める。その後小山は第1集団の前方、工藤は第1集団の後方に位置を変えるも3500メートル付近で工藤も集団の前方へ出ていき、最後の1周で怒涛のスパートをかける。一気に首位に躍り出た工藤は自己ベストを更新する快走を披露。小山も13分台でゴールし駅伝シーズンに向けてしっかりとアピールした。

インタビュー

◆村上響

ーーレースプランは
「全日本に向けてのレースと言う位置づけで出たレースなので、決められたペースで走った」
ーーレースを振り返って
「トラックレースは2年ぶりくらいの出場で、10000メートルは初めて走ったのでレースの勘が戻っておらず、(ペースを)上げないといけないところで脚が付いてこなかった。7000メートルくらいまでは良かったがそれ以降は普段より少し遅れてしまって、トータルとして目標にしていたタイムから10秒ちょっと遅れた」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「全日本に向けての練習の一環として出たレースなので『しっかりペースを守ってラスト2000メートルで上げられるように』と言われていたが上手くいき切らなかった。全日本に向けて現状が分かったので『練習で足りなかった部分を強化していこう』という話をした」
ーー今後の目標は
「チームとして三冠を目標にしているので、昨年全日本、箱根と走らせていただいた経験をもとに今年も全日本、箱根と(メンバー争いに)絡んで、三冠に向けて自分が少しでも手助けできるようにしたい。出雲に関しては応援することしかできないが、応援する側と走る側両方経験して今後チームのためになる走りができたらと思う」

◆工藤信太朗

ーー今日の調子は
「脚が重く不安はあったが、最後スパートかけられたので最低限の調子だったと思う」
ーーレースプランは
「先週に1500メートルで少し刺激を入れてきたので、それを活かせるようなレースをしようと考えていた。45とかを狙えるようなレースにはなると思い、自己ベストを最低限出そうとしていた。最後上手く走れて良かった」
ーーレースを振り返って
「予想通りだった。プランとしては良かったが、タイムが悪かった。もう少しタイムが出たかなと思う」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「大八木総監督からは『持ち味である最後のスパートをどう活かすかが課題だ』と言われていた。今日の走りは『良い』と言っていただけると思う」
ーー先週に引き続き5000メートルでもPBだが今の気持ちは
「練習でやったことが少しづつ結果に出てきていると思う。今までは練習ではできていても、タイムが出ないことがあった。しかし少しづつタイムが出てきていて良かったと思う」
ーー今後の目標は
「今年はトラックでしっかりタイムを出すことを目標にしている。落合晃(経1)と一緒に練習をやって刺激を受けながら、少しづつ結果が出てきている。まだ慢心せずにもう10秒、15秒タイムを縮められると思うので頑張っていきたい」

◆小山翔也

ーー今日の調子は
「夏はあまり走れなかったが、ここ1ヶ月はしっかり練習ができていたので、ある程度状態は良い中でレースに臨めた」
ーーレースプランは
「富士通の方たちが、13分45秒ぐらいのペースで行くことを聞いていたので、そこの2分45秒を目標にして、ラスト余裕があればペースを上げようと考えていた」
ーーレースを振り返って
「3000メートルまでは余裕を持っていくことができたが、やはりスタミナ不足で3000メートル〜4000メートルでペースが落ちてしまった。自分の弱さのスタミナ不足が顕著に出たレースだった」
ーー監督やコーチから言われていたことは
「最近やっと練習を積めてきて『どこまでいけるか今の状態をはかるレース』と言われていた。自分でもその位置付けで、今の力でどこまで走れるかを確かめたレースだった」
ーー今後の目標は
「出雲はメンバーに入ることはできなかったが、全日本と箱根の2つは走ってチームの優勝に貢献できるように頑張りたい」

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執筆者:川本凌生

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