日本医学物理学会サマーセミナー2025 参加録
日本医学物理学会サマーセミナー2025に博士課程2年の伊藤進也さんが参加しました。
- 期 日:2025年8月29日~2025年8月31日
- 開催地:福島県猪苗代町 リステルパーク
- 学会名:日本医学物理学会サマーセミナー2025
日本医学物理学会サマーセミナー2025 参加録 / 博士課程2年 伊藤進也
1)サマーセミナーの概要
2025年度のサマーセミナーは福島県のホテルリステル猪苗代にて、8月29日から31日の3日間にわたり開催されました。本セミナーは「医学物理士および医学物理士をめざす人材の資質向上を目的に、より専門性に特化した講座を開講する」という趣旨のもと行われました。今年度は線量計測の不確かさ、放射線治療機器、画質評価、画像レジストレーション、治療成績の解析、電子線など、幅広いテーマについて基礎から臨床的視点を含めた講義が行われました。
各講義では清水森人先生、上田悦弘先生、石原佳知先生、柳田智先生、武村哲浩先生、武田一也先生といった専門の先生方によるご講演があり、講義後には質疑応答を通じて活発な意見交換がなされました。また、夜には懇親会やNight Sessionが企画され、講義では聞けないような研究開発の裏話や日常業務に関する話題も共有されました。さらに、2日目にはレクリエーションの時間も設けられ、参加者同士が交流を深める良い機会となりました。
2) 感想
今回初めて2025年度のサマーセミナーに参加しましたが、講義だけでなく、食事や懇親会、レクリエーションなどを通じて他大学の学生やすでに臨床で活躍されている医学物理士、放射線技師の方々と交流することができました。学会では発表を中心とした交流が多いですが、このセミナーでは日常的な会話や研究の悩み相談など、よりフランクな場で話すことができた点が非常に印象的でした。
また、食事での集まりや様々な場でのディスカッションを通して、自分の研究に対するアドバイスをいただけたり、臨床現場での具体的な工夫や課題についてより身近に意見交換できたことは、自身の成長につながる大きな経験となりました。幅広い年代の参加者がいることで、同世代からの刺激だけでなく、先輩・先生方の実体験に基づくお話しもいただけたことは、今後の学習やキャリア形成に活かせると感じました。