Japan Radiology Congress 2025 (JRC2025) 参加録

JRC2025に遠山先生、藤田先生、中島先生、博士課程の新井さん、酒井さんを始めとした多くの学生が参加しました。

  • 期 日:2025年4月10日-13日
  • 開催地:パシフィコ横浜, 神奈川県横浜市
  • 学会名:Japan Radiology Congress 2025


JRC2025 参加録 / 修士課程3年 酒井 海渡

2025年4月10日から13日にかけて、パシフィコ横浜にて開催された Japan Radiology Congress 2025(JRC 2025)に現地参加いたしました。本学からは計3名が発表を行い、私はそのうちの1人として、初日のランチョンセミナーに登壇する機会をいただきました。

今回私が登壇したセッションは、以下の通りです。 ■ セッション名:ランチョンセミナー
■ テーマ:放射線治療計画検証の効率化 -- Varian Mobius3D & Portal Dosimetryの基礎と導入から実践経験
■ 日時:2025年4月10日(木)12:00〜12:50

本セミナーでは、放射線治療における独立線量検証の重要性を背景に、Mobius3DとPortal Dosimetryを組み合わせたQA効率化への体制の構築について、実際の導入プロセスや運用経験を交えながら紹介しました。

ランチョンセミナーということで、「ランチ付きの和やかな雰囲気かな...?」という期待も束の間、開演直前には緊張からか顔が若干引きつっていたことを、自分でも自覚しておりました(笑)。

JRC202025_1
発表時の様子

それでも、いざ登壇して話し始めると、日頃から大切にしている臨床現場の知見を丁寧に伝えることができ、会場からの質問や反応を通して、関心の高さと現場ニーズの深さを実感することができました。 今回の発表経験を通じて、「もっとこういう検証もしてみたい」「他施設の運用とも比較してみたい」といった新たな発想やアイデアがいくつも浮かび、今後の研究・臨床活動に向けたモチベーションにつながる貴重な機会となりました。

また、学会全体を通して、粒子線、最新の画像再構成技術、AIを活用した自動輪郭に関する演題が多く見られ、より一層研究に励まなければと感じさせられる内容ばかりでした。

JRC202025_2
立位CT(ITEMにて)

改めて、学会という場が、知識のアップデートだけでなく、臨床と研究をつなぐ貴重な交流の場であることを実感しました。今後も積極的に発信・交流を行いながら、自身の研究・臨床の質を高めていきたいと思います。

学会は終わっても、自分の中でのチャレンジはまだまだ続いていきます。

JRC202025_3
修士課程2年の伊藤 章騎さんの発表の様子