硬式野球部

DATE:2025.10.21硬式野球部

仲井完投 延長戦に持ち込むも駒大打線沈黙

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154球で完投した仲井(撮影・片岡桜香)
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今季初スタメンの渡邊怜(撮影・前田琴音)
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チームを引っ張る出村(撮影・橋本佳達)
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7回裏チャンスを作る遠渡(撮影・前田琴音)

令和7年度東都大学野球秋季1部リーグ、対国学院大1回戦が10月21日、明治神宮野球場で行われた。

どんな試合もプラス材料何かを吸収し、成長しながら戦い続ける駒大。国学大1回戦ではタイブレークまでもつれるが最後に勝負のあやを掴めず敗戦を喫した。

スコア、選評は以下の通り。

対国学大1回戦
チーム/回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
国学大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
駒 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

◆選評

駒大の先発は仲井慎(法3)。安定感のある投球で走者を出しながらも要所を締め、国学大打線に思うような攻撃を許さなかった。

仲井を援護したい駒大打線は1回から4回にかけて走者を出すも、あと一本が出ず無得点。
互いに粘り強い守備と投手陣の好投が光り、前半は0-0のまま終盤へ。

6回裏には①小林伶斗(政4)が出塁するも盗塁を阻止され、得点機を逃す。
7回裏、⑤出村夢太(法4)が右前安打で出塁。続く⑥遠渡真輝人(仏2)も中安打を放ち、2死一、二塁と好機を作る。さらに⑧知花慎之助(法2)が四球を選び満塁と攻め立てたが、あと一本が出ず無得点に終わった。

両チーム無得点のまま9回を終え、試合はタイブレークへ突入した。
10回表、国学大の先頭走者の盗塁を捕手・渡邊怜斗(法2)が好送球で刺すも、続く打者の3安打がつながり2点を先制される。さらに味方の失策から追加点を許し、3点を追う展開に。
その裏、反撃を狙った駒大打線だったが、飯田(国学大)の前に三者凡退で試合終了。

仲井は154球を投げ完投したが、駒大打線がつながらず、延長タイブレークの末、0-3で惜しくも敗戦した。

次戦は10月22日(水)、明治神宮野球場にて対国学大2回戦が行われる。巻き返しを図りたい。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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ーー今日の試合を振り返って
「投手を中心に粘り強く(戦ったため)0-0の試合になったというようなところ。仲井がとにかくよく頑張ってくれた。こういう試合だからこそ、それに応えたかったが叶わなかった。守備も含めて、詰めが甘かったところが1個出たが、タイブレークまでいったので非常に良い試合ができたというふうに思う」
ーー得たものは大きい試合だったのか
「力負けしたわけではないので、明日以降のことを考えたら非常に好ゲームだった。采配であったり、勝負のあやのところの部分なので、また明日全力でかかっていきたいと(思う)。そのためにはいいものであった」
ーー仲井投手が0で抑えたのを見てどうだったか
「少ない時間の中で、先発に向けて自分の良い部分と、課題点をしっかり修正して良い入りをしてくれたと思う。154球投げたということで、頑張ってくれたというふうに思っている」
ーー入替戦回避という意味でも明日の試合は大事になってくるのか
「そこも全てのことを受け入れて、硬くなってはいけないと思う。回避しないとというようなところではない心理でいかないといけないと思う。スタートから、1つでも多く白星をつけようというふうに言っているので明日も同じ。しっかり攻めて、明日の白星をまず取るというところかなというふうに思う」
ーー最後の節に入るにあたって、何か特別に選手たちに試合前に声かけをしたのか
「青学大、中央大のところで良い試合もしながらも結局負けている部分があるので、そこは初戦に入った時の感じを取り戻そうと(声をかけた)。バッターだって打席に立てば立つほど、だんだん小さくなってみたり、気持ちも負ければ、ちょっと守りに入ってみたりということがあるかなというところで、より積極的に、攻撃的に行くことが重要ではないかっていうような感じで、この1週間は明るさも持ちながら、そして引き締めながらというような感じの声掛けを毎日していた」

◆仲井慎(法3)選手

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ーー自身の投球を振り返って
「終盤もそうだが、序盤に無駄球が多くなり球数も増えたので、やっぱりもっと先手先手で、先を追い込むことが大事だと思った」
ーー0で抑え続けたのは自身の中で良いポイントなのか
「特に3回以降に関しては、コントロールや変化球、ストライクからボールであったり、そういうの(ボール)を投げられたことが、打たせて取るピッチングであったり、0点につながったのではないかと思う」
ーー最終週の1回戦の先発ということで、大事な試合だと思うが、どういう気持ちで臨んだのか
「本当に勝つことだけを考えてマウンドに上がった」
ーー春先に故障があったと思うが、一番良い時を100だとすると、今どのぐらいまで上がってきたのか
「けがのことは別に特に感じることもないので、その不安はないかなと思う」
ーーもう万全なのか
「はい」

執筆者:前田琴音

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