第67回米国医学物理学会(2025AAPM) 参加録

第67回米国医学物理学会に博士課程の井出さん、修士課程の伊藤章騎さん、渡邉さんが参加しました。

  • 期 日:2025年7月27日-30日
  • 開催地:The Walter E. Washington Convention Center, Washington, DC, United States
  • 学会名:AAPM 67th Annual Meeting


第67回米国医学物理学会(2025AAPM) 参加録 / 修士課程1年 渡邉 陸

2025年7月27日から30日の間にワシントンD.C.にて第67回米国医学物理学会(AAPM2025)に参加しました。米国医学物理学会は医学物理学において世界最大の学会であり、放射線治療や医療機器などに関する討論や研究発表、機器展示が行われていました。初めての海外であったため緊張とわくわくで参加してまいりました。学会では、AI関連やAuto Contouringなどの題目が注目を集めていたという印象でした。最先端の研究や知識を得ることができて、大変勉強になりました。機器展示では、日本の企業の方と出会うことができましてご一緒に回ることができました。最新の機器が数多くあり、規模の大きい学会だと改めて思いました。

私の発表は「Investigation into the robustness of spine stereotactic body radiotherapy plans to patient setup errors」という題目、発表形式はPoster Discussion Presentationでした。発表の仕方は、1時間ポスターの前に立ち、自分のポスターを見に来た方と質疑応答するという形式でした。私の発表では質問していただきまして、つたない英語ですが答えさせていただきました。

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また、企業主催のVision RTやナイトアウトなどのディナーも開催されていました。こちらは豪華な食事が提供され、お肉やシーフード、ハンバーガー、各種お酒類が並んでいました。博物館内で行われたため、博物館を楽しみながら食事も楽しむことができました。日本人の研究者ともお会いすることができ、研究等の意見交換をすることができました。

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ここからは学会以外で感じたことについて述べていきたいと思います。 羽田空港から約13時間のフライトでワシントンD.C.に到着しました。ワシントンD.C.に到着時は、気温は30度前後であり、雨が降った後なのか湿気がまとわりつくような暑さでした。ここでは日没が遅く昼が長く感じました。

食事は、学会で数日間、ラップサンドやバケットのランチボックスをいただくことができました。外食はハンバーガーとピザを食べました。ハンバーガーは3000円くらいで、なかなかいいお値段でした。どれも味はおいしいのですが、毎日となると自分に合わないなと感じました。

滞在中にスーパーマーケットにも何度か訪れ、広々とした店内ではお肉や野菜、お菓子、日用品まであらゆる商品が揃っていました。特にお菓子が印象的でして、日本よりも圧倒的な種類と量が並んでいました。ここでも円安を感じ、日本円に換算すると2~3倍くらいで一つ一つの値段が高いように感じました。

学会の合間にホワイトハウスや国立自然史博物館、ワシントン記念塔などを見て回ることができました。

最後に、英語を話すスピードが速くなかなか理解できないことも多々ありましたので単語、会話のスキルアップをしなくてはと改めて実感しました。

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以上、AAPM2025の学会報告記でした。最後に、発表を行うにあたりご指導、ご尽力いだきました先生方、ならびに、このような機会を与えて下さいました東京都立駒込病院、放射線治療部の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。