日本放射線腫瘍学会第38回学術大会 参加録

日本放射線腫瘍学会第38回学術大会に多数の教員と学生が参加しました。

  • 期 日:2025年11月27日~11月29日
  • 開催地:東京都、東京国際フォーラム
  • 学会名:日本放射線腫瘍学会第38回学術大会


日本放射線腫瘍学会第38回学術大会 参加録 / 学部4年 新井佑季

2025年11月27日から29日に東京国際フォーラムで開催された、第38回日本放射線腫瘍学会(JASTRO)に参加致しました。発表テーマは「脊椎SBRTにおける最終線量分布計算のグリッドサイズが脊髄の線量指標に与える影響」についてであり、駒込病院で行われた80症例の脊椎SBRTをもとに、解析した成果を報告しました。本研究は、最終線量分布計算のグリッドサイズを変化させたときに、脊髄の線量指標がどのように変化するかを詳細に評価したものです。

私は初めての学会発表でしたが、光栄なことに学生・研修医賞候補セッションに選ばれ、発表させていただきました。発表当日までに駒込病院、駒澤大学の研究室内での予演会を行い、発表のブラッシュアップをしてきました。そのため、広い会場での発表ではありましたが、あまり緊張せずに発表できました。このような貴重な場所で、私の研究を報告でき、たくさんの人に聞いてもらえたことがとてもうれしかったです。他の候補者の発表の完成度も高く、私自身も学べることが沢山ありました。今回は、賞を取ることができず、悔しい気持ちでいっぱいですが、達成感や得られたものを考えれば、とてもいい経験で刺激的な学会になりました。他のセッションでも質疑応答が飛びかい、企業の展示会では先生方や企業の方が沢山お話をされていて、将来の放射線治療は益々高度に発展していくと確信しました。

招待していただいた情報交換会では、周りの先生方の熱気や会場の雰囲気などから、発表の時よりも私は緊張して萎縮してしまいました。しかし、先生方の貴重なお話や意見などを聞けたことで、私も大きな刺激を受けることができました。
今回のJASTRO参加を通じて、研究内容の高さ、国内での放射線腫瘍学の発展など身をもって体感できたこと、私自身の発表もその一部に貢献できたことを大変うれしく思います。ここで得られた経験を糧に、大学院で行う研究や学会などにより熱意を持って取り組んでいこうと思えました。

最後に、本研究に関わっていただいたすべての皆様に深く感謝申し上げます。

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