2本塁打で猛反撃! 駒大が見せた意地






令和8年度東都大学野球秋季2部リーグ、対拓殖大2回戦が9月10日、等々力球場(川崎市)にて行われた。
スコア、戦評は以下の通り。
| 対拓殖大2回戦 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| チーム/回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
| 拓 大 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 駒 大 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | × | 4 |
◆戦評
1回戦にて、逆転負けを許した駒大。1部昇格に向けて、一つ目の勝ち点を掴みたい駒大は2回戦を4対3で制し、3回戦へと駒を進めた。
この日の先発は鯉川晴輝(法3)。2回表、先頭打者に四球で出塁を許す。1死二塁、ピンチの場面で2本の適時打を打たれ、2点を奪われる。
3回表、昨日先発した本間葉琉(法4)がマウンドに上がる。四球と失策で無死満塁のピンチを招くも、④水畑秀汰(政4)の本塁封殺と空振り三振で二死までこぎつける。最後は遊ゴロに打ち取り、窮地を脱した本間はマウンド上で力強く吠えた。
3回裏、先頭打者の⑧登藤海優史(商2)が、この日チーム初安打を放ち無死一塁の好機を作る。しかし、後続が投ゴロ、見逃し三振に倒れ、さらに一塁走者も盗塁失敗。得点には繋がらない。
4回裏、二者連続三振に倒れ、ここまでわずか1安打と打線が沈黙する駒大。反撃の糸口をつかみたい中、ついに駒大打線が目を覚ます。④廣田翔馬(商4)が豪快な本塁打を放ち1点を返す。4番打者として意地の一発を放った。続く⑤西田翔哉(法4)、⑥永野陽大(仏3)も連打で好機を演出。さらに⑦疋田悠真(仏4)が四球で2死満塁とすると、期待の2年生、⑧登藤がレフトへの適時打を放ち、逆転に成功した。最後は走塁死で攻撃を終えたものの、スタンドは歓喜に包まれた。
5回表、1死からレフトへの痛烈な適時打を浴び、即座に同点に追いつかれる。④水畑の好守備により、2死まで追い込む。ここでマウンドに上がったのは上川床勇希(仏2)。ピンチの場面を任されたが、落ち着いた投球を披露し拓大打線を0で抑える。
6回表、ここで仲井慎(法4)が登板。2日連続の登板となったが、決め球のフォークを巧みに操り、三者凡退に抑える圧巻の投球を披露した。
8回裏、先頭打者の③知花慎之助(法3)が左翼スタンドへ決勝打となる本塁打を放つ。ホームベースを力強く踏むと、雄叫びを上げながらベンチへ戻り、気迫あふれる一発でチームをさらに勢いづけた。
9回表、一本出れば同点の場面もエース・仲井が三振、中飛、捕邪飛と三者凡退に抑え、最後まで危なげない投球で試合を締めくくった。
4対3の接戦をものにし、今季チーム初勝利をつかみ取った。勢いに乗る駒大は、次なる3回戦へ挑む。



◆インタビュー
◆香田誉士史監督

ーー廣田(翔馬・商4)が昨日途中交代したが、本日起用したわけは
「強さは持っている。昨日足をつったような症状になっていて、どうかなと思って不安があって代えたというのもある。まっすぐを受けてタイミングが合えば強い打球が打てるから(起用した)」
ーーあれで攻撃陣も勢いづいたのか
「焦りもあったが、ああいうところで体の力のあるやつがストンとバットを出して、ああやって一気に流れ変えてくれたらでかいよなと思っている」
ーー登藤(海優史・商2)も同点打を打ったが、目覚めたものがあるのか
「もともと悪くはなかったので、あとは経験かなと思っていた。守備を考えると、この布陣は良いかなとは思っていたが、登藤はその1人としてしっかり出てきてくれたので、まだまだではあるが頑張ってくれている」
ーー昨日ちょっと触れていた眞邉(麗生・法3)も3三振だが
「ああやってどハマりもする。任せてやっていたが、やはり少し指摘したりアドバイスしたりしなきゃだめだなと(思った)」
ーー最初の頃、新しいフォームが良い感じに来るかと思ってたが
「やはりリーグ戦は甘くない。あの感じでいっていたら、150キロクラスは打てない。やはり侍ジャパンに行っていろいろ話を聞いたり、いろいろする中で、ああいうふうにしていったのかもしれないが、少し修正かなと思ってる」
ーー本間(葉琉・法4)を投げさせたあたりで、5,6回から仲井でいくプランだったのか
「いければいいなと思っていた」
ーー昨日の仲井の最初のイニングはフォームが安定していない感じだったが、今日は修正をしたのか
「やはり練習試合でできていたことがリーグ戦になったら、初戦だったらみんな呼吸がフーといくのではなくてウッと(詰まる感じ)言って投げてるような感じで、やっぱり一個呼吸が変わってるというか、止まっている感じがあった。そういうところの部分でアドバイスをしてくれて、間が出たかなと(思う)」
ーーいつもの仲井慎という感じだったが
「やはりまだまだだなと思うが、ああいう場面で出すと全然変わってしまったり、まだまだするんだなと思っている。一個落ち着けて、今日はしっかり『こういう風にやってみよう』と言って、勝ちにつながったので良かったと(思う)」


