陸上競技部

DATE:2026.05.25陸上競技部

岸本、0.02秒差予選突破からの4位入賞!-第105回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)-

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第105回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が5月21日から24日にかけて、カンセキスタジアムとちぎ(栃木県)で行われた。駒大からは1500メートルに工藤信太朗(地4)が、10000メートルに植阪嶺児(経4)、桑田駿介(経3)、牟田凜太(地2)、3000メートル障害に牟田颯太(地2)、岸本莞爾(G1)、5000メートルに小山翔也(経4)、鈴木大翔(経1)が出場した。このうち桑田と岸本が自己ベストを更新する走りを見せ、牟田颯太と岸本が入賞を果たした。

結果と戦評、選手へのインタビューは以下の通り。

結果

5月21日 大会1日目

男子2部1500m予選1組
9着
工藤信太朗(地4)
3分58秒04
男子2部10000m決勝
9位
桑田駿介(経3)
28分07秒63 PB!!
21位
植阪嶺児(経4)
29分17秒53
28位
牟田凜太(地2)
29分53秒07

5月23日 大会3日目

男子2部3000mSC予選2組
3着
牟田颯太(地2)
9分02秒62 ※決勝進出
男子2部3000mSC予選3組
4着
岸本莞爾(G1)
9分06秒30 ※決勝進出

5月24日 大会4日目

男子2部5000m決勝
17位
小山翔也(経4)
13分55秒95
18位
鈴木大翔(経1)
13分56秒17
男子2部3000mSC決勝
4位
岸本莞爾(G1)
8分56秒26 PB!!
7位
牟田颯太(地2)
8分57秒98

戦評

男子2部1500m予選1組

kudoshin (1).jpegややスローペースで展開されたこのレース。スローペースのためラスト1周まで勝負の行方は分からない中で、1100メートルを通過すると青山学院大の椙山が猛スパートをかける。集団がなんとか食らいついて行くも、工藤は対応しきれずに徐々に先頭との差が離れていく。そのまま9着でのゴールとなり決勝進出は叶わなかった。

男子2部10000m決勝

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桑田、植阪、牟田凜太が出場したこのレース。2500メートル付近で集団が分かれると桑田は先頭集団、植阪は中盤、牟田凜太はやや後方にでレースを進める。桑田は5000メートル付近で先頭を走る外国人留学生の集団に離されるも、依然として日本人トップを狙える位置でレースを続ける。植阪と牟田凜太は中盤からやや後方付近で、単独走となるタイミングが増えていく。8000メートル付近で桑田が日本人トップの集団から離されると最終的に桑田は9位でゴール。日本人トップを取ることはできなかったものの、自己ベストを更新する走りとなった。今季ここまで好調の植阪と牟田凜太は、27分台が続出する高速レースの中でなかなか自分の走りができず悔しい結果となった。

男子2部3000mSC予選2組

sotayosen.jpeg牟田颯太が出場したこの組。牟田颯太は4月に行われたハーフマラソンに続きこの大会2種目めの出場となった。序盤から積極果敢に先頭でレースを展開するも2400メートル付近、3人の先頭争いの中で青学大の本間がやや前に出て牟田颯太は先頭を明け渡す。ラスト1周でもう1人に抜かされ最終的に3着でゴール。レースのほとんどで先頭に立つ積極的なレースを展開し、最後順位を落としはしたものの決勝進出を果たした。

男子2部3000mSC予選3組

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岸本が出場したこの組。序盤1人が飛び出すも岸本は落ち着いて2位集団の前方でレースを進め、首位をうかがう。先頭との差は徐々に縮まっていき600メートル付近で先頭を捉える。1200メートル付近で先頭に立ち、その後先頭が替わることがありながらも前を走る選手にピッタリとついてレースを進める。ラスト1周先頭争いが大混戦となる中、決勝進出に必要な4着以内をとるために必死に食らいつく。最後は2着から5着までの選手がほぼ同じタイミングでゴール。5着とわずか0.02秒差の4着で見事決勝進出を決めた。

男子2部5000m決勝

5000goal.jpeg小山とルーキーの鈴木大翔が出場したこのレース。鈴木にとっては大学入学後初めてのトラックレースとなった。序盤小山は集団の中盤、鈴木は集団の最後方に位置取る。小山は2500メートル付近では先頭集団から少し離れたところでレースを進める。鈴木は集団がばらけてくると少しずつ順位を上げていく。追い上げを見せた鈴木は最後の直線で必死の猛スパート。前を行く小山とわずかな差でゴールした。どちらも自己ベスト更新、入賞とはならなかったものの13分台で走り切った。

男子2部3000mSC決勝

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牟田颯太、岸本どちらも予選を突破し2人で出場した決勝。優勝候補筆頭の創価大ムトゥクが飛び出すが、牟田は落ち着きつつも積極的に2位集団の先頭でレースを展開する。1000メートル付近、集団がばらけ始めると牟田は4位、岸本は後方でレースを進める。じわじわと追い上げてきた岸本は、2400メートル付近で前を行く牟田颯太に追いつくと、3位にも追いつくかという勢いで猛追。惜しくも3位には届かなかったものの4位でゴール。牟田颯太は予選と変わらぬ積極的な走りを見せ7位でゴール。2人で入賞となった。

インタビュー

◆桑田駿介(経3)

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ーー今日の状態や調子は
「悪くはない中でレースに臨めた」

ーーどのような目標を持って臨んだか
「日本人トップを狙っていたが取れなかった」

ーーレースを振り返って
「7000メートルくらいまでは上手いこと走れていたが、レースが動いた時になかなか対応できなかった」

ーー自己ベストに関してどのように感じているか
「27分台というところを最低限狙っていたので満足できない結果だった」

ーー今後の目標は
「今後は最低限27分台を狙っていきたい」

◆小山翔也(経4)

koyama (1).jpegーー今日の調子は
「だいぶ自分の中では順調に練習が積めていて、前回の日体(日体大競技会)よりかは状態がいい中で臨めた」

ーーレース振り返って
「関カレなので順位を狙いつつ、その中で留学生もいて速い展開になるというのも予想していたので、順位プラス日本選手権の標準というところを目標にレースプランを立てた。だが、2000メートル過ぎぐらいで余裕がなくなってしまって、そこからズルズルと耐えられなくなった。本当に良くなくて、力不足というのを感じるレースだった」

ーー前回の日体大競技会5000メートルからの期間で今回に向けて練っていた対策などはあったか
「日体の時は振り返ってみると、うまく疲労が抜け切らなかったので、調整期間の練習だったり疲労をためないような工夫をしながら、関カレに挑んだ。そこの調整の仕方というのが上手くいかなかった」

ーー大学トラックレース初出場の鈴木選手と一緒に走ったが
「鈴木も本当に力がある選手。1年生なのでやっぱり自分が先着し、入賞して後ろ姿を見せるというのが目標だったが、不甲斐ない走りをしてしまい、鈴木にも申し訳ない」

ーー帰山さん、森重さん、田中元マネージャー(全員26年卒)が応援に駆けつけていらっしゃったが何か声をかけられたか
「招集に行く前に『頑張れ』と言ってもらえた。応援に来てくださったので、結果を出してということは思っていた」

ーー今後の目標は
「今シーズン、トラックでなかなかうまくいっていないので、もう一度そこを見直して、今後トラックのレースを走ることになれば、次はしっかり走れるように。また、やっぱり駅伝が大事になってくると思うので、三大駅伝に標準を向けて練習していきたい」

◆鈴木大翔(経1)

hiroto.jpegーー今日の状態は
「月初めに合宿があり、そこで少し距離を多めに踏んで臨む関カレになったが、距離を踏みすぎたかなと。踏みすぎといっても踏むに越したことはないが、そこで少し疲れが出てしまった」

ーーどのような目標を持ってレースに臨んだか
「この状態でどこまで走れるかという自分の状態と感覚のすり合わせというところと、感覚の把握というところで、次のレースにつなげられるようなレースにしたいと思っていた」

ーーその目標を持って臨んだレースを振り返って
「レース展開が予想していたものとは違って、自分の思ったような走りができなくなってしまった。だが、最後はしっかり自分の持ち味を生かして、スパートでペースを上げることができた。良かったといえば良かったが、全体的にいうと、まだまだ戦えるような状態ではない。しっかり仕上げて次のレースでは、自己ベストを更新していけるような走りができればいい」

ーー予想していたレース展開とは
「集団が2つかなとは思っていたが、3つ、4つぐらいに分かれてしまって、自分がだいぶ後ろの方で前に上がっていけなかったので、そこが課題だったかなと思う」

ーー最初の方は後方についていたが、そこから上がってきて最終的に13分台で締めくくる形。タイムに関してはどう感じているか
「どれだけきつくても 13分台でまとめようとは思っていたのでそこは良かったが、強いていえば、13分50秒は切りたかったなというところはある」

ーー大学に入って初めてのトラックレースだったが、今回のような大きな大会で歓声を受けてどんな気持ちで走っていたか
「身をもって大学レベルというのを感じた。1部の5000メートルを見て、レベルが全然違うなというのは感じた。焦ることなく、自分の一番近い目標からしっかり掴んでいって、ゆくゆくは箱根駅伝で活躍できるような選手になれたらいいかなとは思う」

ーー今後の目標
「箱根駅伝に出場してチームに貢献できるような走りができればいいかなと思う」

◆岸本莞爾(G1)

kanjikessho2.jpegーー今日の状態や調子は
「予選を走ってみて状態は分からない部分はあったが、意外と悪くなかった」

ーーどのような目標を持って臨んだか
「今日の目標は入賞すること。上位入賞を目指して走った」

ーーレースを振り返って
「結構最初はペースが速かったので少し自重して、自分の中での疲労度と残りの距離を計算して走った。内容的には最後3着に届かなかったのは悔しいが、最後上げられて自己ベストでもあったのでそこは良かった」

ーー0.02秒差で決勝進出が決まった。決まった時の気持ちは
「予選で落ちるわけにはいかなかったので、あそこまでギリギリになったのは次回以降気を付けないといけないと思っている。ある程度予選は余裕度があったので、あれで落ちてたら本当にもったいない人だったが、最後は胸の差で取ったのかなという感じはしていた。決勝に行けたのでほっとした、良かったという気持ちが大きかった」

ーー決勝では途中まで集団の後方にいたが最終的には4位まで上がってきた。最初抑えて後半上げるなどのプランがあったのか
「いろんな方からお話しがあったが、ある程度自分の中でいろんなシミュレーションをして臨んだ。ある程度レース展開が読めない部分もあるので、こうしようというプランはなかったが、その場その場で2択があったら正解を引けるような判断をしようと思って走った」

ーー今後の目標は
「ちょっとでも自分の力をつけて、力を伸ばせるようにしていきたい。もう1本3000メートル障害を走るとしたらそれなりのタイムを出せるようにトラックシーズンは臨みたい」

◆牟田颯太(地2)

sotakessho.jpegーー今日の調子は
「万全の状態かと言われたら、ちょっと劣るような状態ではあった。例年だと関カレ前に1本レースに出るが、コンディション不足でそれに出られずに、関カレがぶっつけ本番になってしまった。予選から余裕はあったが、身体的な疲労っていうのが大きくなってしまい、決勝もそれが残った状態で、なんとか入賞を狙うような形になってしまった」

ーーレースを振り返って
「足に疲労をすごく感じていたので、そこはレース中に出てくるのではないかという風に、最初からあらかじめ想定していた。そこをいかにカバーできるようにと考えたら、ラストに粘るというので、最初にしっかり先頭についていって、入賞は手繰り寄せられる位置で進めていくというところを最低限と考えていた」

ーー2位集団で引っ張っていく形というのは、事前に考えていたのか
「自分はレース展開的に自分で引っ張って、障害のところに誰も人がいないようにというのを極力意識している。それは接触とかを防ぐためでもあるし、優位にレースを進めていくためにも、大事だと思っている。終始それを貫いていこうと思っていた」

ーー去年も関カレでは3000メートル障害に出走されたが、去年に比べ成長した点は
「去年はレースを何本か経験していて、その中で練習とかでいっぱいいっぱいになってしまうとこもあり、体力とかが残っていなかったが、今回は体調不良とかレースに向けたコンディション不足が続いた中で、最終的に入賞はできた。ハードリングや足のケアだとか、色んなところの課題は残ったが、それ以上に走力がついたと思うので、そこが成長した点ではあると思う」

ーー今後の目標
「3000メートル障害は一旦ここで終わってしまうが、ここから 5000メートルや10000メートルと距離を伸ばしていって、ハーフマラソンという風にどんどん体力もそうだが、しっかり走力をつけて対応できる選手になる。また、6月から本格的に駅伝シーズンに入ってくると思うので、そこにしっかり絡んでいけるように1から頑張っていきたい」

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(予選を0.02秒差で通過し「セーフ」のポーズをする岸本)
執筆者:川本凌生
撮影:岩月孝樹、川本凌生

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