硬式野球部

DATE:2025.09.24硬式野球部

永野の猛打でチャンス作るも、亜大1回戦に敗れる

250924_1-1
4安打を放つ活躍の永野(撮影・片岡桜香)
250924_1-2
得点につながる中安打を放つ眞邉(撮影・前田琴音)
250924_1-3
適時打を放つ鳥山(撮影・前田琴音)
250924_1-4
2イニングを無失点で抑える伴場(撮影・飴山雅)

令和7年度東都大学野球秋季1部リーグ、対亜細亜大1回戦が9月24日、明治神宮野球場で行われた。

スコアと戦評は以下の通り

対亜細亜大1回戦
チーム/回12345678
亜大 0 0 3 0 2 0 1 0 0 6
駒大 0 0 0 1 0 0 1 0 0 2

◆戦評

駒大の先発は仲村竜(営4)。
仲村は1回表、三者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せる。

1回裏、仲村を援護したい駒大打線は②永野陽大(仏2)が右安打で出塁。さらに、相手の暴投で進塁し早くもチャンスを作る。しかし、惜しくも封じられ得点できない。

3回表、2死二塁のピンチの場面で、的場(亜大)の放つ球を小林伶斗(政4)が追うも、ボールは下を抜け得点を許す。その後も盗塁と四球で一、二塁にランナーを背負い、迎えた上原口(亜大)の適時二塁打で2点を奪われる。

4回表、2死一、二塁で投手は本間葉琉(法3)に交代。ランナーを背負っての登板となるも、いつも通り冷静に相手打線を抑え、この回を無失点で終える。

4裏、先頭打者の②永野が出塁し、流れを変える。④眞邉麗生(法2)が中安打を放ち1死一、三塁で駒大のチャンスが訪れる。続く⑤鳥山穣太郎(仏4)の右前適時打で永野をホームに帰す。

攻撃で流れを掴んだ駒大だが、5回表、味方の失策と盗塁でランナーを得点圏に進められる。1死一、二塁でピンチに陥ると、後続に適時二塁打を放たれ2点を献上。
駒大は投手を石橋利久(商4)に変え、石橋はテンポ良く後続を打ち取る。

5回裏、①小林がボールを見極め四球で出塁すると、続く②永野が二塁打で1死二、三塁のチャンスを作るが、後続が倒れた。

7回表にも追加点を与え、5点リードを許した駒大。
なんとしても差を縮めたい駒大は7回裏、①小林が再び四球を選ぶ。2死一塁で迎えた②永野の打席。永野が放ったこの日4本目の安打は適時二塁打となり、駒大は追加点を獲得。

この試合で駒大は何度も得点圏に走者を進めたが、流れを維持できず、試合終了。

試合に負けたが、1部リーグの上位校との対戦で、計8安打を記録し希望が見えた駒大。
次戦は明日9月25日(木)、神宮球場にて対亜細亜大2回戦が行われる。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

ーー今季初黒星、相手投手も非常に良かったと思うが、試合を振り返って

「好投手の斉藤君は、(前週の)1戦目に悔しい思いをしているので、意地を見せてきた。こちらも粘っていたが、守備のリズムの中で3点と2点を与えてしまってしまった。(仲村)竜にしても、本間にしても頑張っていた。そこの流れ一つだったかなと思うが、ここというところ。打たせない、抑えてくる斉藤君に今日はやられたかなと思う」

ーー事前の対策などはどのように見ていたのか
「150キロのストレートと、そこからのフォークという落としのボールがある。入りも、カーブなど、多彩に入ってきたりするので、当然、真っ直ぐにかかっていって、見極めができるかっていうようなところではあった。しかしそれをさせてくれないのが良いピッチャー。今日に関してはやられたかなというところ。しかし(安打数は)8本と6本。(駒大が)8安打打ってるので、やはりこちらのリズムが欠けた部分の勝負だと思う」

ーー4回に4安打集中するも、1点しか取れなかったが、やはり強振するしかなかったのか
「色んな策はあるかなと思っているが、その中で小さい技も常備しつつ、しっかり打っていきたかった。打つしかなかったと言われれば、そこは打たせたというところで結果あの形になったが、あの回は複数得点は欲しかった」

ーーそこでもう1点くらい入ると、リズムが流れが変わって来たと思うが
「やはり(点の)取られ方も悪かったので、(点の)取り方も、悪いようなリズムになったのかなと思う。そこは確かに反省しないといけない」

ーー好投手に8安打、打力が第1週の時から含めて好調だが、打っている割に、得点が入るという感じでもないのか
「東都リーグでビッグイニングみたいになることは、よほどのミスが絡まないと無いとは思う。いつも競ってる試合をイメージするが、2、3点入ったかもなというところが1点で終わったりする。やはりギアをあげてくるし、交代したピッチャーも、どの大学もやはり良いので、中々取らしてもらえないというところ。そこが散発になってしまったり、残塁が多くなってしまっているところかなと思う。そこは反省としてやっているが、打線としては非常に良いのかなと思う。夏にやってきているところもしっかりと出ているかなと思うので、引き続き頑張りたいなと思う。1試合でも多く勝ちたいなと思う」

ーー7回に主将の出村選手が交代したが
「今日は斉藤投手にタイミングが合っていないかなと思った。その前の打席も(打ちに)いってほしいボールを見逃して、フォークボールは振らされていた。優位に立たれているという点と、今日は合ってないかなという部分。彼は長打もあるし、そういう意味も込めてというところ」

ーー久々の1部上位校との対戦だったが、話を聞いていると、課題はありながらも、手応えというものも感じているのか
「社会人のチームと試合をしても、常にいい勝負はしていた。大学のすごいチームとも良い試合をしていたし、そういうのを含めて、どうなのかと思ってやってきた。今日の試合の途中から、もう絶対に勝負になるとは思った今日の勝負は負けたが、絶対にしっかりこのままやるべきことをやっていけば、絶対勝負になるという感じはある」

執筆者:前田琴音

関連記事 - 「硬式野球部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る