陸上競技部

DATE:2025.11.17陸上競技部

5人自己ベスト!! 第38回2025上尾シティハーフマラソン

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(撮影:川本凌生)

第38回上尾シティハーフマラソンが11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、駒大からは6名が出場。2人が入賞し、初ハーフを含めると5人が自己ベストとなった。桑田駿介が来年3月に行われるニューヨークハーフシティマラソンの出場権を獲得した。

結果とインタビューは以下の通り。

結果
2位
桑田駿介(経2)
1時間00分48秒 ★自己ベスト
5位
菅谷希弥(経2)
1時間01分24秒 ※初ハーフ
12位
安原海晴(商3)
1時間02分08秒 ★自己ベスト
24位
植阪嶺児(経3)
1時間02分28秒 ★自己ベスト
53位
島子公佑(営3)
1時間03分04秒 ★自己ベスト
73位
森重清龍(社4)
1時間03分29秒

インタビュー


◆桑田駿介

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ーー今日の走りを振り返って

「最初からいい流れで自分のリズムで走ることができたそこは良かったと思う」

ーー青木瑠郁と競っていた時は
「競っていたときは正直しんどかった。いつもなら離れてしまうところを今日はしっかりと粘ることができたので、自信になった。今日はいいレースができた」

ーー最後青木選手に抜かされてしまった時の気持ちは
「悔しいなと思ったが、それまでのレースの流れなどを見ると、結果として負けたので負けは負けだが、本当に良いレースだったなと思う」

ーー全日本は出走がなかったが心境は
「気持ち的に苦しかった。個人的には去年の全日本で失敗してしまったということもあり、難しいということは理解していた。ここの上尾で走り、結果を出すということを目標に練習してきたので、きちんと走れて良かった」

ーー今日のレースに点数を付けると
「ラストで負けているため何とも言えないが、8割はあげられると思う」

ーー箱根に向けて
「何区を走るかは分からないが、まずは走れるようにしっかり合宿などで準備をして、任された区間で頑張りたい」

◆菅谷希弥

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(撮影:市川智彩)

ーー今日の調子は

「普通かなというか、いつもどおりの調整はできていたので、試合前の状態としては結構自信はあった」

ーー初ハーフだったが、どのような心持ち、目標を持ってスタートラインに立ったか
「初ハーフだからこそあまり最初から恐れずに攻めて、行けるところまで行こうという心構えで、タイムは2分切り1分45ぎりくらいできたらいいと思っていたが、そこはあまり気にせず順位を狙って走った」

ーーレースを振り返って
「タイムとしては思っていたより良かったが、順位の勝負になった時に、ラスト1㌔まで3番手にいたのでそこから2人に抜かされて、勝ちきれなかったというのは反省点かなと思う」

ーー監督やコーチから言われたことは
「今の自分の反省と同じで、タイム的には割と良かったけれど最後勝負になったときに勝ちきれなかったので、そこがまだ1つ足りないところかなというふうに思う」

ーー今後(主に箱根に向けて)の目標
「今日しっかりと走れたと思うので、ここからちゃんと体調を崩さないように調整してまた練習積み直して、走るからには区間賞を取れる状態に仕上げていきたいなと思う」

ーーレースプランはあったか、同期の桑田選手と一緒に走ろうなどという会話などあったか
「レースプランは全く無くて、特にそういう話もしていなかったが、桑田がずっと引っ張っていたので離れるわけには行かないなという気持ちで走った」

◆安原海晴

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(撮影:塩澤結鈴)

ーー今日の調子は

「今日はめっちゃよかったかと言われると(よくはない)。結構疲労感がある中で練習をしてきて(調子が)万全ではなかったが、やるしかないなという思いで走った」

ーー全日本から2週間での出走だがどうだったか
「全日本や出雲記録会、東海大記録会を全部二週間くらいのスパンでやってきたので、その疲労は正直あった。その疲労プラスあまり練習が積めてない中での走りだったので苦しいところはあった」

ーーレースを振り返って
「15キロまでは先頭についていってそこから粘るという走りを想定していたが、それよりはるかに早い10㌔過ぎあたりで先頭から離れてしまって苦しい展開が続き、レースプラン通りにいかずしんどかった。最初の入りの10㌔も想定していたより速く入っていて、そこからの15㌔というところも想像以上に(ペースが)上がったのでだいぶ苦しかった」

ーー監督やコーチから言われたこと
「全日本で、自分は区間順位がチーム最下位だったので『(全日本の)悔しさを持って今回臨まなければいけない』と言われていた。自分としても全日本でいい走りができなかったので、その悔いを晴らす思いで臨んだ。また『上の順位を狙っていかないといけない。順位を狙っていけばタイムもついてくるから』と言われていた」

ーー箱根まで1ヶ月半ほどあるが何か目標はあるか、どう調整していくか
「箱根までの1か月半で今の疲労を優先的に取り、11月末あたりから選抜合宿の方に行くので、そこで十分に練習を積んで箱根に臨む。箱根ではチームとして優勝しか狙っていないので、少しでも貢献できるような走りを準備していきたい」

◆藤田敦史監督

ーー今日のレースを振り返って
「桑田が積極的なレース展開をしてくれたので、最後勝てなくて悔しいところはあるが明るい材料が増えた。チームとしては桑田だけでなく菅谷も台頭してきてくれたのが大きい」

ーー箱根の選考レースと位置付けられるが今回出走した選手はそのような位置付けか
「16人に入るための選考という部分で私もプレッシャーをかけたが、そこでしっかり走った桑田と菅谷は一定の手応えを感じた」

ーー世田谷、宮古、上尾のハーフマラソンを総括して
「世田谷は全員1年生を出して、61分台が出ているレースで(駒大の選手が)63分台だったというのは、もうちょっとかなという感じ。前半は良くても15キロからの上りで(ペースが)上がらなかったというところを見ると、まだスタミナが足りない。宮古に行った新谷と小松は先頭争いを最後までやってくれたので2人に関しては良いレースをした。さすが上級生というところで自力が段々上がってきている。上尾は桑田や菅谷が前の方で勝負してくれたので良かった」

ーー上尾ハーフまで終わってチーム全体としてどのような手応えを感じているか
「全日本を走れなかった桑田と菅谷が今回好走していたり、宮古でも新谷と小松が走ったりというところで全日本の8人だけでなく、これだけ層がかなり厚くなってきているので箱根に向けてはプラスの材料が非常に多い。このメンバーをしっかり作り込んでいって、体調不良やけがなくやらせることできれば箱根は十分戦える布陣になると思う。楽しみが増えたというのが率直な感想」

ーー箱根に向けて
「今年はチーム駒澤として総合力で箱根を勝ちに行きたいと思っている。これから1か月半あるが、しっかりした準備を以って戦うことができれば、箱根は十分総合優勝の可能性があると思うのでしっかり頑張りたい。」

ーー桑田選手は出雲からここまでどのようにしてメンタル的に持ち上げていったのか
「桑田は練習はパーフェクトにできるが試合になった時に(本領を発揮できない)というのがあったので、一度全日本は外してチームを外から見させて勉強させるということを考えてやった。その間に上尾に向けてやらせるということを本人と話して、彼が出雲でチームに迷惑をかけたという気持ちが非常に強かったので、我々がどうこうしたではなくて自分自身が変わろうとしていた。それが今回復活した1番の要因」

ーー菅谷にどのような期待をしているか
「彼はロードが非常に強い。今回初ハーフだったが、初ハーフで61分20秒台で来たのはやはり強い。今までは谷中と桑田の2枚だったのがこれで菅谷が出てきて、夏合宿一生懸命頑張った坂口もいるので、これで2年生が4人出てきてくれたら箱根は結構おもしろいなと。楽しみがまた増えた」

撮影:川本凌生

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