Cascading Style Sheet

Part 3

ここでは、CSS(Cascading Style Sheet)の具体的なスタイル設定について説明します。

行の高さを設定する

現在のWebブラウザでは、何も指定をしていないページでは行と行の間隔はほとんどなく、非常に読み辛いものになっています。そこで、次のプロパティを使います。

line-height : 値

このプロパティは、行(インラインボックス)の高さを設定します。

値の設定の仕方は、次の3通りがあります。

  1. 数値+単位
  2. 数値
  3. パーセント

具体的には次のように指定します。

BODY { line-height: 1.5em }
BODY { line-height: 1.5 }
BODY { line-height: 150% }

どの場合でも、マイナスの値を指定することは出来ません。

行揃えを設定する。

中央に揃えるタグとして<CENTER>はよく使われています。しかし、現在W3Cの方針としては廃止される予定になっています。<DIV align=center>も同様です。そうなると、将来、行揃えをする為にはCSSが不可欠になってきます。CSSでは次のプロパティで設定します。

text-align : 値

値は次のようなものがあります。

  1. left(左寄せに設定します。)
  2. right(右寄せに設定ます。)
  3. center(中央揃えに設定します。)
  4. justify(両端揃えに設定します。)
  5. 文字列(テーブルの縦列で位置を揃えたい文字を指定します。)
  6. inherit(親(祖先)要素の値を継承します。)

具体的には、CSSファイルで、

.center { text-align : center }

と指定し、

<CENTER> → <DIV CLASS="center">
</CENTER> → </DIV>

などと置き換えます。

インデントを指定する。

スタイルシートで、テキスト文章の一行目にインデントを指定することが出来ます。次のプロパティを使います。

text-indent : 値

値は次のようなものがあります。

  1. 数値+単位
  2. パーセント
  3. inherit(親(祖先)要素の値を継承します。)

このページでは、

P { text-indent: 16px }

として、段落ごとに16pxのインデントを指定しています。

背景画像を設定する

全ての要素に対して、背景画像を設定することが出来ます。 次のプロパティを使います。

background-image : 値

値は次のようなものがあります。

  1. URI(url('〜')またはurl("〜")形式で、背景画像のURIを指定します。)
  2. none(背景に画像を使用しません。初期値は「none」です。)
  3. inherit(親(祖先)要素の値を継承します。「inherit」を指定しなければ親(祖先)要素の値を継承しません。)

このページでは、

H2 { background-image : url("dot-move.gif") }

として、H2に背景画像「dot-move.gif」を設定しています。

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