硬式野球部

DATE:2025.10.17硬式野球部

中央大に完敗し1部リーグで5連敗 最下位転落

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要所を締める投球の伴場(撮影・片岡桜香)
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2者連続三振を奪う平野(撮影・前田琴音)
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1回1/3を1失点で抑える上川床
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力投した石川(永)(撮影・片岡桜香)
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ピンチを背負う杉山(撮影・前田琴音)
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圧倒的な制球力の本間(撮影・橋本佳達)
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終盤を締める仲井

令和7年度東都大学野球秋季1部リーグ、対中央大2回戦が10月15日、明治神宮野球場で行われた。対中大1回戦で大量得点を許した駒大。

2回戦は投手を大量起用し継投策で対抗するも5点を奪われ、打線も相手先発の前に沈黙し完敗。勝ち点を落とした。

スコア、戦評は以下の通り。

対中央大2回戦
チーム/回 1 2 3 4 5 6 7 8 9
駒 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
中 大 1 0 0 0 0 1 3 0 × 5

◆戦評

先発を任されたのは伴場柑太(営1)。
初回、先頭打者に二塁打を許し、1死三塁から繁永(中大)に適時打を浴び先制を許す。2回にも走者を背負うが、後続を断ち切り追加点は許さない。以降は両先発がテンポよく打者を打ち取る。

5回裏、駒大は伴場に代えて平野渚(法1)をマウンドへ送る。平野は2者連続空振り三振を奪うなど好投を見せる。

しかし6回、3番手・上川床勇希(仏1)が登板すると、1死一、三塁から安田(中大)にスクイズを決められ追加点を許すが1失点で抑える。

7回裏には石川永稀(市4)が登板するが、制球が定まらず5球で杉山優哉(経1)にスイッチ。1死一、二塁のピンチで皆川(中大)の適時打三塁打、続く1死三塁の場面で繁永(中大)に連続で適時打を浴び、この回3点を失う。杉山は7球でマウンドを降りた。
なおも1死一、二塁の場面で6番手・本間葉琉(法3)が登板。持ち味の制球力を生かし6球で相手を併殺に仕留め、ピンチを脱した。

一方の打線は、相手先発・山口(中大)の前に沈黙。走者を出す場面も少なく、好機を作れないまま試合は終盤へ。

9回表、①眞邉麗生(法2)が左前安打を放つも、後続が続かず無得点。最後まで相手投手陣を攻略できず完封負けを喫した。

この敗戦で勝ち点を落とし、順位は最下位に後退。
次戦は10月21日、明治神宮野球場で行われる。

◆インタビュー

◆香田誉士史監督

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ーー今日の試合は監督から見てどこが敗因だったか
「まず2安打(に終わった)というところは山口(中大)にしっかり抑えられたことが大きいと思う。その中でどれだけ最小失点でいけるかというところで、(打線で)つなぐイメージであったがポイントで点を取られたので、そういう勝負だった。次にこれはしっかり生かさなければならないと思っている」


ーー先発の伴場(営1)のピッチングについて
「初回の立ち上がりは課題として、1年生でありながら尻上がりで調子が上がって前半はいけると思っていた。でもピッチングスタッフに入れてた人数の部分では3回でも4回でもいってくれればいいなと思っていたプランニングだったのでよく投げてくれた」


ーー7回の継投が続いたところはある程度イメージ通りだったのか
「場が変われば色々出てくるが、そういう状況だったのでイメージの中で思い切って起用した。でもすごくいい部分が見えたり、まだ課題が見えたので次に向けて良かったと思う」


ーー相手の山口は球が速いわけではないが打ちにくいものなのか
「やはりコントロールと、スピードガンにはないキレと、変化球のキレ、そして角度というものは非常に良いように感じた。やっぱり150km出ても甘かったり、平行ボールであったりリリースが見えていたり、変化球もぼんやりとしていたらその方が打ちやすいと思う。彼は本当にベストピッチングだったと思うし、岩城(中大)より嫌な感じがするのかなと思う」


ーー余裕を持って戦ったのかとも思ったが
「そうでもないが、上手くやられたという感じ」


ーー打線も変えて投手の起用も今までにないパターンに変えているが、新しい流れを作ろうとしているのか
「(昨日)ああいう負けだったので思い切って打順を変えたりして、投手も多く入れて『新しく行くものもいるぞ』ということで、そういう中で次の国学戦に向けても新たなものが出てこないといけないので、そういうのもあって思い切って使った。いつも初回で点を取れていないのと昨日あれだけ点を取られたため、眞邉から上手くいけば点に絡むということもあると思った。ここは思い切り変えていい時だと思った」


ーー来週の国学大戦は今季の勝負所だが、それまでにどのような調整をするのか
「今日出た反省と投手陣の人選など含めて、プラスに捉えていきたいと思っている。ここ数年この辺(入替戦)の位置にいて、去年は1つも(勝ち点を)取れなかったが今年は1つ取っているので、他のところもどこが落ちるのか上がるのかというふうになっていると思う。ここはプラスに捉え、入替戦になればなったでプラスに捉えて行くことだと思っている。そこで守りに入って『勝たないと最下位だぞ』という感じで戦うのは、うちとしては良くないと思う。うちがいつもよくやってる入替の立場になるならばそれはそれで、というふうに受け入れながら、そしてプラス材料にしながらやる方がうちとしては1番いい結果になり、いいパフォーマンスにつながると思う」

◆出村夢太(法4)主将

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ーー苦しい戦いが続いているが、今日の負けをどう受け止めて次に臨んでいきたいか
「連敗しているが、春も連敗の経験があって、(夏の)オープン戦でも連敗の後の戦い方を準備してきたつもりである。1番大事なのはこの流れで来週(の国学大戦に)入ることだと思うので、どういう声かけをするかはまだ決まっていないが、このまま行かないような動きを少し考えて入れればいい。そこから勝ってきた経験もあるので、そこは考えてチームで話したい」


ーーベンチの雰囲気について
「去年2部だった時は相手にリードされるとベンチが死んだりすることはよくあったが、今年はベンチが死ぬというのはなくなった。逆に今年は攻撃力があると思っているので、3点くらいリードされても行くぞという雰囲気はベンチにある」


ーー試合に出る機会が少ない中でチームキャプテンとして心掛けていることは何か
「僕の代わりにも経験の少ない選手もたくさんいるのでそこの声掛けだったり、今日の伴場も久しぶりの先発だったので試合に入る前に明るい声を出した。出てる選手がとにかく思い切りやってくれるような声掛けをするしかないと思っていたので、そこだけは絶対やろうと思ってしてきた」

執筆者:前田琴音

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